井の中の蛙、カイラス山巡礼に挑む!

夢のカイラス巡礼を終え、登山を再開しました。山岳信仰の延長上に四国遍路、カイラス山巡礼があり、原点の登山に戻ります。

一度で二つの山頂を踏む!

2014-04-28 07:40:42 | 札幌近郊の山
 先日登ったオロフレ山の近くに徳舜瞥山(1,309m)とホロホロ山(1,322m)という双子のような山があります。
伊達市大滝にある山ですので札幌からは少し遠いのですが、この山からの眺望がすばらしいので出かけてきました。

 
  4月19日(土曜日)

 今日のメンバーは、オロフレ山に登ったUchiさんとmarboさんです。

 支笏湖のほとりにある樽前山の登山口でUchiさんと合流、徳舜瞥山の登山口へ向かいます。
私は以前この山に登ったことがありますが、スタートとなる登山口を夏山の登山口としたため延々と続く林道歩きに閉口した記憶があります。

 今回は、その登山口ではなく、もっと、西側にある農道を登りそこからスタートします。
目の前には畑が広がり、その向こうに徳舜瞥山の山頂が見えています。
   

 8:45分、目の前の畑をドンドン山頂目指して歩きます。
天気は雲一つ無い快晴です。
風もないので少し歩くと暑くなってきます。
この辺りが春を感じさせます。

 畑を登り切ると林になります。
所々にピンクテープの目印がありますが、山頂の方向がはっきりしているのでそこを目指して登ります。
しばらく登ると視界が開けてきます。
後ろを振り返ると羊蹄山がクッキリと端正な姿を見せています。
   
 
 途中に不思議な窪地がありました。
   
   池のように水が溜まりそれが凍っていました。

 山頂部がかなり近づいてきました。
   
 この上は一気に傾斜が増します。
灌木がうるさくなってきますが、山頂下までスキーで頑張って登ります。

 山頂のすぐ下でスキーをデポします。
ここからほんの10分ほどで徳舜瞥山の山頂でした。
   

 11:00分、山頂に到着です。
ここからの眺めは最高でした。
すぐ近くには先日登ったオロフレ山が見えています。
   

 遠くには有珠山と洞爺湖が見えています。
   

 その他には、南西の方角には噴火湾の向こうに駒ヶ岳や狩場山、積丹半島の山々、夕張・芦別岳、日高山脈
360度にいろいろな山が見えています。

 今日は天気がいいのですぐ目の前に見えているホロホロ山へ行ってみることにします。
吊尾根を降って登る30分の行程で、12:10分に山頂です。
   
 
 こちらからは太平洋が一望できます。
近くには支笏湖が見えています。
   

 ここから来た道を引き返して徳舜瞥山に戻るとスキーで登ってきた人達が2人いました。
挨拶を交わして、私達はスキーをデポした場所まで降ります。
ここからはスキーですが、最初の斜面は灌木が細かく生えており、さらに階段状の斜面ですのでスキーを楽しむことは出来ません。
しかし、1段降りきるとここからは林の中の緩斜面です。
スキーが楽しめる斜面ですのでザラメの雪を気持ちよく滑り降ります。

 途中何度か休んで降りますが、ちょっと方向を間違ってしまい谷を1本登り返してスタート地点まで帰りました。

 今日はUchiさんが生ラムを用意してくれていますので、生ラムジンギスカンを空きっ腹に詰め込みます。
本当はここでビールでもあれば最高なのですが、それでは帰りの車を運転できないのでノンアルビールで我慢します。

 自分たちが登った山を見ながらの生ラムは最高でした!!
    

無意根山で春スキーを楽しむ!

2014-04-25 09:03:34 | 札幌近郊の山
 4月に入ると札幌近郊も雪融けが進み、日中の気温が10度を超えるようになってきます。
こうなると山スキーはザラメ雪を楽しむ春スキーのシーズンとなります。


 4月14日(月曜日)

 Omさんの希望で札幌近郊にある無意根山へ春スキーを楽しみに行って来ました。
この山の麓には豊羽鉱山という施設がありましたが、今は廃鉱となっています。
しかし、廃鉱後も後始末のため鉱山には人が入っています。

 そのため、鉱山の入り口にゲートが設けられ、以前の登山口まで入れなかったことがあります。
今回もこの点が気になりましたので、事前に入山記録などを調べたところ、その様なことがないようですので安心して入山しました。

 札幌の天気は快晴です。

   
   登山口まで除雪もされていました。

 8:00分、準備を終えて、さあ、スタートです。
まずは、スキー場跡の急な斜面を登ります。
そこから、林の中をドンドン登っていきます。
登るにしたがって周りの視界が開けてきます。
その中で異彩を放っているのは、定山渓天狗岳です。
   
