井の中の蛙、カイラス山巡礼に挑む!

夢のカイラス巡礼を終え、登山を再開しました。山岳信仰の延長上に四国遍路、カイラス山巡礼があり、原点の登山に戻ります。

立て続けに羊蹄山へ!

2015-02-27 19:37:00 | 後方羊蹄山・ニセコ・積丹山系・道南の山
 羊蹄山に毎年通ってスキーに乗ってます。
今まで、真狩から墓地の沢ルート、京極ルート、京喜茂ルートなどを滑ってきました。
今年は、新しい場所を求めて新陽ルート(真喜茂ルート)を先日滑りました。
しかし、比羅夫の登山口から夏道の尾根の右側にいい斜面が広がっているという情報があるのです。

この比羅夫ルートでは夏道を登って滑り降りたことがあります。
いい斜面があるという魅力的な情報を無視はできません。
さっそく出掛けてきました。


 2月22日(日曜日)

 ここ1週間は雪が全く降っていません。
きっとガリガリにクラストしているであろう斜面が想像できるのであまり気の進まないスキーでしたが、新しい斜面ですので偵察を兼ねて行ってみることにしました。
今回のメンバーにはOn氏の友達で屋久島でガイドをしているYw氏も加わりました。

 7時に札幌を発ち8時30分に登山口となる半月湖に到着しました。
 

ここで登山準備をしてルートの入口を捜します。
すると探すまでもなく道路の右手にトレースがはっきりと残っています。
このトレースを使わしてもらい森の中へ入ります。

エゾマツの人工林を歩きます。
30分ほどで森を抜けると目の前に羊蹄山がドーンと聳えています。
山頂まで続く広い斜面が一望できます。
これは期待できます。
 

 
正面にニセコアンヌプリが見えています。

 登るにつれてトレースやシュプールの跡が残るクラストした斜面が現れます。
この斜面では気持ちよく滑ることは無理のようです。
それでも森林限界までは登らねばと滑る雪面を気遣い慎重に登行を続けます。
   

 堅くクラストした雪面ではシールの利きも今ひとつです。
そんなことで1,100m辺りで登るのをあきらめ降ることにします。
辺りを注意深く見ると夏尾根に近い方が雪質が良さそうです。
みんなと相談して浅い沢型を渡り斜面を移動します。

 この斜面が思いの外良いのです。
クラストした斜面なのですが、表面にうっすらと雪が積もっています。
このためエッジが利いて気持ちよく滑ることができます。

 初めての斜面ですので短めの距離に区切って滑ります。
気持ちいい!といっていると、すぐに斜面が終わってしまいます。
今日はここまで、と気持ちよく滑ったところで京極温泉へ直行です。

 しかし、この斜面はなかなか良いです。
降雪があればすぐにでも来ようとはなしながら駐車場を後にします。


 2月25日(水曜日)

 前日、後志地方に少し降雪がありました。
この情報に心躍らせて、再度、羊蹄山・比羅夫ルートにやってきました。
前回からわずか3日後のことですが、今回は登山口で5センチほどの粉雪が積もっています。
これは期待が持てます。
   

 身支度もそこそこにさっそく出発します。
森の中も5センチほどの積雪があります。
それが、森を抜けると15センチほどの深さになっています。
天気は上々、抜けるような青空に真っ白な雪面が雲に隠された中腹まで続いています。
   
 
   
    山際の雪面が青く輝き幻想的な光景でした。

 この斜面をハイクするのは本当に気持ちがいいです。
樹氷が青空に映えます。
   
   綺麗です。言葉がありません!

登るに従って雪の深さが20センチほどになってきます。
ますます期待が高まります。

 しかし、その雪も森林限界に近づくと下のクラストした斜面が現れてきます。
積雪が風で吹き飛んでいるようです。
広い斜面でも微妙に雪の深さが違うのでそこを選んで登ります。
   

 前回登った地点を過ぎると新たな積雪はほんの数センチとなります。
これ以上登ってもスキーにならないと判断してここから滑り降りることにします。
   
   ニセコも綺麗です。

   

   
   樹氷の美しさ、息をのむ美しさです。

   
   早くも雲がわいてきます。


 ここからは、くるぶしが埋まるくらいの極上パウダーを楽しむことができました。

 2日間の滑りを編集した動画をご覧ください。
羊蹄山・比羅夫ルートを滑る!



