映画『クヒオ大佐』

原作：吉田和正／監督：吉田大八 ／脚本：香川まさひと・吉田大八 『クヒオ大佐』

騙すのが悪いのか、騙されるのが悪いのか…？

なぜこんな嘘に騙される女性がいるのか摩訶不思議ではあるが
誰かに必要とされたい…、
誰かに甘えたいすがりたい…、
どことなく寂しい女たちがクヒオ大佐に振りまわれる。

胡散臭く、ちょっと情けない、そしてどうしても憎めないクヒオ大佐。
涼しげで優しい眼差しと何処か母性本能をくすぐる堺雅人は正に適役だと思った。
そして幸薄で一途な弁当屋の松雪泰子もなかなかハマり役だったと思う。

…だけど、あり得ない！

…だけど世の中には「え？なんで？！」みたいな詐欺事件って結構あったりする。


色んな腑に落ちない所はさて置き…、
シリアスなコメディーでございましたな。





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