   この山は、札幌近郊に山に登ると、どこからでも見える山です。
一番右の三角が山頂です。

 1時間半ほど登ると稜線に到着です。
この稜線に出た所が標高で1,150mほどある千尺高原と呼ばれているところです。
ここからは羊蹄山や余市岳、無意根山の山頂など360度の眺望が楽しめます。

さて、さて、この千尺高原はスノーモービルがつけたキャタピラの跡が縦横無尽についています。
まるで、モービルの運動場のような有様です。
モービルの皆さん、もう少し登山ルートを離れた場所で遊んでいただけないでしょうか。
このような状況が続くとモービルとスキーヤーの衝突事故を起こしかねません。

     
    山頂まではまだまだ距離があります。

   
   目の前にドーンと見えるのが羊蹄山です。
   ここから見る羊蹄山は左右の均整が一番取れていると思います。

   
   そして余市岳です。
   この南面の斜面で何度粉雪を楽しんだことでしょうか。

 ここからは山頂を眺めながら右に大きく回り込むように進みます。
視界がないとここから先は大変な場所なのですが、今日は天気がいいので迷う心配はありません。
それにしても、稜線は右手から強い風が吹いており、汗を書いた身体が冷えてきます。
ジャケットを着て歩きます。

 なだらかな斜面を登ったり降ったりしながら高度を稼ぎます。
目の前に山頂部の大きな斜面が見えてきます。
左手は急な斜面となって窪んでいるのですが、その底に無意根尻小屋の赤い屋根が見えています。
この小屋をベースにしてこの斜面を楽しむのもいいと思います。

 クラストした斜面を登ります。
右からの風に押されながらやっと登りきったのですが、山頂標識が見えません。
山頂標識を求めて歩いていると、やっと、先の方に小さな標識を見つけました。
   
 11:05分、山頂に到着です。

 しかし風が強いので休む場所がありません。
記念写真を写すとすぐに下山します。
途中の風下でシールを外して山頂部を一気に降ります。

 やっと風の当たらない場所を見つけたので休憩します。
風が当たらないと強い日差しのおかげで身体がポカポカしてきます。
こんなところは、春山のいいところです。

 休んでいると、単独の女性がスノーシューで登ってきます。
近くまで来たので、「休憩しませんか。」と声をかけます。
コーヒーをご馳走するととても喜んでくれました。

 ここからはスキーの利点を生かして降ります。
千尺高原まで多少の登り返しがありますが、それもシールを付けずにやり過ごし、さあ、千尺高原から登山口まで春スキーを楽しみます。

 途中で何度も休みます。
クラストした斜面のところどころが春の日差しで融けており、堅いところと柔らかくなった斜面を滑るのは大変なのです。
悲鳴を上げる太股の筋肉を騙しながら滑ります。

 最後のスキー場の跡を気持ちよく滑り降りると登山口です。
今日は天気に恵まれ、春スキーが存分に楽しめた1日でした。


盤の沢山で遊ぶ!

2014-04-22 21:14:58 | 札幌近郊の山
 4月9日(水曜日)

 今日は札幌近郊にある盤の沢山に登ってきました。
札幌市内から定山渓に向かって車を走らせると道路情報館という施設があります。
この施設の真向いには札幌岳があるのですが、その左手に黒々した山があり、この山が盤の沢山です。

 いつも一緒山に登っているKm氏のお友達Osさんからのお誘いでした。
道路情報館に8時集合、それから登山口に向かって車を走らせます。
10分ほどで登山口の到着。
   
   山から切り出した材木が積み上げられている土場でした。
ここには宗教施設があり盤龍山信行院というお寺がでした。
   

 8:30分、登山準備ができたので出発です。
今日はツボ足で登ります。
軽い沢状の地形をどんどん登っていくと林道にぶつかります。
その林道を右に向かってトラバース気味に登っていきます。

 調子に乗って登りすぎ、Osさんから携帯に電話があり、右に向かって進むように言われます。
声が届かないので携帯に電話したとのことです。
便利な世の中になったものです。

 いったんコルまで登り、ちょっと、休憩を取ります。
ここまで約1時間、しかしここからいきなりの急登となります。
   
   この登りがなかなかのものでした。
傾斜がきつく、おまけに雪面がクラストしているのでキックステップを2度づつ蹴りこんでステップを作ります。
20分ほど頑張ると尾根に出ました。

 この尾根もなかなかのものです。
狭い上に両側が切れ込んでいるのです。
なおかつ、雪庇が発達しており左にはあまり寄れません。
右手は林となっており枝が被ってます。
その枝を避けながら歩かなければならないので、歩きづらいのです。
   

   

 頑張って歩いていると山頂標識がありました。
   

 Osさんの話では、この先にあるコブが一番高いのでそこまで行きましょう、とのことでさらに歩きます。
10:40分、一番奥にある山頂に到着です。
ここにも山頂標識がありました。
  
   ちょっと、記念写真です。

 この山頂からは、札幌岳の荒々しい姿が目の前に広がります。
   
    なかなかの迫力です!

