こんなにも煌びやかで 鮮やかに
夜空を彩り 光を放つ花火
幾重にもキラキラきらめき 己だけの世界を
見せつけ どん欲に 投げかけて 何かを放つ
受け止めても 知らぬふりでも 何だっていい
そこにあるのは夢舞台
着飾った大輪の花が咲乱れ
宝石をちりばめた 玉手箱が開く
花びらを散らして 金色の玉
ジェット気流に乗って飛交う 火の粉か しぶき舞い
輪を描いて 飛び上がり まわって開き 飛び散リ
消え去るさだめに はかなさはあっても 寂しさはない
ああ......
もしもここに絵具があったら
塗り重ね ド派手に 華麗に描けるだろうか
いいえ、とても表現できない凄さがここにある
興奮 歓声 爆音 船灯り 華やかさ
今年も見に来た 花火大会
大勢の見物客で賑わう 異次元の世界
少しだけ夢に浸って 夢に沸く