昨夜はお腹の調子も落ち着き少しは寝られた。
高山病の兆候は全くない。
そういえば、昨日まったく動けない女性が一人いた。
食堂の日当たりの良い窓辺にうずくまっているロシア系の若い女性がいました。
時語気ガイドが声を掛けていましたが、小さな声で答えるだけで、まったく動けないようだった。
高山病の症状が出ているのだと思って見ていた。
窓の外が明るくなってきたので出発の準備をしながら朝日が出るのを待っていると、ガンガプルナの山頂に朝日が当たり出す。
カメラを持って2階のテラスから写す。
朝日が当たり白く輝くガンガプルナは、ヒマラヤヒダと呼ばれる独特の縦縞模様を山腹に輝かせ、荘厳さを増して迫ってくる。
少しずつ朝日が山肌の下へ向かって当たる度に、微妙に表情が変わっていく。
それがとても美しい。
時折山頂を風が吹き抜け雪煙を舞いあげる。
その雪煙にも朝日が当たり赤く輝いている。
朝食を食べながら、写真を写したり、刻々と姿を変える山の様子を堪能する。
7:40分、宿を出発する。
今日もいい天気で青空が空一杯に広がっている。
マリシャングディ・ナディの流れもすっかり細くなってきた。
その細い流れをさらに遡っていく。
9:00分、ヤクカルカに到着。
本来の予定では、マナンに2泊して、次に泊まるのがこのヤクカルカだったが、今日はハイキャンプまで登る予定なので、このまま歩くと1日早くトロンパスを通り抜けることになる。
後ろを振り返るとアンナプルナヒマールの山が白く輝いている。
さて、上流に吊り橋が見えてくる。
この橋を渡ると後30分ほどでトロン・フェディに着くといわれたが、吊り橋を渡ったところから急な坂道があり、この辺りで足が動かなくなってきた。
でも、息苦しさはないのでゆっくり体を動かしていると何とか歩ける。
12:00分、やっと、トロン・フェディに着く。
ここで昼食を取ることにしたが、狭いサンルームの食堂は人で溢れている。
裏手に回るとテラスがあり、ここは風が当たず日差しもあるのでここで昼食を取ることにする。
ヌードルスープとパンケーキを頼んだが、早い話ヌードルスープというのはインスタントラーメンだった。
塩味のラーメンだったので美味しく食べられた。
サンルームの食堂へ行って少しうたた寝をする。
ゆっくり休んでいるとそろそろハイキャンプへ行くと言われ準備をする。
下の宿へ水を買いに行く。
1リットル、60ルピーだった。
12:45分、ハイキャンプへ向けて歩き出す。
ここからは急な坂道となり、折り返しの道が上へ上へと続いている。
足が動かなくなってきているので、200まで数を数えそこで一息つくのを繰り返し登っていく。
私はいつも苦しくなると200まで数を数えそこまで頑張ることにしている。
動きが悪いのは足だけなので何とか歩けている。
標高4,500mを超えているが息苦しさは感じていない。
坂の上の方にハイキャンプが見えてきた。
でも、ここから15分掛かりやっとハイキャンプに着く。
13:50分、ハイキャンプ着。
今日は標高差で約千メートルも登っている。
普通、1日辺りの高度差を5百メートルほどを目安にトレッキングをするが、今日はその倍を登っている。
幸いに、高度さによる障害は特にない。
私達の部屋はこの母屋の陰にある。
ハイキャンプは満員に近いほど混んでいる。
ここでも、Oくんと同室になる。
私達の部屋は。母屋から2~3分ほど下がった所に別棟となっている。
壁は石造り、床は土間のまま、5室ほどの別棟にトイレが付いているだけ。
寒いので母屋にある食堂で過ごす。
ここも人で溢れているが、暖房もない部屋なので寒い。
夕食後までこの食堂で過ごすが、いろいろな国の人達が来ておもしろい。
私達の大きなテーブルに着いていたのはロシアの人達だ。
若い女性もいるが年寄りも多い。
着ている服などの装備を見ているだけで、何となくのお国柄が分かってしまう。
そんなことで時間を潰し、寒い部屋へ帰る。
明日は4:30分に出発するといわれてる。
トロン・パスは午後になると風が強くなるので、早い時間に通る方がいいのだ。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
今日の行動
7:40分 チュサンを出発
9:00分 ヤクカルカ着
12:00分 トロン・フェディ着
12:45分 トロン・フェディ出発
13:50分 ハイキャンプ着
ネパール携帯電話事情
今回ネパールに来て一番驚いたのが携帯電話の普及でした。
前回、カイラス山巡礼(3年半ほど前)に来たときに、携帯電話を使っている人はほとんど見かけませんでした。
それか、今回のトレッキングではガイドさんだけではなくて山の奥に住んでいる人も携帯電話を使っているのです。
一番驚いたのは、チベット人のような服装のおばさんが携帯を片手に持って電話している姿でした。
この姿は、札幌の町中の人と何ら変わるところがありません。
ガイドのビビサンに聞くと、ネパールの携帯電話は通話しかできないようでメールを打つことは出来ないようです。
その他、iモードやアプリとかも使えません。
通話料は1回あたり、2~3ルピーといっていました。
日本の感覚では高くはないのですが、1ルピーの価値が20円~30円ほどかといわれると、安くもないと行ったところでしょうか。
通話エリアですが、今回歩いたコースでいえば使えなかったのはトロンパスを挟んだ一部の地域だけでした。
マナンやムクチナートでは通話できましたので、他のトレッキングルートでもほとんど使えるようでした。