 右手から強い風が吹いているので山頂で休めず、少し戻ったところで雪庇を少し下り風下で休みます。
すぐ近くには札幌市内が見えています。
この山は、札幌市内からすぐ近くにあるのですが、山頂部の尾根までの急登と雪庇のある細い尾根は日高に匹敵するものでした。
小粒だがピリリと辛い山でした。
登り約2時間、下りは1時間ほどの山でしたが、内容の濃い山でした。


 下山すると、お寺の横にある小屋で水を汲んでいる人達がいました。
この水も札幌にある名水の一つだということです。
 
  
   地図を付けておきますので興味のある方は登ってみてください。

三度目の幌天狗!!

2014-04-17 22:20:53 | 暑寒別・増毛・樺戸山系の山
 このシーズン中に何としても幌天狗の山頂を踏みたいと思い4月2日に3度目の挑戦をしてきました。
一緒に行ってくれたのは、漁岳も一緒に行ったOmさんです。

 朝6時に札幌を立ちます。
今日の天気予報は晴れです。

 8時過ぎに浜益にある幌の登山口に着きました。
除雪最終に1台の車が止まっています。
挨拶をすると、Omさんのお知り合いでした。
ご夫婦で幌天狗に登るという話です。
今日は平日ですので登る人は少なく、私達とこのご夫婦だけのようです。

 準備のできたご夫婦が先行します。
私達も準備ができたので後を追います。

 まずは林道歩きですが、この林道も3回目ですので上の方はショートカットして進みます。
600m辺りの広い尾根は出来るだけ右側にコースを取って進みます。
ドンドン視界が開けてきます。

 後ろには海が見えてきます。
そして右手には黄金山の異様な姿が見えてきます。
   
   ここからは、広い尾根を迷わないように進みます。

 歩いても歩いても先が見えないような気がしましたが、確実に登っています。
左手に浜益岳の大きな姿が見えてきました。
   
    この山には1度登っているのですが、視界のない中の山頂でしたので
   もう一度登りたいと思っています。

 3時間近く登ってきて、やっと山頂部が見えてきました。
   
   目の前に見える急斜面の手前で休憩を取ります。

 さあ、ここから目の前の急斜面を一気に登ります。
雪面は少しクラストしておりスキーが横滑りしますが、スキーの板を雪面に叩き付けてエッジを利かせて登ります。
一度ジグを切るだけでこの急斜面を登ってしまうと、あとは、山頂まで単調な斜面が続いているだけです。

 山頂に到着です。 
ここから見る群別岳の姿が何とも雄大で素晴らしいものでした。
   
    尾根続きの左のピークが群別岳です。そして、右のピークは奥徳富岳です。

 私たちが山頂について、ほどなく、ご夫婦も山頂へ着きました。
お互いに記念写真を写し合います。
   

 山頂は谷からの吹き上がりの風が強く休憩する適当な場所がありません。
そこでスコップを使い縦穴を掘って休憩場所を作ります。
天気は最高です。
軽く食べ物を取って、しばし、周りの景色を楽しみます。

 これで、やっと幌天狗の山頂に立てました。
目の前に見える群別岳は一昨年登りました。
奥徳富岳には昨年登りました。
この幌天狗に登れたことで、念願の浜益三山すべてに登ったことになります。

今日は、本当にいい1日でした!!

芽室岳→伏美岳縦走・その3

2014-04-16 19:12:17 | 日高山系の山
 昨夜は、この日高主稜線歩きを始めてから、残雪期では初テントでの宿泊でした。
時折、ゴーッと風の呻る音が聞こえていましたが、テントに当たる風は少なく気温が高いせいもあって思ったより快適に寝ることが出来ました。


 3月28日(金曜日)

 いよいよ今日が最終日となります。
朝からいい天気なので気分は最高です。
4時に目を覚まし、いつものように準備をして6時には出発です。
   
    朝日が眩しく輝いています。

   
   テント撤収、この辺の作業も手慣れたものです。

   
   朝日に輝くピパイロ岳を見ながら準備は進みます。

   
    ピパイロ岳の右手には昨日歩いてきた稜線がうっすらと朱色に輝いています。

   
    戸蔦別岳と日高幌尻岳です。

 コブを一つ越えるとピパイロ岳と伏美岳の最低コルに向かって降ります。
コルからは、いよいよ伏美岳の山頂まで急な登りが続きます。
しかし、この登りで後は降りかと思うと、なぜか気持ちが軽く感じるから不思議です。

