我が身ながらの師匠なりけり
「その道に入らんと思う心こそ我が身ながらの師匠なりけり」
戦国時代を生きた茶人、千利休の言葉からの引用。
"その道"を天窟(空の穴、空が落ちる)に
"入らん"をいらんに変えた根拠はダイエットの教訓から。
日常~道に入る茶道は
どんな偉い立派な人でも自分から頭を下げ、
屈んで入る小さな間口を抜けることは人を動物的条件に引き戻す。
静かに正座し作法の模範は模倣を遵守することで
人間の在処に隠れて安心する。
ロックの爆音と叫びは善と悪の混在に同意している獣ではなく、
望んだだけ示される魅力とか自分の在りかを探し求めてる段階で
「行き突くつくまで行き就いたら」野暮ったくはない。
そういう力(重荷に仕えている、重圧に耐えている)
人間であることの主張。
魂の隅々にまで表象される純粋さ(喜び、不安、苦渋、共感)や、
非日常な空間に虚構ではない場の共有、把握されずとも同意と持続。
一期一会など善以外のものを生み出しはしないし余剰もない。
人間性を隠させることで個性を引き立てさせる日本的茶の思想と
洋楽ロック魂を交差させてしまっても多分天才(私は下足人)には関係ない。
世の中全てに似ていても、誰も天才に似ておらず、
皆と僅かに一歩隔てた物事があるのが天才(芥川龍之介)
可能性は必然性を、変分は不変量を見極める試金石となるうる。
天才が見つけるものは独創性よりも基準性というものかもしれない。
完璧主義なほど複雑さからの解放を切望し続けていて、
単純さや唯一性へ昇って限界を知れるかどうか。
ヒカルちゃん的には「根性なし」でもそれはそれで美しさはあるそうだ。
ONE OK ROCK -Sky fall- (AMBITIONS JAPAN DOME TOUR" 2018 MIX ver.)