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いつ頃から 降り始めたのか
音もなく 静かに降りそそぎ
木斛の小さな みどり葉に
水晶の珠のような 透明な雫
溢れるほど 乗っかかって
いっぱい いっぱい
何かしらの淡い光
放っているよう
何を喋っているのだろう
誰を待っているのだろう
響きも 轟きも 叫びも 揺すりも
何もない 無数の小枝に
忘れられ 飛ばされたようで
もしかしたら 必死で
何かを伝えて~
いつまでも降り続く雨
何気ない まわりの景色のなか
思い思いに 想像を膨らませ
何かをかきたてるようで
雫は贈り物 神秘な宝石
気持ちを宥めてくれる
窓辺からの
絵画のような 小さな世界
色彩も 音色も フォームも 雰囲気も
どのようにも 変えていく 変えられる?
不思議だけど 何故か
想いのなかで 遊んでいるような
今朝の雨・・・・