8月28日から30日までクワウンナイ川を遡上してトムラウシ山に登る計画を立てていました。
しかし、天気の具合がどうも思わしくないのです。
天気予報によると29日は、天候は曇り、高度千9百メートルで気温4度、風速20mの風が吹くとのことです。
この日の予定は沢を源頭部まで遡上しますので風の影響は少ないかもしれませんが、沢水で濡れた身体は確実に低温の影響は受けるはずです。
まだ8月なのにこの低温は数年前に起きたトムラウシ山での低体温症による大量遭難事故を懸念させるものがあります。
下山予定の30日は、雨の予報であり、幾分気温が上昇するものの風速10mほどの風が残ります。
ご承知のようにクワウンナイ川は逃げ場のない川ですので雨が降る予報では入ることができません。
こんな天気予報では潔く中止の判断をするしかありません。
さて、替わりの山を捜さねばなりません。
今回のメンバーOn氏が、ペテガリに行かなければならない事情があるということですので、ペテガリ岳に変更することにしました。
ペテガリ岳は、コイカクからの縦走以来、2年振りとなります。
8月28日(水)
朝6時に札幌を発ちます。
今回のメンバーは、いつものSz氏、On氏に私の3人です。
10時に登山口となるニシュオマナイ川の駐車場に着きます。
神威山荘手前にあった崖崩れは補修されて通れるようになっていました。
ここで登山準備をしてると大きなポカをしていることに気が付きました。
何と夏靴を忘れて沢靴を持ってきているのです。
この原因は、靴袋に靴を入れて仕舞うときに入れ間違いをしていました。
そのことに気が付かず、夏靴を入れたと思って袋を持ってきていたのでした。
仕方がないので今回は沢靴で登ります。
駐車場からまずはニシュウオマナイ川を渡ります。
沢水は綺麗に透き通っています。
水量も多くありません。
飛び石伝いに慎重に渡渉します。
このルートでは、まず、ニシュオマナイ川から776mのコブ山の東側を乗り越してペッピリガイ川に出てペテガリ山荘まで歩きます。
この間、約3時間の行程となります。
細い沢に沿って登りますが、踏分路がしっかりしており水量も多くないので夏靴で充分歩くことができるのです。
枝沢があるところにはピンクのテープが付けられており正規のルートを見失うことはありません。
1時間ほど歩いたところにある滝が危険なポイントですが右岸に捲き道があります。
沢の両岸が狭くなり水が無くなってくると乗越地点が間近になった証拠です。
やがて、土の急な斜面となりここに切られたステップを登ると乗越点に到着です。
ここから右手に20mほど笹の中を歩き、今度は狭く急な沢を降ります。
20分ほど降ると植林された斜面が目の前に広がります。
ピンクテープに導かれ降っていくとペッピリガイ沢に沿った林道に出ます。
この林道をドンドン降っていくとペテガリ山荘へ着きます。
途中、右手から流れてくる沢に橋が架かっています。
この沢はペテガリ沢です。
この橋を越えると15分ほどでペテガリ山荘に着くことができます。
ペテガリ山荘に13時到着です。
小屋には誰もいません。
ここで、ペテガリ山荘を紹介しておきます。
この小屋は2階建てです。
管理は静内山岳会が行っています。
小屋の両側にトイレと流しが完備しています。
外には炊事場も完備しています。
小屋の中にドーンと鎮座しているストーブが好きです。
さて、ザックを置くと飛び出すようにOn氏は釣り竿を持ってペテガリ沢へ向かいます。
私は小屋の中でのんびり昼寝を楽しみます。
小1時間も経ったでしょうか。
釣りに行っていたOn氏とSz氏が帰ってきました。
何という釣果でしょうか。
30センチを超える大物が1匹、20センチを超えるものが3匹となかなかのものです。
On氏の話では入れ食いの状態だったとか。
今日の食卓にニジマスの塩焼きが加わりました。
私達の後に中高年の男女3人組が到着します。
今夜はこの人達を加えた6人で小屋を使います。
On氏が釣れたニジマスの中型の物を2匹このグループへお裾分けします。
替わりに頂いたジンギスカンも加わり、今夜はニジマスありジンギスカンありの豪勢な夕食となりました。
山小屋で一緒になった人達との山談義は楽しいものです。
ストーブを挟んでそれぞれの食事を取りながら話が続きます。
思わないところから共通の知人がいることが分かり、さらに話が盛り上がります。
楽しい時間が過ぎていきますが、明日も早いので適当なところで切り上げます。
寝る前に外へ出て空を見ました。
満天の星空です。
銀河が文字とおり白い川となって見えます。
