監督・脚本:園子温『恋の罪』
1990年代に実際に起きた殺人事件を撮り上げたサスペンス。
殺人課の女刑事、大学のエリート助教授、人気小説家を夫に持つ専業主婦、
それぞれ立場の違う3人の女性たちの交錯する運命を描いたストーリー。
渇いた女、抑制された女、堕ちた女、そして憎む女。
それぞれが居場所を求め守る為に
生きながらに壊れてゆく。
光の裏には必ず影がある。
日常の中に溜め込んでいるグツグツ煮えたぎったアク。
吐き出す為に探し求める‘城’。
だが彼女たちの‘城’は‘迷宮’で
それは‘廃墟’だったのかも知れない…。
園子温監督作品にしては
グロさが薄く感じたが
逆に共感する者も、観る者もかなり選ぶ作品ではないだろうか。
そして、劇中に度々引用される‘田村隆一’の詩。
ちょっと説教臭くはあるが…結構好きかも。
最後に…、‘大方斐紗子’恐るべし!
TOP
1990年代に実際に起きた殺人事件を撮り上げたサスペンス。
殺人課の女刑事、大学のエリート助教授、人気小説家を夫に持つ専業主婦、
それぞれ立場の違う3人の女性たちの交錯する運命を描いたストーリー。
渇いた女、抑制された女、堕ちた女、そして憎む女。
それぞれが居場所を求め守る為に
生きながらに壊れてゆく。
光の裏には必ず影がある。
日常の中に溜め込んでいるグツグツ煮えたぎったアク。
吐き出す為に探し求める‘城’。
だが彼女たちの‘城’は‘迷宮’で
それは‘廃墟’だったのかも知れない…。
園子温監督作品にしては
グロさが薄く感じたが
逆に共感する者も、観る者もかなり選ぶ作品ではないだろうか。
そして、劇中に度々引用される‘田村隆一’の詩。
ちょっと説教臭くはあるが…結構好きかも。
最後に…、‘大方斐紗子’恐るべし!
TOP