監督:ペドロ・アルモドバル/原作:ティエリ・ジョンケ『私が、生きる肌』
ペドロ・アルモドバル監督が
ティエリ・ジョンケの小説「蜘蛛の微笑」を原作に放つサスペンス。
亡き妻の代役を創造しようとする形成外科医と
そのゆがんだ愛情のいけにえとなってしまった者の姿を描く。
原作を読んだ時、
これを映像化するのは結構エグい事になるだろうと思った。
が、思ったほどエグくもグロくもなかった。
映像は原作のイメージ以上にアートっぽく作られている場面や
逆に滑稽に映ってしまう場面などもあるが
アントニオ・バンデラスの濃すぎる色っぽさが倒錯感を高め
エレナ・アナヤの色素薄な美しさが物語を複雑化させる。
禁断、アブノーマル、やりすぎ…と言ってしまえばそれまでだが
狂気的な愛情は変態と美徳の紙一重のところにあるのかも知れない。
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ペドロ・アルモドバル監督が
ティエリ・ジョンケの小説「蜘蛛の微笑」を原作に放つサスペンス。
亡き妻の代役を創造しようとする形成外科医と
そのゆがんだ愛情のいけにえとなってしまった者の姿を描く。
原作を読んだ時、
これを映像化するのは結構エグい事になるだろうと思った。
が、思ったほどエグくもグロくもなかった。
映像は原作のイメージ以上にアートっぽく作られている場面や
逆に滑稽に映ってしまう場面などもあるが
アントニオ・バンデラスの濃すぎる色っぽさが倒錯感を高め
エレナ・アナヤの色素薄な美しさが物語を複雑化させる。
禁断、アブノーマル、やりすぎ…と言ってしまえばそれまでだが
狂気的な愛情は変態と美徳の紙一重のところにあるのかも知れない。
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