映画『路上のソリスト』

監督：ジョー・ライト/原作：スティーヴ・ロペス/出演：ジェイミー・フォックス ・ロバート・ダウニーＪｒ．
『路上のソリスト』

LAタイムズのコラムニスト、スティーヴ・ロペスが書いた実話。

有名俳優が出演しているのに
ごく一部の劇場でしか公開されなかったのはなぜかなぁ？
と、思っていたのだが…観てみてなんとなく納得。

この手の話にしてはドラマチックな展開がない。
感動の涙が…的なものもそれほどない。
ちょっと話が難しい…気がする。

…がしかし、これは実話。
そうそうお涙頂戴だらけでは現実味がない。
そして何よりも
ジェイミー・フォックス とロバート・ダウニーＪｒ． が凄まじく素晴らしい！

心に病を持つホームレスの天才チェリスト、ナサニエル。
相対して…LAタイムズの有名コラムニスト、スティーヴ。
二人の微妙で複雑で移り変わっていく関係。
どうしても通じ合う事のない考え、互いに解り合いたい思い。

劇中であるオーケストラの演奏を聴いているナサニエルに
様々な色が目の前で交錯する場面がある。
音が色で見える人がいると聞いた事がある。
あれはそういうことなのかなぁ？
…なんて思いつつ
最後まで目が離せなかった。


なかなか見ごたえのある作品でございました。




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