あまりにも
眩しいほどに 輝かせながら
鮮やかなオレンジ色の光を放ち
瀬戸内の海へ 沈んで行く夕日
何処へ 行くのだろう
いつもの散歩道
町並みが見える丘は もう誰もいなくて
遠くでコンビニの明り 微かに見えるけど
近くの外灯は まだともらない
少しづつ 少しだけ
落ちて行くような 燃え立つ
自然の不思議な光景に 引き込まれて
茜色に染まった空に 置いてけぼりに
されてしまった
もう 夕日は
水平線に沈んだだろうか
海は樹木の陰に 隠されてしまい
届かない声で 何を言えばいいだろう
いつの間にか
夜空に 一番星が光って…