   
    右手には、昨年歩いた戸蔦別岳までの稜線がクッキリと見えています。
その斜面を見ながら、昨年クレバスに落ちたことなど思い出話をしながら登ります。
   

 斜面の傾斜がドンドンきつくなってきます。
雪庇にも気を付けなければいけません。
   
   ところどころ、雪庇が堅く、おまけに階段状になっているところもあり、一生懸命歩いて割にはすすみが悪いのです。
急なところでは休みながらの登りが続きます。

   
    あと一息の所まで登ってきました。
    伏美岳の山頂は目の前です。

 8:50分、約3時間かかりましたが、伏美岳の山頂に着きました。
   
    全員での記念写真です。
    バックには、日高の盟主である幌尻岳も見えています。

 ここからは降るだけです。
その降りも最初は急な斜面が続くので気が抜けません。
(気が抜けない場面なのに、大きな間違いをしていました。)

 クラストした急斜面をドンドン降ります。
風が強いので、少し降ったところで休むつもりでしたが、適当な場所がありません。
この辺は勢いに任せて20分で標高差300mほどを一気に降りました。

 中腹まで降ってくると雪の表面が太陽の光で融けています。
その融けた雪がスノーシューに下駄のように着くのです。
その雪を蹴飛ばすと固まりとなって転がっていきます。
転がった雪が斜面の雪を巻き込んで見る見る間に1mほどのタイヤ状の固まりとなって木の枝などにぶつかって砕けます。

 それが次々に出来る様は面白いのですが、気を抜くと転んでしまうのでバランスを取りながらドンドン走るように降ります。
   
    こんな雪の固まりが斜面の下に向かって幾つも転がっていきます。

 細い尾根状になったところで休憩を入れます。

 林の中の雪は、ところどころ膝が埋まるくらい沈みます。
この落とし穴のような雪には本当に苦しめられました。

 いよいよ尾根を降り終えたのですが、林道が見あたりません。
予定では伏美小屋からの林道を少しショートカットしたところに出るはずでしたが・・・・
mocoさんがGPSで確認したところ降る尾根を1本間違っていたようです。
そのため、伏美小屋より上流に降ってしまったようです。

 間違いの原因は、私が山頂から降るときに東に向かわなければいけなかったのを北向きに降ってしまったからです。
この最初から尾根を1本間違って降ったのに気が付いていなかったのです。

 作業用の林道らしい道を見つけたのでそれを歩いていくと300mほどで伏美岳の登山口となる駐車場に着きました。
11:00分、駐車場に到着です。
   
   さあ、ここから車を止めている場所まで7キロの林道歩きが始まります。

   
    伏美小屋です。

 この林道歩きが辛かった!!

 林道にはスキーのトレースとスノーモービルのトレースがあるのですが、その上を歩いても足が沈んでしまうのです。
ところどころ堅いところがあるのですが、堅いと思って歩いているといきなり膝まで埋まってしまいます。
これが精神的に堪えます。
どこが堅いのか探しながらの林道歩きです。
日陰になっている林道の端が堅いのでそれを探しながら歩きます。

 我慢しての林道歩きもようやく先が見えてきました。
14:30分、やっと、車を駐車していた場所に到着です。
   
   これで、3泊4日を要して歩いた芽室岳から伏美岳の縦走が終了しました。


 この後は、新嵐山荘のお風呂へ直行です。
お風呂の中で4日分の汗を流します。
幸せな瞬間です!!

 遅い食事をレストランで済ませ、芽室岳の登山口に止めておいた車を回収しに行きます。
そこで、驚愕の事実が判明しました。
なんと、私達が止めていた除雪終了点の先が綺麗に除雪されているではありませんか。
駐車していた車が、道路の1車線を塞ぐような形となっています。

 気になったのでどこまで除雪されているか確かめにいってみました。
その結果、最後まで確認はしませんでしたが、舗装道路の先まで除雪されているので、この様子では芽室小屋まで除雪されているに違いありません。

一同、軽いショックを味あわせられましたが、そこは前向きに考えて、「もう、終わったことだから!」と考えることにしました。

 それにしても、今回ほど天気に恵まれた山行は滅多にあるものではないと思います。
今回の成功の最大の要因は天気でしょう。


 これで、残る最大の区間はソエマツ岳→ペテガリ岳です。
この区間は5月のGW過ぎに挑戦の予定です。
もう一度、身体と精神を整えて挑戦するつもりです。





芽室岳から伏美岳(北日高)縦走・その2

2014-04-13 19:38:58 | 日高山系の山
 昨夜も暖かいので雪洞の中のテントは快適でした。
 4時に目を覚まして寝袋をまとめます。
そして、いつものように雑炊の朝食を食べます。
自分の荷物をまとめながら動いていると身体と心が戦闘モードに切り替わってきます。


 3月27日(木曜日)

 雪洞を出ると朝日がまぶしく輝いています。
   
   今日もいい天気のようです。

 5:50分、ルベシベ山の分岐を目指して出発します。
分岐はすぐ目の前ですので20分ほどで到着です。
そこで目にしたのが、これから歩く稜線とその奥にドーンと構えるピパイロ岳です。
   