朝里峠から手稲山まで歩く!2日目

2015-02-23 09:59:24 | 札幌近郊の山
 2月18日

 今日は手稲山から銭函峠に向かって歩きます。
昨日とは逆方から歩くことになります。
なぜ逆方向から歩くかといいますと、今回の目的は稜線歩きにあるので手稲山までリフトを使って登るためです。
ちょっと安直な方法ですが、銭函峠まで桂岡の登山口から歩いて登ると2時間はかかってしまいます。
それが手稲山でリフトを使うと10分足らずで山頂まで上がれるのです。
時間短縮には最適です。

 車を桂岡の下山ポイントにデポして手稲山の旧ハイランドの駐車場から出発します。
リフトは午前9時から運行を始めます。
最前列には外国人の方々が並んで待っています。

 9時リフトの運行が始まります。
山頂の降り場からツボ足で旧ロープウェイの駅に向かいます。
その横からスタートしますが最初は手稲山の山頂部の下を降ります。
   
   ロープウェイの横の斜面にいるのは外国人ばかりでした。
   皆さんバックカントリースキーにボーダーさん達です。
 友達に聞くとこの場所はさっぽろオリンピックの時に男子回転コースに使われていた斜面だということです。
今は手入れもなされずに忘れ去られた存在の斜面となっています。

 ここからカリカリにクラストした斜面をトラバース気味に降るのですが、右手の斜面は40度近くはあろうかという斜面です。
転んだりするとどこまで滑り落ちるか分かりません。
緊張しながら慎重にトラバースを続けます。

   
   後ろを振り返ると大きな岩の上に中継塔が船のマストのように立っています。

 ここからまだ降るのでシールを付けずに滑ります。
堅くクラストした雪面が続きます。
この辺りは通称パチンコ尾根と呼ばれているようです。

   
   30分ほど滑ると手稲山の山頂が少し遠くなっています。

 さて、目の前に急な斜面が見えてきました。
ここでシールを付けます。
左手は堅くクラストした斜面ですが、右手の斜面はいくらか柔らかそうなのでそちらを選択して登ります。
ここを登ると961mのコブ山に着きます。
このコブ山から広い斜面を降ると奥手稲小屋に行くことができます。
定山渓側から登るより楽しいと思いますが、歩く人はほとんどいないですね。

 ここまで慎重に滑ったり登ったりして手稲山から1時間ほどで到着です。
天気は曇り空ですが視界はあります。
ここで休憩を取ってゆっくり地図を見ます。

 ここからのルートは右手に急に切れ込んでいる尾根を外さないように歩けばいいので気持ちは楽です。
休憩後は軽くクラストした斜面をドンドン歩きます。
一旦降って登り返すとそこは奥手稲山の山頂です。
11:15分に到着です。

   
   奥手稲の山頂には確か山頂の標識があったはずだと思いキョロキョロ探したのですが見あたりません。
よくよく見ると雪に埋まっていました。
積雪の深さが分からず上ばかり見て探していました。
これでは見つかるはずがありませんね。

 ここから銭函峠までいくつか緩い登り返しがありますが難しいものはありません。
森に中を快調に歩いたり滑ったりします。

   

 目の前に春香山が見えてくると銭函峠はもうすぐです。

 12:40分、どうやら銭函峠に到着です。
ここからは昨日降ったルートを同じように滑り降りるだけです。
簡単に考えていたのですが、これが大間違いでした。

 林道を滑り降りるのですが、堅くクラストしたままで、さらに、私達が滑り降りたシュプールの後がそのまま残っています。
スキーを曲げようとしますがうまく操作できません。
おまけにスキーが雪面に刺さってしまうのです。
4~5回は転んだでしょうか?

それでも、1時間もかからずに桂岡に到着です。
やあ、やあ、降りは大変でしたが、何とか滑り降りることができました。
これで2日間掛けて朝里峠から手稲山までを無事に歩き通すことができました。

   
    これが2日目のログです。(クリックすると大きくなります。)

 この日の核心部はパチンコ尾根でした。




朝里峠から手稲山まで歩く!1日目

2015-02-20 15:20:16 | 札幌近郊の山
 2月17日から18日の2日間を使って朝里峠から手稲山の間を歩いてきました。
 17日は、朝里峠から春香山まで歩き小樽市の桂岡に下山しました。
翌18日は、手稲山から銭函峠まで歩き桂岡に下山しました。
この2日間で20キロ以上を歩いたことになります。

 このルートは、「さっぽろオートルート」と称される一部になります。
3年前ですが、中山峠から余市岳までを歩いた続きになります。


 2月17日(火曜日)

