いつもが いつものように
さりげないほど 自然に ゆっくりと
時には 慌ただしく ざわめきながら
流れていく 時季だけど
何かが違って見える いま・・・・
風景も 人の心も 自然の営みも 暮らしのかたちも
何かが 毀れていくような
何かが 壊れていくような
何かが 無くなるような
何かが 元に戻れないような
悲鳴にも似て 何かが起こりそう
いいえ
現実の中で 起きてしまった
人はみんな 自然の驚異にあまりにも弱く
社会全体が世界が どれだけ飛躍し繁栄しても
自然や未知への恐ろしさ
凄まじいほどの威力 強さには
とても かなわない
そう
見えない敵 コロナの驚異
テレビや新聞を見るたび 気持ちが萎えて
世界の危機にまで 広がったウイルスに
どうも出来ない もどかしさ
とてつもなく広がる 恐怖と脅威が
襲ってくる
いまは
近所の小さな公園も誰も居なくて
何だか ブランコや滑り台が寂しそう
早咲きの桜が 薄桃色で咲き始め
椿や山茶花と一緒になって
見に来てほしいと待っている
子供達の笑い声
聴いてみたいと待っている
いつもの 平静さを取り戻し
いつものように 穏やかな流れに
何気なく 通り抜けて行く風
きっと それは春風だろうから
追いかけてみたい
早く 終息して欲しい
いまは ただ それだけで~