薙ぎ倒す力!?
先日、新聞で「薙ぎ倒すしたたかな力」と
いう黒井さんのエッセイを読んだ。
ただでは起きぬしたたかさというか、
とらえ方の幅広さというか、発想のよさとい
うか、興味深く読ませていただいた。
その内容は・・・・。
「ある朝、食べかけの器にスプーンを差し
入れたままだったスプーンの柄に手が引っか
かって・・・。」
という書き出し。
(うん、あるある。)と自分の体験を
思い出し、共感。
「その数日後、今度は丈の高いコップに手が
引っかかり、自分に向けて勢いよく倒してし
まう。」
失敗から何も学ばず、同じことを繰り返
すのは・・・というお咎めも唯々黙して・・。
ここまでは、おんなじおんなじと、
共感は倍加する。
そこからが違う黒井さん。
「食卓の器やコップ等を倒す際の自分の手や
腕の動きが、何とも勢いよくサッソウとした
ものに感じられる。」
そして、
「薙ぎ倒すという表現が思わず身の内から
走り出た」という。
「この不作法にして破壊的行為であると
同時に、なにやら生命感の迸るような勢いが、
そこに隠れている気がしてしまう。」
と。
そうか、高齢になると増えがちなこういう
行為そのものを生命感溢れる失敗として位置
づけられたら気はもっと楽になるなあ!
このしたたかさを、わたしも・・・?!
もう備えていると、言われそうだが。
今日は、なにを薙ぎ倒そうか・・・?
水が増え川の砂利浜を活用する鴨たち
先日、新聞で「薙ぎ倒すしたたかな力」と
いう黒井さんのエッセイを読んだ。
ただでは起きぬしたたかさというか、
とらえ方の幅広さというか、発想のよさとい
うか、興味深く読ませていただいた。
その内容は・・・・。
「ある朝、食べかけの器にスプーンを差し
入れたままだったスプーンの柄に手が引っか
かって・・・。」
という書き出し。
(うん、あるある。)と自分の体験を
思い出し、共感。
「その数日後、今度は丈の高いコップに手が
引っかかり、自分に向けて勢いよく倒してし
まう。」
失敗から何も学ばず、同じことを繰り返
すのは・・・というお咎めも唯々黙して・・。
ここまでは、おんなじおんなじと、
共感は倍加する。
そこからが違う黒井さん。
「食卓の器やコップ等を倒す際の自分の手や
腕の動きが、何とも勢いよくサッソウとした
ものに感じられる。」
そして、
「薙ぎ倒すという表現が思わず身の内から
走り出た」という。
「この不作法にして破壊的行為であると
同時に、なにやら生命感の迸るような勢いが、
そこに隠れている気がしてしまう。」
と。
そうか、高齢になると増えがちなこういう
行為そのものを生命感溢れる失敗として位置
づけられたら気はもっと楽になるなあ!
このしたたかさを、わたしも・・・?!
もう備えていると、言われそうだが。
今日は、なにを薙ぎ倒そうか・・・?
水が増え川の砂利浜を活用する鴨たち