 朝6時に銭函に集合して桂岡に車を1台デポします。
もう1台で朝里峠に向かいます。
今日のメンバーは、Sz氏、Omさん、Km氏の私の4人となります。
天気予報では気温が高く晴れとの予報で条件は最高です。

 朝里トンネルの札幌市側にある除雪車の旋回場に車を駐車します。
この天気では除雪車が利用することはないと思っての駐車です。
   
   天気予報のとおり空はコバルトブルーです。
さらに樹氷が彩りを添えてくれます。

 7:50分、まずはトンネルの上にある道路を歩きます。
この道路はトンネルが造られる前にあった道路のようです。
気持ちよく歩き30分ほどで送電線の下に着きます。
この送電線下は広く障害物がないのでスノーモービルの運動場になっています。

 送電線に下を少し登っていくと右手に林道が見えます。
見えるといっても雪の下ですので樹木が生えていないことを確認して林道だと判断します。
   
   樹氷の間に開けた雪面、これが林道です

 この林道を気持ちよく歩きます。
表面がクラストしているのでラッセルの必要はありません。
快適なハイクが続きます。
   

 正面に海が見えてきました。
   
   海は石狩湾です。
   そしてその向こうに見える山並みは暑寒別岳をはじめとする増毛山塊です。

 左手の奥には積丹の山も見えています。
   

 後ろを振り返ると札幌国際スキー場から朝里岳、白井岳が見えています。
   

 この景色を堪能しながら緩くアップダウンのある尾根沿いにつけられている林道を外さないようにハイクします。

 11:05分、春香山に到着です。
約3時間ほどのハイクで12キロほどを歩いたことになります。
ここからはシールを外して桂岡に向かって滑り降ります。
   
   時間はたっぷりあるのでのんびりと滑降の準備をします。

 春香山はこの山頂から200m」ほどの斜面が楽しめるのです。
しかし、今日の斜面はクラストしており前日までのシュプールが残っているので足を取られないように注意しなければなりません。
それでも、みんな快適に飛ばして滑ります。

   
   春香山の山頂下にある銀嶺莊です。
この山小屋は東海大の持ち物で小屋番が常駐しています。
宿泊や休憩ができるので私も以前泊まったことがあります。

 今回はこの銀嶺莊には寄らずそのまま下山します。

   
    ちょっと登り返して銭函峠付近から見た春香山の山頂部です。

 この先は林道を滑り降りますが、雪の表面が日の光で融けだし操作の難しい雪質となっています。
まあ、それを騙し騙ししながら滑るとあっという間に桂岡です。

 お昼過ぎに車をデポした場所まで戻りましたので昼食は銭函駅前にあるカレー屋さんで食べることにしました。
このカレー屋さん、ネパール人の人達がやっているお店で本格的なカレーが食べられます。
お腹が一杯になったところで朝里峠に車を回収しに行きます。


 1日目は快晴無風で春のような陽気の中を歩くことができました。
明日は手稲山から銭函峠に向かって歩く予定ですが天気はどうでしょうか?

 さて、今日歩いたログを落とした地図を貼り付けておきます。
 もし、このルートを歩きたいと思われる方は参考にしてください。(クリックすると大きくなります。)
   


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 実はこのルートを10日前に歩いたのですが、その時はルートをミスってしまいました。
その時にたどり着いた山が今まで聞いたことのない山名でした。
   
   札幌国際スキー場からほんの目の前にある山です。 

 

キロロ・ピアノ裏で遊ぶ!

2015-02-15 22:32:12 | 札幌近郊の山
 先日のタケノコ山へ行ったUcさんから余市岳へ行きたいといわれていました。
その計画を2月15日の日曜日としていました。
参加者は、先日のタケノコ山へ一緒に行った人に加え数人の参加者があり、結局私を含め7人で遊ぶことになりました。
しかし、この週末は、発達した低気圧が北海道の東にあり西高東低の典型的な冬型の気圧配置により北海道は大荒れの天気という予報が出ていました。
土曜日に天気予報をチェックしたところ荒れるのは道東でありキロロ周辺はそれほどでもないようなので決行することにしました。

 当日の朝、札幌は風があるものの青空も少し見えるというまあまあの天気です。
小樽に向かって走っていると毛無峠の辺りから天気が悪化してきます。
風が強くなり、時折雪も降ってきます。

