監督/脚本/原作:岩井俊二
『リップヴァンウィンクルの花嫁』
岩井俊二監督が長編実写の日本映画としては12年ぶりに手がけた作品。
派遣教員の女性が義母に浮気の濡れ衣を着せられ、
家を追い出されながらも
なんでも屋の男や不思議な女性と交流しながら
心の変化を遂げてゆく姿を描く。
フランス映画にも似た乾燥した淡色な世界観。
少女の心を持ったまま大人になってしまったのか…、
少女が女性になる過程で何か階段を飛ばしてしまったのか…、
岩井俊二の作品にはこう言う女が良く登場する気がする。
はたまた、岩井俊二はこう言う女が好きなのか(笑)…、
などと思いながら鑑賞していた。
無防備で純粋な女たちは危なっかしい。
無防備で無知な女は哀しくも愛らしい。
無防備で淋しい女は壊れやすく切ない。
無防備で不器用な女は痛々しくも温かい。
どこか現実にありそうな部分と
まるでお伽話のような部分が
ゆっくりと流れる時間の中で交差する。
求め求められるのを望み
自分の居場所を求め続けるオンナ達の物語…なのかな。
『リップヴァンウィンクルの花嫁』
岩井俊二監督が長編実写の日本映画としては12年ぶりに手がけた作品。
派遣教員の女性が義母に浮気の濡れ衣を着せられ、
家を追い出されながらも
なんでも屋の男や不思議な女性と交流しながら
心の変化を遂げてゆく姿を描く。
フランス映画にも似た乾燥した淡色な世界観。
少女の心を持ったまま大人になってしまったのか…、
少女が女性になる過程で何か階段を飛ばしてしまったのか…、
岩井俊二の作品にはこう言う女が良く登場する気がする。
はたまた、岩井俊二はこう言う女が好きなのか(笑)…、
などと思いながら鑑賞していた。
無防備で純粋な女たちは危なっかしい。
無防備で無知な女は哀しくも愛らしい。
無防備で淋しい女は壊れやすく切ない。
無防備で不器用な女は痛々しくも温かい。
どこか現実にありそうな部分と
まるでお伽話のような部分が
ゆっくりと流れる時間の中で交差する。
求め求められるのを望み
自分の居場所を求め続けるオンナ達の物語…なのかな。