人は自分を弱く誤らせるものを信じるものだ。
目を覆われるからではなく
心を動かされるから。
シェイクスピアの「冬物語」では、時間が言葉を話し
怖れても遅らすことが出来ず、苛々しても早められない
そして取り返しのつかぬ時間なるものが
全ての悲劇の主役だという。
救いに来るかどうかわからない悲劇に向き合うのとは違い
人間の登場によって目の前を通過する悲劇の行列は
信集すべき観念への信用を得て、
又、証人の怠慢によって信じることをやめるのも容易だ。
幻想が絶えず裁かれ、征服され、計量され、
戦い一掃され再発見される。
信の種にも、不信の種にもなるのは同時性を感じ取る観客達だ。
詩は時間の共鳴によって私達に位置を与え私達に戻ってくる。
別次元の海に降る雨は時間の連続の果実であり
時間の移り変わりを見つめ
そこから去って、忘れられ、消されてゆく感情の未来が告知される。
それに立ち会う君(調整機能)は愛。
緩やかに主張してくる世界は一つになり、波のように呼び覚まし
最後に応えるのは自然だ。
MAYDAY五月天 [ 愛情的模樣 This is Love ] Official Live Video
2021-04-06 15:35:24の追記