 キロロに着くとゴンドラは運休です。
みんなで相談した結果、ホテルピアノ裏で遊ぶことにしました。
シールを付けたスキーを肩に担いで歩きます。
ホテルの手前にある橋を渡ったところから左手の雪の壁を登って山には入ります。

   
   すぐにスノーモービル用に除雪された林道がありましたのでこれを使わせてもらいます。

 林の中にはいると風はそれほどでもありません。
雪も止んできました。

   
   赤い線が登ったルートです。
平坦な林を過ぎると急斜面が目の前に見えます。
雪のない斜面が見えていますが、この斜面は雪崩の危険があるので右手の尾根を登ります。

 交代でラッセルをしながら30分ほど登るとコブ山の山頂部ですが風が強く辺りの視界もありません。
そんなことでここから滑り降りることにします。
青い色で囲まれた辺りを滑りました。

 スキーになれていない人もいますし視界も悪いことから短く区切って滑ります。
1本滑り終えたところで休憩。
登り返しますがシールの張り付きが悪い人がおり2名が下の方で練習することになり5名で登ります。

 風はさらに強くなってきたようですのですぐに滑り降ります。
この天気ですので合流後はホテルピアノの温泉に入ることにして早々に下山します。

 こんな事で慌ただしいスキーになりましたが、天気が悪いときはさっさと下山するのが一番です。
どうやら長峰のリフトも止まったようですので仕方がないことです。

 また、天気のいい日に遊びましょう!!


今シーズン初めての羊蹄山!

2015-02-14 15:01:41 | 後方羊蹄山・ニセコ・積丹山系・道南の山
 もう2月に入っているのに今シーズンはまだ羊蹄山へ滑りに行っていませんでした。
今回、ようやく羊蹄山の初滑りを楽しんで来ました。

 2月12日(木曜日)

 札幌を朝6時に出発してメンバーを拾いながら羊蹄山を目指します。
今回のメンバーは、On氏、Sz氏、Sg氏に加えキロロを一緒に行ったKm氏と私の5人です。
中山峠を越えるときに天気がいいと羊蹄山が見えるのですが、今日は暑い雲の中です。
まあ、風がないので良しとしましょう。

 今回のルートですが、メンバー全員が初ルートとなる通称新陽ルートとか、まっきもルートなどと呼ばれている尾根です。
登山口は真狩市街の少し喜茂別よりにある駐車帯(休憩所)となります。
ここは車を駐車して休憩できるように除雪された場所なのです。

 車が1台もいない駐車場に車を止めて出発の準備をします。
ここから羊蹄山を見ても厚い雲の中で見えません。
   
    洒落た街路灯の向こうに羊蹄山があります。

 幸いなことにトレースが残っています。
今回はこのトレースを使わせてもらいます。
8:40分、ハイクを始めます。
   

 すぐに雑木林に突入します。
この雑木林、結構樹木の密度が濃いです。
視界が遮られまるで迷路のようになっています。
トレースを忠実に追いかけますが、自分でも方向を確認しながら歩きます。

林道を1本横切ります。
さらに登っていくと広く開けた場所に出ます。
ここから小さな沢の中にトレースは伸びています。

 ほどなく小さな砂防ダムが有り、ここから右岸に登り、あとはこの沢に沿ってどんどん登ります。
1時間ほど歩いて小休止します。
風がないので少し汗をかいてきます。
適当に温度調整をします。

 私は、ハイクする時には薄着で歩きます。
ですから長い休憩を取るとすぐに体が冷えてしまいます。
冬のハイクは、ゆっくりペースで歩きあまり汗をかかないようにしなけでばなりません。
といっても、これが難しいのですが、こまめに服装を調整します。

   
   開放面に出てきました。
目の下には車を止めてきた駐車場が見えています。
メンバーの息も整い、快適なハイクが続きます。

   
   どんどん斜度が増してきます。
初めてのルートですので辺りの様子を目に焼き付けます。
樹木もまばらな斜面ですので帰りの滑りが楽しみです。

   
   樹氷が綺麗です。
雲が切れて青空が顔を見せてくれました。
   
   青空に樹氷が映えます。

 晴れては曇りの繰り返しですが、どんどんきつくなる傾斜に負けない様にジグを切って登ります。

   
    上部の樹木が一層まばらになってきました。
森林限界が近づいたようです。
   
   
   ここでちょっと休憩を入れます。

 食べ物を口に入れて飲み物を飲むとまた力が沸いてきます。
この辺りで標高千メートルは超えました。
もう少し頑張って登ります。

 標高1,250mが森林限界でした。
一瞬、雲が切れて山頂部まで見えましたが、すぐに雲に隠れます。
雪面がクラスとしてきたので今日はここから降ることにします。

 風を避けて滑降の準備をします。
いつもながら緊張する時間です。
というのは、滑降準備にはやらなければいけないことが沢山あるからです。
シールをスキーから外し、スキー靴を滑降モードにします。
あとはヘルメットをかぶりゴーグルをつけて手袋を交換してなど細かな支度をこなさなければなりません。

