貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

常の夜ならず

2018-11-30 08:47:09 | 日記

常の夜ならず

平成30年11月30日(金)

 数日前撮影した鬼ゆず、

ほんとにでっかい!

 今年も昨年並みになっている。

 隣町の一軒の庭先。

 ほんに珍しい!

 今朝も上越市へ。

 琴平神社 参拝!

2017(平成29)年 10月11日15:20~

 琴平神社は、関川の河口近くにある

神社。

 文化年間(1804~1817年)にあった

洪水の際に祠が見つかり、四国の琴平神

社から分霊したといわれている。

 正式には「ことひらじんじゃ」ですが、

地元の人からは「こんぴらさん」と

親しまれている。

 境内には、安寿と厨子王の供養塔のほか、

松尾芭蕉が直江津に立ち寄った際

(1689年)に詠んだ

「文月や 六日も

     常の夜には似ず」

の句碑が建てられている。

 これが、旧芭蕉句碑。

 潮風がまともでは、石もかなわず?

 新たな芭蕉句碑。

芭蕉句碑の説明板

可愛い阿吽狛犬。


片葉葦?

2018-11-29 08:58:09 | 日記

片葉葦?

平成30年11月29日(木)

 上越市の居多神社、

二度目の参拝!

 

 居多神社は、国主命・奴奈川姫・

建御名方命を祀り、越後一宮とも

呼ばれる延喜式内社。

 代々、国司の厚い保護を受けてきた。

 親鸞聖人も上陸の際に一番に詣でた

といわれ、聖人にまつわる越後七不思議

の第一番「片葉葦」が群生していること

でも知られている。

 越後の風情のひとつを感じつつ・・・。

参拝!

 鎌倉時代の作と推定される、市指定の

文化財・木造狛犬や、年1回公開される、

中世から近世にかけての居多神社文書

(市指定文化財)が保管されている。

 これが狛犬。阿像。

 吽狛犬。

 何ともいえぬ可愛さ!

親鸞上人立像。

芭蕉の句碑は見当たらず!


五つの知恵

2018-11-28 08:34:10 | 日記

五つの知恵

平成30年11月28日(水)

「うらぶれて こゝ かしこ

 さだめなく 

 とび散らふ落葉かな」

 ふらんすのヴェルレーヌの詩。

 木枯し一号が吹かないかもしれない

という予報も。

 初冬の風情をちょっと感じたいの

だが・・・。

 芭蕉翁の碑

 芭蕉の句は、

「薬欄に いづれの花を 草枕」 。

 三重の塔は、寛政6年の火災以後、

安政3年(1856)に宮大工曽武川常右衛門、

江崎長三郎の手により着工。

 その後、慶応元年(1865)に上棟され

整備されたが、高欄などが未完成のまま

現在に至っているという。

 また、塔の壁面には高田の名工石倉正義銘

の十二支と中国十二孝の半分の彫刻が

はめ込まれているそうだ。

 当寺の本尊は、大日、薬師、宝生、

阿弥陀、釈迦の半丈六(身丈四尺五寸)

の五如来。

 また、五智如来の信仰は庶民的なもので、

大日如来は太陽のごとく万物を慈しみ、

五穀豊穣の功徳を表す。

 薬師如来は、病魔を退散させる医薬の

功徳を、

 宝生如来は、福徳財宝の功徳を表し、

 阿弥陀如来は極楽往生の功徳を、

 釈迦如来は、智慧聡明の功徳を祈願

しているという。

 なお、教理のうえで、

「五智」とは、大日如来の五つの智慧

(法界体性智、大円鏡智、平等性智、

妙観察智、成所作地)

を意味している。

 敷地内に、白山神社も合祀。

 丁重に参拝!


いずれの花を!

2018-11-27 08:49:44 | 日記

いずれの花を!

平成30年11月27日(火)

 今朝も上越市へ。

 五智国分寺を参拝!

 2017(平成29)年 10月11日  14:25~

 五智国分寺は、今から1200年程前の

天平13年に、聖武天皇が日本の平和と

繁栄を祈願して、その国ごとに国分寺

と国分寺尼寺を建立された越後の国の

国分寺。

 ご本尊が五智如来なので、五智国分寺

ともいう。

五智付近史跡図

 仁王門。

 また、境内には親鸞聖人の旧跡の

竹之内草庵があり、等身大の自刻像が

安置されている。

 二度目の参拝だが、広々した境内は

古を思い浮かべるのに相応しい。

 仁王門には、阿吽仁王像が雄々しい。

 

 

 千代垣素直の碑群あり。

歌碑は、

「人よりも まず驚きて 日盛りの

     暑さも弱る 秋の初風」

 その説明。

 仁王門の近くに芭蕉句碑がある。

 芭蕉の句碑は、

「薬欄に いづれの花を 草枕」

 つづく。


かへり花

2018-11-26 08:47:31 | 日記

かへり花

平成30年11月26日(月)

 今朝も上越市。

 正 輪 寺 参拝

 2017(平成29)年 10月11日  13:54~ 

  参拝後、芭蕉句碑と対面。

 説明板には、

「この句は、芭蕉が、武士達の花見

を通りすがりに見て詠んだものと

思われる。

『景清とは平家の侍大将で,悪七兵衛

景清といわれた人並みはずれた剛勇の

士のことで、悪七兵衛と呼ばれた景清

のような強い武士でも,花見の席では、

ただの七兵衛になって花見を楽しんで

いるようだ。』

という内容の句で,翁草に掲載された。

 宝暦13年(1763)、地元南本町

の俳人で,芭蕉の孫弟子といわれる

南嶺庵らによって建てられてた句碑。」

と記されている。

芭蕉の句は、

「十三夜の 月見やそらに かへり花」

珍しい句碑である。