監督・脚本:園子温 /原作:古谷実 『ヒミズ』
漫画家・古谷実の問題作を映画化。
家庭環境に恵まれない少年と愛に飢えた少女。
ともに15歳の2人の日常が
ある事件をきっかけに絶望と狂気に満ちたものへと変わっていく。
第64回ベネチア国際映画祭で
主演の二人がマルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)を受賞。
冒頭から流れるレクイエムと震災の足跡。
あまりにも生々しくまだ直視するには早すぎる映像。
撮影途中の大惨事、監督からの大幅な脚本変更があったと聞く。
…何を一番伝えたいのだろうか?
そこも興味のあるところだった。
…園子温作品を観ていない人には痛々しさを感じただろう。
…園子温作品が好きな人には物足りなかっただろう。
観終わってまずそう思った。
でもこの映画は園子温監督からの
震災への応援を含め、
泥暗い絶望の中でも希望の光は生まれる、という
精一杯のメッセージが込められているのだろう、とも思った。
そして何よりも主演の二人。
どこか心の奥の触れられないような部分が涙を流しているようで、
何を揺さぶられたのか分からないが…苦しかった。
…素晴らしい!!
非常に乱暴な青春映画だ。
TOP
漫画家・古谷実の問題作を映画化。
家庭環境に恵まれない少年と愛に飢えた少女。
ともに15歳の2人の日常が
ある事件をきっかけに絶望と狂気に満ちたものへと変わっていく。
第64回ベネチア国際映画祭で
主演の二人がマルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)を受賞。
冒頭から流れるレクイエムと震災の足跡。
あまりにも生々しくまだ直視するには早すぎる映像。
撮影途中の大惨事、監督からの大幅な脚本変更があったと聞く。
…何を一番伝えたいのだろうか?
そこも興味のあるところだった。
…園子温作品を観ていない人には痛々しさを感じただろう。
…園子温作品が好きな人には物足りなかっただろう。
観終わってまずそう思った。
でもこの映画は園子温監督からの
震災への応援を含め、
泥暗い絶望の中でも希望の光は生まれる、という
精一杯のメッセージが込められているのだろう、とも思った。
そして何よりも主演の二人。
どこか心の奥の触れられないような部分が涙を流しているようで、
何を揺さぶられたのか分からないが…苦しかった。
…素晴らしい!!
非常に乱暴な青春映画だ。
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