 あまりの光景にみんなで記念写真を写します。
   
   記念になる1枚が写せました。

 さあ、ここからの稜線歩きですが、コブ山を幾つも越えなければなりません。
着実に歩いていきますが、気温が高いので雪庇の状態には細心の注意を払います。
   
    稜線は強い日差しを受けた雪庇が眩しく輝いています。

 ふと後ろを見ると剣山がうっすらとした雲の中に浮かんでいました。
この様子はまるで墨絵のようでした。
   

 8:00分、順調に歩き、1,712mのコブ山に到着しました。
この先には岩稜となっている部分もあり、何より下降する尾根が狭い上に急なのでスノーシューからアイゼンに履き替えます。
 最初の下降を終えると傾斜は緩やかになるのですが、ところどころにある岩峰が問題です。
この岩峰をどう越えるか思案していると時間がドンドン経っていきます。
   
    この縦走中、最大の核心部に突入です。

   
   
   

   
 
   
   こんな所を歩いていましたが、最大のポイントに来ました。

 そこは、両側がスパッと切れておりナイフリッジになっています。
この部分を果敢にOn氏が先頭を切って進みます。
   
   この部分を歩き終えると尾根が広くなるのでホッと一息付けました。

 目の前にはピパイロ岳の肩に向かって延びている標高差300mの尾根が間近となっています。
   

 10:00分、危険な部分を歩き終えました。
ホッとした気持ちで記念写真を1枚写してしまいました。
   

 快調に尾根を歩いて、いよいよ肩までの急な尾根の登りです。
急斜面の表面は堅く凍っています。
アイゼンの歯をしっかりと雪面に食い込ませて1歩1歩を確実に登ります。
   

 10:40分、やっと肩まで登ることが出来ました。
これで芽室岳からの主稜線が繋がりました。
エサオマントツタベツ岳山頂部の1部が残っているもののペテガリ岳までが、ほぼ繋がったことになります。

 ピパイロ岳の肩からは目の前に戸蔦別岳、その奥に日高幌尻岳が見えています。
   
   中央の山が戸蔦別岳です。山頂右手がBカールです。

 昨年の戸蔦別岳は視界のない中での山頂でした。
昨年苦労して登った戸蔦別岳の稜線もはっきり見えています。

 あとは時間の許す限り伏美岳に向かって歩くだけと思っていましたが、この考えは甘かったのです。
というのは、肩からピパイロ岳の山頂までは岩稜帯となっています。
この岩稜に雪が付いているのでルート取りがなかなか難しいのです。

 1箇所、今日2度目の核心部という場所が現れました。
岩稜の左は越えられるものではない傾斜となっています。
右は雪がしっかりと付いた急斜面です。
この急斜面に夏道があると思われるのですが、それもはっきりしません。

 この斜面にSz氏が取り付きサイドステップで足場を造っていきます。
その後を、私達も慎重に越えていきます。
   
   Mocoさん、On氏が挑みます。

   
    最後が私です。

 この斜面を越えるとピパイロ岳の山頂はすぐ先でした。 
   

 14:00分、やっとピパイロ岳の山頂に到着です。
   

 ここで少し休んで、それからコルに向かって降ります。
   
   降りはスノーシューでドンドン歩きます。
30分ほど降った所にある大きな雪庇を使って雪洞を掘ることにしました。
しかし、この雪庇が思った以上に堅くスコップで掘り抜くには相当の時間がかかりそうです。
そこで、この夜はテントだけで寝ることにします。
    
 
 今日は本当に疲れました。
しかし、主稜線歩きが計画通り繋がったのですから満足な結果を得た1日でした。
さあ、明日はいよいよ下山です。

芽室岳から伏美岳(北日高)縦走・その1

2014-04-12 20:13:56 | 日高山系の山
 2月に歩いた野塚岳から十勝岳(南日高)に引き続いて3月は北日高にある芽室岳から伏美岳を歩いてきました。
私達が目標としている「日高の主稜線歩き」の北にある起点が芽室岳です。
ですから、ぜひともこの縦走を成功させて北の主稜線歩きを繋げておきたいのです。

 今回のメンバーは、昨年3月の戸蔦別岳と同じSz氏、On氏、mocoさんに私の4人です。


 3月24日(月曜日)

 この日は車の回送などの準備のため札幌を午後3時に発ちます。
高速道路を十勝清水まで使い、まずは剣小屋に向かいSz氏とmocoさんを降ろして私とOn氏で下山口となる伏美岳の林道まで車を回送します。

 私達は、車の回送を終えて6時過ぎに剣小屋へ戻りました。
小屋にはストーブが焚かれ暖かくなっています。
まだ寝るには早いのでしばし歓談の時間を過ごします。


 ストーブの中で燃える木が爆ぜる音が私は好きです。
その音を聞きながら少しアルコールを身体に入れると眠くなってきます。
明日は早いので9時過ぎには就寝です。


 3月25日(火曜日)

