貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

久弥は白山、私はつど山

2019-02-23 09:04:36 | 日記

久弥は白山 私はつど山

平成31年2月23日(土)

九山とは、深田久弥さんの俳号。

 全昌寺、芭蕉忌における九山作の全句碑。

「翁忌や 師をつぐ故に 

         師を模さず」

「裏山へ 危ふき道の 

           草紅葉」

「翁塚 たわゝの柿の 

       触るゝかな」

「句碑並び 山茶花の影

           萩の影」

等11首句碑だ。

並ぶ句碑は・・・・。

流水や木圭の句碑あり。

流水句碑

木圭句碑

はせをと曾良の句碑


 また、室町時代からの供養塔で、

六つの面を持ち、 それぞれ持ち物

が違う六地蔵とその石塔が建立

され ている。

 あまりにも有名な、

『日本百名山』は、深田久弥さんが著した。

 名著である。

 その著書の中で、

「日本人はたいていふるさとの山を

 持っている、

 山の大小遠近はあっても、

  ふるさとの守護神のような山を

 持っている。

  そしてその山を眺めながら育ち、

  成人してふるさとを離れても、

  その山の姿は心に残っている。

  どんなに世相が変わっても、

  その山だけは昔のままで、

  あたたかく帰郷の人を迎えて

 くれる。

  私のふるさとの山は

       白山であった。」

 私の古里の山は、つど山と

白米城である。

 
                    

 

 

者勢起塚から九山へ

2019-02-19 08:50:13 | 日記

者勢起塚から九山へ

平成31年2月19日(火)

 私の知人の4年生の子が、

青梅マラソンの小学校4年の部で、

優勝!!

 昨日最大の朗報。

 さて、あわら市大昌寺の芭蕉。

 折節庭中の柳散れば、

「庭掃いて 出でばや 

    寺に散る柳 」

とりあへぬさまして、草鞋ながら

書捨つ。」

と記されている。 

 それを奥の細道碑として建立。

 そして、芭蕉と曾良の句碑が整備

されている。  

 芭蕉句碑は、正面に「者勢起塚」。

 これが、「者勢起塚」。

「はせを塚」だ。

 つまり、「芭蕉の塚」。

 右側面に、

「庭掃いて 出でばや寺に

         散る柳」

という芭蕉の句が彫られている。

 

 苔生してちょっと定かでは

ないのが残念! 

 そして、自称芭蕉の弟子の九山へ。

 作家で登山家であった深田久弥さん

は俳人で、自称芭蕉の弟子だったこと

は、前回参拝した時初めて知る。

 彼の俳号は、「九山」。

 句碑は、 

「翁忌や 師をつぐ故に 師を模さず」。

 さすが、『日本百名山』の著者。

 そして、九山の11首の句が碑に

彫られている。

 味わい深し。


寺泊の御礼は庭掃き

2019-02-18 08:45:09 | 日記

寺泊の御礼は庭掃き

平成31年2月18日(月)

 第53回の青梅マラソンは、30キロ

新記録が出て、無事終了!

 多摩川沿いを青梅街道ひた走り。

往きは上り、折り返し後は下りが主。

 「帰って来いよ』の音楽、和太鼓演奏

等地元の人の応援も多い市民マラソン。

 今日は、足を引きずりながらの出勤も

よい。

 新記録や完走、おめでとう!!

 今朝は、加賀市へ。

 全昌寺だ。 

 芭蕉宿泊寺。

 大聖寺城主・山口玄蕃頭(のかみ)

宗永公の菩提寺で、金沢藩および

大聖寺藩の御広敷、武士、町人

などの寄進により、慶応3年

(1867)に完成した。

 釈迦三尊、四天王、十大弟子、

 五百羅漢の総計517体の仏像が

完全に具備し、京都の仏工・山本茂祐

の仕様書、寄進台帳が現存している。

 参拝!

 元禄2年(1689年)奥の細道の

行脚の折、松尾芭蕉と河合曽良が

宿泊。

 その部屋は現在茶室として復元され

ており、境内には句碑もある。      

 奥の細道全昌寺の段では、

「大聖持の城外、全昌寺といふ寺に

とまる。猶加賀の地也。

曾良も前の夜、此寺に泊て、

『終宵 秋風聞くや 

       裏の山 』

 と残す。

 一夜の隔千里に同じ。吾も秋風を

聞て衆寮に臥ば、明ぼのゝ空近う

読経声すむまゝに、鐘板鳴て食堂

に入。

 けふは越前の国へと、心早卒に

して堂下に下るを、若き僧ども

紙・硯をかゝえ、階のもとまで

追来る。

 折節庭中の柳散れば、

「庭掃いて 出でばや 

        寺に散る柳 」

とりあへぬさまして、草鞋

ながら書捨つ。」

と記されている。 

 それを奥の細道碑として建立。


春告走の青梅マラソン

2019-02-17 08:45:26 | 日記

春告走の青梅マラソン

平成31年2月17日(日)

 昨日から春の兆し。

今日は、春告走の「青梅マラソン」。

 真っ青の空と北風が吹き抜ける中、

1万8千人以上の健脚者が集う走の

祭典だ。

 今年のスペシャル・スターターは、

野口みずきさん。

 アテネ五輪直前の04年の大会で、

シドニー五輪金メダリストの高橋

尚子の持つ記録を2分48秒も縮めた、

1時間39分9秒の新記録を樹立し、

アテネオリンピックの金メダリストに

なった人。

 御岳駅付近で、折り返しへまだまだ

上る私、そして跳ぶように下っていく

野口選手をちらっと見て、元気を貰った

記憶がある。

 もう53回。

 みんな、がんばって完走を!!!!

 


木戸門跡に五つの句!

2019-02-16 08:33:41 | 日記

木戸門跡に五つの句!

平成31年2月16日(土)

 昨朝は、歯科検診。

 歯の掃除もしていただき、すっきり!

 自分で毎食後磨いていても、

こんなに綺麗にすっきりはしない。

 歯科の器具とか技術の進歩はほんとに

有難い。深謝、深謝!

 今朝は、加賀市へ。

 再び、芭蕉の館へ。

 

 芭蕉の館の木戸門跡に、

5つの句碑があるということを

思い出し、再度芭蕉の館へ。

 芭蕉の句は、

今日よりや 書付消さん 

           笠の露

 

『奥の細道』300年祭記念として、

『山中温泉』の曾良との別れの段を、

蕪村の筆になる絵入りで残されて

いる。

 その解説は、誰でも分かるように

きめ細かい構成で作成されている。

 私にはとても有難い説明であるし、

俳聖を尊び、山中の歴史と文化を

大事にされている証のひとつでも

ある。 

 

 次の写真が、

「奥の細道三百年祭記念碑」の説明板

である。