何でもない日々

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もう一つの宇宙ストーリー

2023-08-22 17:48:18 | 詩はあいまいな哲学
太陽は太陽系の質量の99.9%を持つのに
角運動量は系全体の1%しか持たないことをラプラスのモデルで
太陽の自転がゆっくり過ぎることを説明出来なかった。

プレンティスは円盤状の太陽系星雲が収縮しながらリングを分離させる時に
角運動量をリングに渡したと考え、
その予言はボイジャーによって観測された新情報とピッタリ一致した。
『エベレストの頂上は昔、海だった/小出良幸』より

「夜は決して暗くない」暗くないはずのものが実際には暗い。
これがパラドックスの正体で、夜というストーリーでは
どの星も地球から見るとかすかな光にしか見えず、
星がどれほどあろうと夜は夜のままと何となく考えている。

しかし、オルバースは「そうではない。」と云った。
地球上はもはや太陽が認識できぬほどにサングラスで誤魔化せるような
明るさではなく無限に明るいと。
パラドックス解決策として、永遠に我々の眼に届かない光は
情報途絶の銀河だ。
そんな銀河は我々の銀河に属しているとは言えない。
もはやあの世の銀河だ。そういう意味で宇宙には果てがあり有限だ。

宇宙が有限だとしても銀河は無限数にあるのだから
パラドックスは解消されない。
しかし、解決は我々が日常よく体験するある現象の中にあった。
光を含め全ての波に起こる「ドップラー効果」だ。
波を発している本体が地球から遠ざかる時「赤方偏移」し
宇宙が猛スピードで膨張を続けているから
宇宙が光で充ち溢れることがなく
かくして、夜は太陽が沈むからではなく宇宙全体の動きが
安らぎの夜を与えてくれている。
『科学という考え方/田中三彦』より

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