高山病の兆候は全くない。
そういえば、昨日まったく動けない女性が一人いた。
食堂の日当たりの良い窓辺にうずくまっているロシア系の若い女性がいました。
時語気ガイドが声を掛けていましたが、小さな声で答えるだけで、まったく動けないようだった。
高山病の症状が出ているのだと思って見ていた。
窓の外が明るくなってきたので出発の準備をしながら朝日が出るのを待っていると、ガンガプルナの山頂に朝日が当たり出す。
カメラを持って2階のテラスから写す。
朝日が当たり白く輝くガンガプルナは、ヒマラヤヒダと呼ばれる独特の縦縞模様を山腹に輝かせ、荘厳さを増して迫ってくる。
少しずつ朝日が山肌の下へ向かって当たる度に、微妙に表情が変わっていく。
それがとても美しい。
時折山頂を風が吹き抜け雪煙を舞いあげる。
その雪煙にも朝日が当たり赤く輝いている。
朝食を食べながら、写真を写したり、刻々と姿を変える山の様子を堪能する。
7:40分、宿を出発する。
今日もいい天気で青空が空一杯に広がっている。
マリシャングディ・ナディの流れもすっかり細くなってきた。
その細い流れをさらに遡っていく。
9:00分、ヤクカルカに到着。
本来の予定では、マナンに2泊して、次に泊まるのがこのヤクカルカだったが、今日はハイキャンプまで登る予定なので、このまま歩くと1日早くトロンパスを通り抜けることになる。
後ろを振り返るとアンナプルナヒマールの山が白く輝いている。
さて、上流に吊り橋が見えてくる。
この橋を渡ると後30分ほどでトロン・フェディに着くといわれたが、吊り橋を渡ったところから急な坂道があり、この辺りで足が動かなくなってきた。
でも、息苦しさはないのでゆっくり体を動かしていると何とか歩ける。
12:00分、やっと、トロン・フェディに着く。
ここで昼食を取ることにしたが、狭いサンルームの食堂は人で溢れている。
裏手に回るとテラスがあり、ここは風が当たず日差しもあるのでここで昼食を取ることにする。
ヌードルスープとパンケーキを頼んだが、早い話ヌードルスープというのはインスタントラーメンだった。
塩味のラーメンだったので美味しく食べられた。
サンルームの食堂へ行って少しうたた寝をする。
ゆっくり休んでいるとそろそろハイキャンプへ行くと言われ準備をする。
下の宿へ水を買いに行く。
1リットル、60ルピーだった。
12:45分、ハイキャンプへ向けて歩き出す。
ここからは急な坂道となり、折り返しの道が上へ上へと続いている。
足が動かなくなってきているので、200まで数を数えそこで一息つくのを繰り返し登っていく。
私はいつも苦しくなると200まで数を数えそこまで頑張ることにしている。
動きが悪いのは足だけなので何とか歩けている。
標高4,500mを超えているが息苦しさは感じていない。
坂の上の方にハイキャンプが見えてきた。
でも、ここから15分掛かりやっとハイキャンプに着く。
13:50分、ハイキャンプ着。
今日は標高差で約千メートルも登っている。
普通、1日辺りの高度差を5百メートルほどを目安にトレッキングをするが、今日はその倍を登っている。
幸いに、高度さによる障害は特にない。
私達の部屋はこの母屋の陰にある。
ハイキャンプは満員に近いほど混んでいる。
ここでも、Oくんと同室になる。
私達の部屋は。母屋から2~3分ほど下がった所に別棟となっている。
壁は石造り、床は土間のまま、5室ほどの別棟にトイレが付いているだけ。
寒いので母屋にある食堂で過ごす。
ここも人で溢れているが、暖房もない部屋なので寒い。
夕食後までこの食堂で過ごすが、いろいろな国の人達が来ておもしろい。
私達の大きなテーブルに着いていたのはロシアの人達だ。
若い女性もいるが年寄りも多い。
着ている服などの装備を見ているだけで、何となくのお国柄が分かってしまう。
そんなことで時間を潰し、寒い部屋へ帰る。
明日は4:30分に出発するといわれてる。
トロン・パスは午後になると風が強くなるので、早い時間に通る方がいいのだ。
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今日の行動
7:40分 チュサンを出発
9:00分 ヤクカルカ着
12:00分 トロン・フェディ着
12:45分 トロン・フェディ出発
13:50分 ハイキャンプ着
ネパール携帯電話事情
今回ネパールに来て一番驚いたのが携帯電話の普及でした。
前回、カイラス山巡礼(3年半ほど前)に来たときに、携帯電話を使っている人はほとんど見かけませんでした。
それか、今回のトレッキングではガイドさんだけではなくて山の奥に住んでいる人も携帯電話を使っているのです。
一番驚いたのは、チベット人のような服装のおばさんが携帯を片手に持って電話している姿でした。
この姿は、札幌の町中の人と何ら変わるところがありません。
ガイドのビビサンに聞くと、ネパールの携帯電話は通話しかできないようでメールを打つことは出来ないようです。
その他、iモードやアプリとかも使えません。
通話料は1回あたり、2~3ルピーといっていました。
日本の感覚では高くはないのですが、1ルピーの価値が20円~30円ほどかといわれると、安くもないと行ったところでしょうか。
通話エリアですが、今回歩いたコースでいえば使えなかったのはトロンパスを挟んだ一部の地域だけでした。
マナンやムクチナートでは通話できましたので、他のトレッキングルートでもほとんど使えるようでした。