 さあ、最後にチェックして滑降です。
滑降の様子はユーチューブにアップしましたので見てください。
  
 
      2015 2 12 羊蹄山・真狩~喜茂別ルート
    


  最後にGPSログを貼り付けた地図を載せておきます。
   
   くれぐれも、万全の準備をして山に入ってください!!

2015.2.5.キロロ・長峰の裏を滑る!

2015-02-07 13:14:03 | 札幌近郊の山
キロロには余市岳を中心に滑るために何度か来ています。
しかし、長峰の裏斜面を滑ったことがないので、今回はこの斜面を滑るために出掛けてきました。

 2月4日(水曜日)

 朝9時にキロロセンターハウスに集合します。
今回のメンバーは、いつものSz氏、On氏、Sg氏、に加えOmさんに初めて一緒に滑るKm氏に私の総勢6人となりました。

 長峰の山頂まではクワッドリフトを2本乗り継いで行きます。
料金は回数券が4枚で1,200円となります。

 リフトで一気に山頂まで登り、ロープを越えて少し登ると目の下に生唾ものの斜面が広がっています。
樹木はまだらで開放面が一面にあります。
どこを滑ってもいいのですが、一応雪崩の危険性も考えて谷筋は避けるようにします。

   
   早速滑降の準備をします。

 さっそく1本目を滑りますが、最初の滑り出しが少しクラストしてましたが、すぐに粉雪の斜面となりこれが最高でした。
   
   足元から粉雪が舞い上がります。

辺りは樹氷が真っ白で綺麗です。
その木を縫いながら滑るのはとても気持ちのいいものです。
  

 ときおり陽が射すと幻想的な光景が現れます。
   

   

 こんないい雪ですので登り返しも苦になりません。
早く滑りたいからついつい急いでしまいます。
登り終えるとすぐに滑降の準備です。
   
 
 あっという間に2本滑ってしまいました。
   

 3本目は余裕を持って滑ります。
遠くに朝里の海が見えています。
このロケーションだから外国人にも人気なのだと思います。

 私の滑りだけを編集した動画を貼り付けておきます。
お暇な方はぜひ見てください。

   2015.2.5.キロロ・長峰の裏を滑る!


 最後に忠告を一つ! 
キロロに限らずバックカントリーでスキーやボードを楽しむにはそれなりの準備が必要です。
最低でもビーコン、スコップ、ゾンデだけでなく日帰り登山程度の装備は必携です。
そして、吹雪などで視界の無いときにはゲレンデで遊ぶべきです。
「自分の命は自分で守る!」この原則をお忘れ無く、楽しんでください。

タケノコ山へ行ってみた!

2015-02-04 21:48:07 | ニペソツ山・中央山系の山
 北海道の中央部に位置する南富良野町にタケノコ山といわれる山があります。
この山はバックカントリースキーをする者にとってヨダレが出るほどいい雪が降り積もっている山だとのことです。
前々から気になっていた山なのですが、なかなか行く機会に恵まれないでいました。

 そこへUcさんから温泉1泊で行ってみないかとの話があり、この話に乗せてもらいました。
札幌ピオレ山の会の人達に部外者の私を加えてもらう形です。

 1月31日(土曜日)

 札幌を6時に出発します。
この週末は、本州を挟んで北上していた低気圧が北海道付近で一つになり急速に発達するという最悪の状況が予想される天気予報が出ているのです。
北海道全域に暴風雪警報が発令されています。
本当ならこの予報を受けてスキーを中止すべきなのですが、先月も同じような状況で天気が大して悪くならなかったことがあります。
そんなことでとりあえず現地判断を基本にして出発することにしました。

 南富良野スキー場に着くと小雪がチラチラしているものの風はそれほど吹いていません。
Ucさんもほどなく到着、合流して登山口へ向かいます。
登山口には7~8台駐車できるようにきれいに除雪されていました。
   