 4時に目を覚まし、残り火に薪をくべて小屋を暖めます。
それぞれ用意したお弁当を食べて出発の準備をします。
この辺は皆さん手慣れたもので瞬く間に準備が整います。
   

 On氏の車に乗って登山口へ向かいます。
登山口となる最終除雪地点は、芽室小屋から6キロほど手前にあります。
道路の右手に大きな浄水施設があります。
   
   芽室岳は遙か彼方に見えています。

 5:30分、いよいよ、芽室岳に向かってスタートを切ります。
今回はスノーシューを使って縦走する計画となっています。
除雪最終地点に盛り上げられた雪を越えると、しばらくは舗装道路が出ています。
その舗装道路が出ていたのも400~500mほどで、その後は柔らかい雪が行く手を遮ります。

 今回の縦走で一番危惧していたのが、お彼岸に降った雪のことです。
春先のお彼岸に天気が荒れるのは、北海道ではよくあることです。
今年もお彼岸には爆弾低気圧が北海道の南岸を通り抜け、オホーツク海で発達したため道東を中心に大荒れとなっていました。
この影響でどのくらい山に雪が降ったかが心配だったのです。

 林道の様子を見ると柔らかい雪が歩くと臑ぐらいの深さになります。
スノーシューで歩くには深い雪です。
この深い雪を我慢して歩き続けます。
途中で休憩を入れますが、思ったように歩けていません。

 8:25分、約3時間かかって、やっと芽室小屋につきました。
   
   芽室小屋は深い雪の中です。

 私の予定では、2時間くらいでこの小屋まで歩けると思っていましたが、それより1時間も多くかかってしまいました。
ここで、ゆっくり休憩を取ります。
小屋の裏手には沢が顔を出していますので、ここで最後の給水をします。
   

 さあ、気持ちを入れ替えて芽室岳を目指しますが、雪の深さが膝ほどあります。
この時期だと雪面の表面がクラストしているのでそれほど沈まないと思っていたのですが、お彼岸に降った雪が思った以上に深いようです。
この降り積もった新しい雪が私達の行動を妨げます。

 交互にトップを変わりながら登りますが、思うように進めません。
今日の予定は、芽室岳を越えるはずなのですが、とてもそんなには進めないようです。
我慢の登高が続きます。

   
    クマゲラが掘った穴でしょうか?
    こんなものが気持ちを和らげてくれます。

   
    やっと雪庇のある稜線に出ましたが、まだまだ雪が深いのです。
 芽室岳の山頂は、まだまだ先の方にあるます。
この光景を見て、一気に気持ちが沈んできました。
時計を見ると12:40分になっています。

 この先の地形を見ると西峰の分岐に向かって延びる尾根の先に大きな雪庇がありません。
雪洞を掘るならこの辺りしか適地がないようです。
高度計の標高は1,400mを指しています。
芽室岳の標高は、1,753mですので、まだまだ350mもあります。
ちょっと時間は早いのですが、雪洞を掘ることにします。

   
    いつものように雪の深さを測ります。

 後はいつもの手順に従って1mほど離れたところに2カ所同時に横穴を掘り進めます。
この辺の手順は慣れているので、暗黙のうちにどんどん掘り進めます。
約2時間で雪洞が完成します。

 雪洞の中に張ったテントの中で休みます。
On氏はテントの外で水作りを一人でやってくれます。
私は、背中が疲れのため痛いので少し横になって身体を休めます。
めいめいが、お酒を飲んだりして身体を休めます。

 夕食を済ませると、まだ早いのですが7時過ぎには寝てしまいます。
3人用のテントに4人で寝るのですからかなり窮屈なのですが、お互いの身体が密着しているとその分暖かいので寒さは凌げます。

 今回の私は、夕食も食が進まずいつもの半分も食べられませんでした。
そんなこともあって、夜もウトウトしているだけで、熟睡感がないままに朝を迎えてしまう有様です。

 
 3月26日(水曜日)

 朝4時に起きます。
朝食を済ませて6時には歩き出します。
   
    昨夜一晩お世話になった雪洞です。

   
    まずは、芽室岳西峰への分岐を目指して登ります。
芽室岳の山頂は、一番左手にあります。
350mの標高差を目指して歩きます。

 昨夜の眠れない状態を考えると横になっていた時間が長いので疲れはそこそこ取れておるようです。
思ったより身体が動きます。
とはいっても、尾根の傾斜がどんどん増してきます。
   
   しかし、雪面の状態が堅くなってきたので思ったより歩く易くなってきました。
西峰への分岐を回り込むとやっと芽室岳山頂手前にあるコルに到着です。
  
   
    ここからはグングン歩き易くなってきました。

 7:45分、芽室岳の山頂に到着です。
   
   一気に視界が開けます。
これから歩くピパイロ岳から伏美岳まで全部見えています。
   
    それにしても、1967m峰がかっこよく見えています。
いつも思うことですが、なぜこの山に名前が付かなかったのか不思議に思っています。
こんなに姿がいい山なのに?と思うのです。

