井の中の蛙、カイラス山巡礼に挑む!

夢のカイラス巡礼を終え、登山を再開しました。山岳信仰の延長上に四国遍路、カイラス山巡礼があり、原点の登山に戻ります。

憧れのカウンナイ川を遡行する・その2

2013-09-17 20:36:06 | 大雪山系の山
 9月11日 その2

 魚止めの滝下にある釜で十分な釣果を得たのでいよいよ間近に迫った「滝の瀬13丁」に会うために腰を上げます。

 11:40分、まずは左岸に渡渉しなければなりません。
ここで、どうしたことか川の中程でSz氏が転んでしまいました。
幸いに水深はそれほど無いので大事には至りませんでした。
休憩しているうちに身体が冷えてバランスを失ってしまったようです。

 左岸の滝下にテン場がありました。
   
 この場所が増水した時にも安全か微妙な高さですが、平らで広いのは魅力的でした。

 ここから左岸を高捲いて滝上に出ます。
するとすぐ上にもう一つ滝が見えています。 
   
 左にカーブした先に滝が見えています。

   
 近くに来るとなかなかの流れで迫力があります。
でも、この滝は流れの横を登ることができます。

 その先にもう一つ大きな滝が待ち構えています。
   
 この滝は水線沿いには登れないと思い捲道を捜すと右岸にあるのが見つかりました。

   
    この捲道を上がると、そこが、「滝の瀬13丁」の始まりでした。

   
 川幅一杯の滑滝が目に飛び込んできます。

 11:50分、ここから至福の45分間でした。
まずは、滝の瀬13丁の全貌をお楽しみください。

   

   

   

   

   

   
    時にはこのように滝となり水が集まります。
    その水色はコバルトブルーです。

 やがて二股の滝が見えてきます。
   

 左岸の滝も勇壮で良い姿をしています。 
   

   

   
    滝と釜が連続しています。
    釜の水色が何とも言えないくらい綺麗です。

   

   

   

   

   

   

   
    一番奥に見える滝が最後の滝でした。

   
    滝の上です。
    「滝の瀬13丁」はここから流れ降るのです。

 12:55分、目の前にオーバーハングしている滝が見えてきます。

左岸に捲道があるようには見えないので右岸を登ります。
そうすると踏分道がありました。
それを登って行くと垂直の岩が見えてきます。

 この岩の上からフィックスロープが数本下がっています。
そのロープにはかなり古いものがあるので束ねて引っ張ってみます。
信頼できそうか疑問なのですが、岩壁に手がかりがあまり無いので3歩分ほどこのロープに全体重を掛けないと登れそうにありません。
「切れるな!」と祈るような気持ちでロープに手を掛け3歩分ほど腕力で身体を引き上げます。

 手懸かりのあるところまで身体を引き上げほっと一息です。
岩を登り終えてちょっと降るとテン場がありました。
   

 このテン場に着いたのが13:00分、でした。
まだ早い時間といえば早いのですが、ここまで8時間の行動をしています。
今日は早じまいということでこのテン場で1泊することにしました。

 テントを立てるとやることもないのでお酒を飲んでゆったりとした時間を過ごします。
こういう時間がもてる山は最高ですね!      
   
   

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
うーん、きれい! (みいちゃん)
2013-09-18 06:55:21
いいですねえ。体力に自信があれば行きたいですけど・・・。
音まで聞こえてきそうな写真です。
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あまりに穏やかな・・・ (MIKO)
2013-09-19 21:01:57
滝の瀬13丁はここまでの沢歩きと比べると穏やかなのでついつい歩き急いでしまいました。
もっと、ゆっくり歩いて楽しめば良かった・・・
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