何でもない日々

優しさの素は幸せ
幸せの素は楽しい
楽しく生きる人は優しい

有能と無情の狭間に

2024-11-16 08:21:40 | 詩はあいまいな哲学
直感は盲目で、想像力がなければ思想も概念もない。
親愛なる哲学者よ、このような暗いうごめきを集め
直感から概念へ、そして祈りへと上昇するものと
這いつくばり絡み合いながら更に下降するものとの
その接近に人は仮象の信用貨幣のように用いられる。

有能というのはどこまでを射程にいれて考えられた判断なのか。
文明的フレームで見れば
科学技術の輝かしい成果が問題を解決し
切り開かれた時代があったことは疑いようがない。
様々な移動の狭間に情報コストは大幅に凝縮され、
豊かで便利な世の中が生まれたことは否定すべくでない。

果たして人間の心は
科学が可能にした革新的なスピードに
追いつくような更新を果たせて来れただろうか。

欲望の可能性と限界が併存して無意識に「降りたい」と願いつつ
「降りられない」ジレンマに苦しみ
無駄の集積である人生の代物が本質でも、
作り手の気付いていないものを視聴者が勝手に発見する可能性について
閉じるのではなく、全てサイクルと捉える。

ねじれを抱えつつ悪戯に変えることばかりに飛びついてしまわずに
義務感は伴わず、脱線を恥じずに「図らずも伝わる」という豊かさを守り、
良質なものは失わぬよう丁寧に見極めねばならない。
過去の膨大な作品の実験の歴史まで視野に入れたとき方法の可能性が拡がる。

MAIYARAP x TaitosmitH - ตามนั้น (Prod. by SpatChies) | YUPP!
2023-02-28 05:58:24に追記
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