”tomorrow is another day”

     ただなんとなく・・・

映画『ラヴレース』

2014年04月28日 | 映画とか
監督:ロブ・エプスタイン 、ジェフリー・フリードマン /脚本:アンディ・ベリン
『ラヴレース』

伝説のポルノスター、リンダ・ラヴレースの半生を描いた衝撃作。
1972年に公開され、アメリカで社会現象となったポルノ作品
『ディープ・スロート』誕生の内幕に迫る。


何かの映画を見に行った時に
チラッと予告が流れ、
そのヒロインの愛らしさとファッションに惹かれ
一人の女の子のポップなサクセスストリーなんだろうなぁ~と…。

全然違ってた!

まずこれは事実に基づいた作品である、という事。
厳格な家庭に育ち、母親との確執のある関係に悩み
自分の家にすら居場所がなかった少女が
ただ自分だけの安らげる場所が欲しかった、という事。
性革命の象徴とたたえられ
新しい女性の旗手として祭り上げられたリンダ・ラヴレースが
実は旧弊極まりない女性蔑視の伝統の犠牲者だった、という事。

後に彼女はDV被害の啓蒙とポルノ追放に半生を掛けることになる。

ポルノを題材にしているので過激な映像はあるものの
主演のアマンダは清純派を失わず
社会性のある作品だと私は思う。


リンダ・ラヴレース、
時代と男と社会に翻弄された健気で強い女性だ。







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