 風は強いのですが、何より天気がいいのが心強いです。
芽室岳の山頂まで来て、今まで気になっていた心配事が一気に晴れました。
4人の気持ちが、「行ける!」に変わりました。

 山頂での記念写真を終えるとつぎの目標であるピパイロ岳を目指して芽室岳からの稜線を一気に降ります。
   
   30分ほど一気に降ってしまうと芽室岳は遠くになってしまいます。

 しかし、前を見るとピパイロ岳は少しも近づいていないのです。
   
   ここからは、雪庇にも注意しながら歩かねばなりません。

 いくつものコブ山を越えます。
ところどころ雪庇の根元に亀裂が入っています。
昨年ほど大きなものではありませんが、やはり注意しなければなりません。
今日も気温が高いので雪庇の崩落も頭の隅に置いて歩かなければなりません。

 雪の表面は、堅いところもあればサラサラの所もあり、どこを歩くか十分に吟味して歩かなければなりません。
途中で、クラストした雪を踏み抜いてしまい腰くらいまで落ちてしまいました。
注意していてもこれですから、やはり雪の上は危険が一杯です。

   
   それにしても、今日は遠くまでよく見えています。
この景色を見るために冬の山に登っているようなものです。
神々しさを感じさせてくれる光景です。

   
   単調な尾根歩きは疲れますが、コブを一つ越えるごとに新しい景色を見せてくれます。

 走行して歩いていると芽室岳も遙か彼方に小さく見えるようになっていました。
   
   一番右に見えるコブが芽室岳です。

   
   大きな雪庇が張り出しています。
もうすぐルベシベ山の分岐近くという場所です。
この雪庇の大きさには緊張しました。
慎重に歩きますが、シュカブラで堅くなっており50cm以上の段差があるなど歩きづらいのです。

 時計を見ると午後1時を回っています。
ルベシベ山の分岐まで300~400mというところまで歩いてきました。
この先に雪庇は無くなるのでメンバーで相談した結果、出来るだけ雪庇の先へ向かって歩き、そこで1泊しようということになりました。

 13:40分、この辺で雪洞を掘ることにします。

 昨日と同じように約2時間で雪洞が完成です。
On氏がいうには、昨日の水作りに思った以上燃料を消費したので、今日は少な目に造るとのことです。
私達は雪から水を造るためにガソリンを燃料とするMSRのストーブを使っています。
今回は気温も高いので1人当たりの行動用の水は2リットルで計算して水を造っています。
そのため、燃料の消費も馬鹿にならないのです。

 ここは、燃料の消費も最小限にとどめ、これから先に備えます。

 今日は、よく歩いた1日でした。
この調子で歩けば、予定より1日多くかかるけれど何とか目鼻が付いてきました。
少し気持ちに余裕が出来てきました。

 今回の縦走中の天気予報は最高です。
気温が高く、晴れが続くという予報なのです。
そんなこともあって、今日一日かなり頑張って歩いたので明日はピパイロ岳は越えられそうです。

 この縦走中、携帯の電波は繋がっていました。
私は、電源を落としていましたが、On氏は携帯で奥さんから天気予報などの情報をもらっていました。
日高の山だけでなく、道内の主要な山でも山頂や尾根にいると携帯の繋がるエリアは広くなっています。
緊急連絡に携帯が使えるというのは心強いことです。

 さあ、明日はピパイロ岳を目指します。
ピパイロ岳の肩まで行けば主稜線歩きが繋がるのです。
頑張らなければ行けません!! 

オロフレ山に登る!

2014-04-06 20:35:54 | 札幌近郊の山
 札幌近郊というには遠い山ですが、胆振管内にあるオロフレ山(1,230m)に登ってきました。
この山は、登別温泉と洞爺湖温泉を繋ぐオロフレ峠にあります。


 3月21日(金曜日)

 今日からお彼岸の入りなのですが、北海道のお彼岸は荒れる日が多いのです。
今日もご多分に漏れず爆弾低気圧が北海道の南岸を通り抜け道東で発達して暴風雪が吹き荒れています。
そんな中、比較的天気に恵まれている胆振管内のオロフレ山へ行った来ました。

 このオロフレ峠は、午前9時まで夜間は通行止めになっています。
したがって、朝9時にカルルス温泉側にあるゲート前に集合します。
今回のメンバーは、Uchiさん、Mocoさん、彼女らの師匠Marboさんに私の4人です。

 9時過ぎゲート前に集合したので直ちにオロフレトンネルへ向かいます。
    
    時折強い風が吹く天気です。
    稜線の風が強ければ撤退もあり得るかなという気持ちで登ります。

   
   駐車場は、トンネルの出口側にありました。

 この場所に駐車してトンネルの出口へ向かいます。
   
 トンネルの出口からいきなりの急登が続きます。
   
   ここの斜面は急な上表面がクラストしておりなかなか難儀な斜面です。
それを騙し騙し登ります。
私が一番先に稜線に出ましたが、真向かいから強い風が吹き付けており、正直、撤退かなと思ったほどです。