   車が1台も止まっていません。

 どうやら天気予報に恐れをなして誰も山に入っていないようです。
山の方を見ると山頂部は雲の中ですが、滑るべき開放斜面は見えています。
   
   この白く見える斜面を滑るようです。
(土曜日は左の斜面、日曜日には右の斜面を滑りました。)

 最初は林道を歩きます。
前日に付けられたトレースが残っているのでそれに従ってどんどん登ります。
林の中ですので風が吹いても気になりません。
傾斜がドンドンきつくなってきます。

 やがて、林を抜けて尾根上の地形に出ます。
どうやら稜線に到着したようです。
さらに進むとうっすらと山頂らしいコブが見えてきました。
   
   この辺りの樹木には樹氷が枝についています。
これがとても綺麗なのです。
   

 約1時間30分ほどで山頂に到着です。
早速シールを外し滑るための準備をします。
 
 風が無くなり視界が開けてきました。
すると遠くに真っ白な山並みが見えてきました。
目を凝らしてみると十勝連峰の山並みでした。
   

 ここからスキーで降ります。
雪が少ないのか笹の葉が顔を出しています。
まずは慎重に降ります。
下の方まで見通しが利いてきたので一気に滑ります。
   

   
   雪の量は少なく前日に滑ったシュプールの跡も消えて無かったのですが、その上に降った軽い粉雪の性で気持ちよく滑る事ができます。
調子に乗ってドンドン滑り降ります。
なかなか気持ちが良かったので少し登り返してさらに楽しみます。

こんな事で1日目は終了しました。


 2月1日(日曜日)

 今日は3人の女性も加わり5人で登ります。
途中で2回ほど軽く休みながらハイクします。
昨夜降った雪が少し積もっています。
この雪も軽い粉雪です。

 稜線まで登ると視界があまりありません。
山頂まで登っても視界がないと気持ちよく滑られないので適当な所から滑り降りることにします。
ちょうど稜線には小さな雪庇ができておりその下に回り込んで少し高度を稼ぎます。

 そこから滑り降りることにします。
ここからの雪が最高でした!
軽い粉雪が、足首からややスネに近い深さがあり曲がる度に粉雪が舞い上がります。

 皆さんが滑っている様子は動画にまとめましたので見てください。

2015.1.31.タケノコ山


 タケノコ山は雪質はいいのですが、いかんせん斜面が狭すぎます。
10人も滑ると斜面はずたずたになってしまいます。
早く登らないと楽しめないと思います。

 それにしても、土曜日は私達2名のみ、日曜日は先行者が4名でしたので粉雪を楽しめた2日間でした!!

 

朝里岳でいつもの斜面を楽しむ!

2015-02-01 22:04:23 | 札幌近郊の山
 いつもの朝里岳でバックカントリースキーを楽しんできました。

 1月26日はSz氏と2人で、さらに29日はSz氏にOn氏も加わった3人でと、立て続けに2日ほど遊んできました。

 1月26日(月曜日)

 天気はあまり良くなかったのですが、Sz氏と2人でスキーを楽しんできました。
札幌国際スキー場からゴンドラで山頂駅へ向かいます。
   
   このカマクラは海外から来る旅行者のために作られた物です。

 朝里岳の山頂方面は雲が掛かって視界があまりありません。
そんな中ですが、Sz氏が付けておいてあるピンクテープに導かれてルートを進みます。
   
   1段目の坂を登ると、そこは海から吹き付ける湿った雪が樹木に吹き付けられモンスターができています。

   
   ゴンドラの駅舎が目の下に見えています。

 途中で追い抜いたツァーの一行も後を追ってハイクしてきます。
   

 ここから、いつも滑っている1,117mの尾根から朝里岳沢に向かって滑ります。
ちょっと湿った雪でしたが十分に楽しめました。

 3本ほど滑ってから札幌国際スキー場に戻ってくるとゴンドラの駅はスキー学習に来ている高校生で溢れかえっていました。
   
   こんなにゴンドラを待っている人を見るのは久しぶりです。
毎週末、この位の人がsきーを楽しんでくれるといいのですが・・・・


 1月29日(木曜日)

 この日は晴天の中、Sz氏、On氏と3人で朝里岳へ行って来ました。
数日前から気温が下がり雪の状態は最高です。
軽い粉雪に誘われて登り返して4本も滑ってしまいました。
その様子は、動画で見てください。

https://www.youtube.com/watch?v=5kvVU4OxPqc