令和3年11月30日(火)
霜月も晦日、穏やかな日和である。
宿駅のそばに浮世離れした僧がいて、
「栗という字は、西の木だから
西方浄土を示す。」
と、つまらないことを言うと、
走り書きしている。
ほんとお坊さんも悟りとはほど遠し?
やっと例の等躬宅から逃げ出して、
沼の多い街道を行く。
この辺り花かつみが多いと
『古今和歌集』にあったので、
「どなたか花かつみはどれか教えてください。』
と、人々に尋ねてみるが、誰もしらない。
がっかり!
今は、花かつみは、「ひめしゃが」とされ、
郡山市の花として制定されている。
安積山公園で、しっかり育てられている。
二本松から福島に来て、宿に泊まる。