 しかし、3人が登ってくる数分の間に風が少し弱まり、視界も少し開けてきました。
そこで、まずは山頂へ向かって歩きます。
   
   どんどん視界が開けてきます。
この様子なら山頂まで登れるでしょう。
   
   
   山頂下でスキーをデポします。
   
Uchiさんはスノーシュー、残りのメンバーはツボ足で登ります。
斜面の表面はクラストしているのですが、所々薄いところがあり踏み抜いてしまいます。
その落とし穴にも耐えて何とか山頂部へ到達です。
ここまで2時間半ほどかかりました。
   
 山頂で記念写真を写すとすぐに風下へ回り込み休憩を取ります。
   
 
 今日はお彼岸に入りということもあって、Uchiさんが山で亡くなった友人達に捧げるお花を用意して来ていました。
 4人でお花を前にしてお線香を点し手を合わせます。

   
   山頂から下を見ながらお喋りをしていましたが、風が強くなってきたので下山します。

 始終風が吹く中の登山でしたが、最後の稜線から登山口にかけての沢はスキーが楽しめました。


   

漁岳にスキーで登る!

2014-04-04 20:29:59 | 札幌近郊の山
 友達のOmさんからスキーでいける札幌近郊の山へ登りたいとの話がありました。
スキーでラッセルを楽しみたいということでしたので、支笏湖に向かって小1時間ほどで行ける漁岳(1,317m)に登ることにしました。

 
 3月14日(金曜日)

 朝6時にOmさんを迎えに行き、一路登山口を目指します。
漁岳は、夏道がない山ですので夏は沢から冬は雪が降り積もってから登る山となっています。
今年の夏に沢から登って、山頂手前でルートを間違え、密生したくま笹に行く手を阻まれ心が折れそうになった苦い経験のある山です。

 今回はスキーですのでそんなことはないと思います。
天気はいいのですが、低気圧の影響で風が強いようです。

 まずは、林道歩きです。
8:20分に登山口から歩き出します。
   

 先行者のトレースが付いています。
スノーシューで単独の方が先行しているようです。
最初は私が先行してトレースを付けます。
そして、Omさんにトップを変わってもらってどんどん歩きます。

 1時間ほど歩いたところで林道の消える地点まで来ました。
ここから稜線目指して傾斜のある斜面にジグを切って登ります。
快調に登っていくと、やがて、視界が一気に開け、目の前に恵庭岳の大きな姿が見えるようになります。
   

 そして、下を見ると手前に凍って白くなっているオコタンペ湖が見え、その隣に黒く見える水を湛えている支笏湖が見えます。
支笏湖は、北海道では珍しく冬でも凍ることのない湖といわれています。
稜線は風が強いので尾根から風下に移動して休憩を取ります。
   

 ここからは稜線を外さないように登っていきます。
山頂手前にあるコブ山(1,175m)の上から単独の男性が降りてきます。
どうやら彼が私達より先にスノーシューで歩いていた人のようです。
軽く挨拶を交わして、私達はこのコブ山を左手からトラバースします。

   
   山頂部がやっと望める場所まで来ました。
しかし、コルから先は強い風が吹いています。
天気が良く視界があるのでとりあえず行ける所まで進むことにします。
この辺りでOmさんは疲れており、私の後ろで「そろそろ止めようか?」というのを期待していたようでした。
私は、「この風でどこまで行けるかな?」と思いつつ、「せっかくOmさんが初めて来た山だから何とか山頂を踏ませたい」と考えていました。

 コルまで来ると案の定強い風が右手から吹いています。
足下は風紋でデコボコした堅い雪です。
とりあえず、山頂までの3分の1ほど登った灌木にスキーをデポしてさらに登ることにします。

 アイゼンは持ってきていないので、1歩1歩確実にキックステップして足下を固めます。
そうして頑張った甲斐があり11:40分、山頂に到着です。

   
   山頂には、夏に見た大きな看板があります。
しかし、看板の色がずいぶん剥げていました。
風の強い山頂では記念写真を写すだけで直ちに下山します。

 そして、スキーをデポしたところから一気にコブ山を回り込みます。
ここまで来ると尾根の支笏湖側は風が和らぐので、ここで休憩を取ります。
   
   正面に見えるのは、小漁岳です。

 ゆっくり休むと後はスキーで降るだけです。
登った苦労もスキーで降るとアッという間です。

 林道に出ると先に降っていたスノーシューの先行者も追い抜いてしまいました。
この辺がスキーの有利なところですね。

 今日は風が強いものの天気に恵まれ、いいスキーが出来ました。
Omさんも満足してくれたので、ヨシヨシの山でした。