猫の子は,春の季語!?
平成30年10月31日(水)
昨夜遅く読んだ本の中に・・・。
百代の過客しんがりに猫の子も
という加藤楸邨の句を見つける。
勿論、「百代の過客」は、
芭蕉の奥の細道の書き出しの、
「月日は百代の過客にして、
行かふ年もまた旅人なり。」
をひいている。
流れゆく長い長い時の連なりの
一番尻尾に,生まれたての子猫が‥。
子猫が,春の季語だという説明。
あどろき,桃の木、山椒の木だ。
そして、後書き。
「私に命が宿るのではない。
命にいっとき私が宿っているだけ
だと。」
と、著者の岸本さんの言。
自我や自己からの解放かな?
その後、安らかな眠りに・・・。
今朝は、胎内市へ。
乙寶寺(おっぽうじ)は、新潟県
胎内市乙(きのと)にある真言宗智山派
の寺院。
猿供養寺、乙寺(きのとでら)とも
呼ばれる。
境内には国の重要文化財である三重塔
や、大日堂(本堂)、本坊、方丈殿、
六角堂、弁天堂、観音堂、地蔵堂が建つ。
新潟県屈指の古寺で、釈迦の左眼を
納めたと伝える舎利塔など、寺にまつ
わる伝説や逸話が多く残されていると
いう。
乙宝寺参拝!
仁王門は、延亨二年(1745年)に改修され、
奈良創建の金堂の古材が使用されていると
いう。
仁王尊は行基菩薩の御作。
独特の仁王の威力と風格を感じる。
本堂右手の脇に、複数の石碑がある。
つづく。