明日の天気はきっと晴れでしょう。
しかし、天気の具合がどうも思わしくないのです。
天気予報によると29日は、天候は曇り、高度千9百メートルで気温4度、風速20mの風が吹くとのことです。
この日の予定は沢を源頭部まで遡上しますので風の影響は少ないかもしれませんが、沢水で濡れた身体は確実に低温の影響は受けるはずです。
まだ8月なのにこの低温は数年前に起きたトムラウシ山での低体温症による大量遭難事故を懸念させるものがあります。
下山予定の30日は、雨の予報であり、幾分気温が上昇するものの風速10mほどの風が残ります。
ご承知のようにクワウンナイ川は逃げ場のない川ですので雨が降る予報では入ることができません。
こんな天気予報では潔く中止の判断をするしかありません。
さて、替わりの山を捜さねばなりません。
今回のメンバーOn氏が、ペテガリに行かなければならない事情があるということですので、ペテガリ岳に変更することにしました。
ペテガリ岳は、コイカクからの縦走以来、2年振りとなります。
8月28日(水)
朝6時に札幌を発ちます。
今回のメンバーは、いつものSz氏、On氏に私の3人です。
10時に登山口となるニシュオマナイ川の駐車場に着きます。
神威山荘手前にあった崖崩れは補修されて通れるようになっていました。
ここで登山準備をしてると大きなポカをしていることに気が付きました。
何と夏靴を忘れて沢靴を持ってきているのです。
この原因は、靴袋に靴を入れて仕舞うときに入れ間違いをしていました。
そのことに気が付かず、夏靴を入れたと思って袋を持ってきていたのでした。
仕方がないので今回は沢靴で登ります。
駐車場からまずはニシュウオマナイ川を渡ります。
沢水は綺麗に透き通っています。
水量も多くありません。
飛び石伝いに慎重に渡渉します。
このルートでは、まず、ニシュオマナイ川から776mのコブ山の東側を乗り越してペッピリガイ川に出てペテガリ山荘まで歩きます。
この間、約3時間の行程となります。
細い沢に沿って登りますが、踏分路がしっかりしており水量も多くないので夏靴で充分歩くことができるのです。
枝沢があるところにはピンクのテープが付けられており正規のルートを見失うことはありません。
1時間ほど歩いたところにある滝が危険なポイントですが右岸に捲き道があります。
沢の両岸が狭くなり水が無くなってくると乗越地点が間近になった証拠です。
やがて、土の急な斜面となりここに切られたステップを登ると乗越点に到着です。
ここから右手に20mほど笹の中を歩き、今度は狭く急な沢を降ります。
20分ほど降ると植林された斜面が目の前に広がります。
ピンクテープに導かれ降っていくとペッピリガイ沢に沿った林道に出ます。
この林道をドンドン降っていくとペテガリ山荘へ着きます。
途中、右手から流れてくる沢に橋が架かっています。
この沢はペテガリ沢です。
この橋を越えると15分ほどでペテガリ山荘に着くことができます。
ペテガリ山荘に13時到着です。
小屋には誰もいません。
ここで、ペテガリ山荘を紹介しておきます。
この小屋は2階建てです。
管理は静内山岳会が行っています。
小屋の両側にトイレと流しが完備しています。
外には炊事場も完備しています。
小屋の中にドーンと鎮座しているストーブが好きです。
さて、ザックを置くと飛び出すようにOn氏は釣り竿を持ってペテガリ沢へ向かいます。
私は小屋の中でのんびり昼寝を楽しみます。
小1時間も経ったでしょうか。
釣りに行っていたOn氏とSz氏が帰ってきました。
何という釣果でしょうか。
30センチを超える大物が1匹、20センチを超えるものが3匹となかなかのものです。
On氏の話では入れ食いの状態だったとか。
今日の食卓にニジマスの塩焼きが加わりました。
私達の後に中高年の男女3人組が到着します。
今夜はこの人達を加えた6人で小屋を使います。
On氏が釣れたニジマスの中型の物を2匹このグループへお裾分けします。
替わりに頂いたジンギスカンも加わり、今夜はニジマスありジンギスカンありの豪勢な夕食となりました。
山小屋で一緒になった人達との山談義は楽しいものです。
ストーブを挟んでそれぞれの食事を取りながら話が続きます。
思わないところから共通の知人がいることが分かり、さらに話が盛り上がります。
楽しい時間が過ぎていきますが、明日も早いので適当なところで切り上げます。
寝る前に外へ出て空を見ました。
満天の星空です。
銀河が文字とおり白い川となって見えます。
明日の天気はきっと晴れでしょう。