貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

三島宿:三島大社

2016-10-30 10:35:39 | 日記
8 三島宿: 三島大社   6月17日 14:55~
           
 箱根山から一速か二速で一気に下ると、三島市である。
 三島大社は、三嶋大社とも伊豆魂神社とも呼ばれている。
  天然記念物が金木犀とは珍しい。香りも凄いだろうなと金木犀に見とれてしまった。

                           
どむみりとあふちや雨の花曇り 芭蕉

あふち(棟)とはセンダンのことで、雨空の中で参詣。神池のあふちの群れを仰ぎ、
 残してきた病床の妻すての身を案じて詠んだという説明書きであった。



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箱根山中:富士見平食堂前

2016-10-30 10:27:15 | 日記
箱根山中: 富士見平食堂前  6月17日 14:20~

箱根も落ち着いて、何の騒動もなかったかのように以前のままだった。
 箱根の山も車ではすいすい。トラックの追いかけてくるスピードには、びっくり。煽り?
 国道1号線と旧道が交差する場所にある昔栄えた富士見平の食堂は閉鎖されていた。
 がら空きの駐車場に車を止め、新たにつくられた句碑では一番目立ちたがり屋という程
でっかい句碑に出合う。記念撮影。
白塗りもはっきりしていて、芭蕉の句もよくわかった。

  霧しくれ富士を見ぬ日ぞ面白き 芭蕉


大磯宿:鴫立(しぎたつ)庵

2016-10-29 13:48:52 | 日記
5 大磯宿: 鴫立庵(しぎたつあん)  6月17日 12:30~13:00

日本三大俳諧道場のひとつ。俳諧も道場で鍛錬、その道を究めていたのだ。
受付の女性の方が、「どちらから?」とまず声を掛けられる。「東京の青梅から」と対応。
 ゆったりした口調なので、ほっとする。蚊対策も万全にし、情趣豊かな庵内を散策。
 時空を越え浸る事もできた。

    「春たちてまだ九日の野山哉」

    「日のみちや葵かたむく皐月雨」  

    「みのむしの音を聞に来よ草の庵」  
 
     「はこねこす人もあるらしけさの雪」
                    
               4句全て芭蕉作