石山寺と那谷寺、大津市と小松市?
平成31年1月31日(木)
1月も流れ去る。余波雪降るか?
「那谷寺開創千三百年大祭が、平成29年
に行われたよう。
「自主山厳屋寺」から「那谷寺」へと改名。
南北朝時代に戦乱に巻き込まれ、
荒廃した。
近世に入って加賀藩藩主前田利常が
再建。
この時の大工は気多大社拝殿を建てた
のと同じ山上善右衛門である。
前田利常は、江沼郡の大半を支藩の
大聖寺藩に分置したが、この那谷寺が
ある那谷村付近は自身の隠居領とした
ため、その死後も加賀藩領となった。
(後に領地交換で大聖寺藩領となる)
芭蕉は、分かりやすく、的確に奥の
細道に著し、大津の石山寺の奇岩を
引き合いに出し、句を編む。
私は石山寺の山門近くに下宿した
ことがあるので、本当に縁の先人
という感触も増幅す。
翁塚として、奥の細道の記載と句碑を
整え、尊崇していることは「自然」の理
に適っている。
前回は、景勝の奇岩にまで這うように
していき、参拝。
紅葉を堪能したが、今回は胎内くぐりに
留める。
つづく。