井の中の蛙、カイラス山巡礼に挑む!

夢のカイラス巡礼を終え、登山を再開しました。山岳信仰の延長上に四国遍路、カイラス山巡礼があり、原点の登山に戻ります。

カラパタールからアイランドピークへ ・ その4

2011-11-30 22:24:37 | エベレスト街道を歩きカラパタールからアイランドピークへ
 10月27日 高度順応のためナムチェに滞在
 
 今日は高度順応のためナムチェで1日過ごします。
ナムチェ自体の高度は3,450mありますので高山病の症状が出てもおかしくないのです。
しかし、一晩過ごしましたが特に高山病の症状は出ていません。

  
   宿の窓からナムチェの町が見えます。
 朝はこの山(タムセルク6,623m)の向こうから太陽が登るので、町全体がまだ眠っています。

 その山に陽が差してきます。
   
    この時間はほんの数分でどんどん明るさが増してきます。
    その差し込む日差しが山に活力を与えているようです。

 今日はノンビリと散歩を楽しむことにしました。
ガイドのパサンは、私を案内する風でもないので、一人で散歩してくると言い残して出掛けます。

 ホテルの直ぐ前にチベット仏教のお寺があります。
   
    真っ白な山は、ナムチェの西側に聳える山です。

 宿の玄関前で香を焚いています。
このお香は杉の枝先を焚いているようです。
   
    モウモウと煙が上がります。

 ホテル前の階段をトレッカーが登ってきます。
その中に日本人の団体がいました。
皆さん70歳は越えているような人達でした。
シャンボチェの丘に行くといっています。

 少し間をおいて私も階段を登ります。
そして、ナムチェの町を見下ろすようにトラバースする道を歩きます。
町外れに来ると大きなマニ石があります。
ここを真っ直ぐ歩くとエベレスト街道のようで、丘を登るとシャンボチェのようですが標識がありません。

 取り敢えず、真っ直ぐ歩くことにしました。
道は山肌を水平に真っ直ぐ伸びています。
その先にストゥーパが見えます。
   
    左手にちょこんと顔を覗かせているのがエベレストです。

 途中の草原に薄い青色の花が咲いています。
      
     直射日光がきついせいでしょうか?随分、色あせた感じです。

 後ろを振り返るとナムチェの西側の山が真っ白に輝いています。
    

 前にはエベレストとアマダブラム、後ろには真っ白に輝く山。
    

 1時間半ほど歩いたところから引き返します。
そして、町のはずれにあるマニ石のところからシャンボチェの丘に向かって登ります。
40分ほど頑張って登ると平坦になってきます。
そこには飛行場があります。
ヘリコプターが何回か飛んできて着陸しています。

 ホテルエベレスト・ビューを探しましたが見あたりません。
近くの丘に登ると遙か向こうの松林の中にそれらしい建物が見えました。
    
     谷を一つ越えなければなりませんので、ここで帰ることにしました。

 宿に帰ってから昼食を食べると昼寝をします。
ナムチェまで慌ただしく歩いてきましたのでここで少しペースダウンです。

 夕方は日の沈んだナムチェの町を夕日に輝く真っ白な山が見下ろしています。
なかなかいい光景です。
   

 高度順応も順調のようなので一安心です。

 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
 
  シャンボチェの丘に建つホテルエベレスト・ビューは宮原巍(みやはらたかし)
 さんが日本人から出資を募り建てたものです。
  この建築に掛かる苦労話は「ヒマラヤの灯」文藝春秋社発行の本に詳しく
 書かれています。
  私は日本に帰ってきてからこの本を読んでいるところです。
 興味のある方はぜひ読んでみてください。
 ヒラリー卿にこのホテル建設を反対されたなどという話しも出てきます。 

カラパタールからアイランドピークへ ・ その3

2011-11-28 21:50:26 | エベレスト街道を歩きカラパタールからアイランドピークへ
 10月26日 パクディン→ナムチェ・バザール

 昨夜のお客は私一人でした。
朝晩はけっこう冷え込みます。
朝食を取るために食堂へ行きましたがストーブに火は入っていません。

 室温は7度です。
トレッキングをしている間、食堂のストーブに火があればいいのですが、火が入っていなければ一番暖かいのは寝袋の中という有様です。
気温7度くらいなら札幌に住んでいる私にはそれほど低い気温でもないのですが、1日中火のないところで暮らすのは、また、別です。
けっこう、身体にはきついものです。

 さて朝食を終え、7:25分ナムチェに向かって歩きます。
ほとんどのトレッカーは、8時から9z9頃に歩き出しますので、私は早めに宿を出発しています。
これはガイドの指示で出発時間を決めていますが、パサンは早めに出発するのが好きなようです。
私も、早めに出発して早く宿に着く方が午後の時間をゆっくり過ごせるので異存はありません。

 ただ、朝早くは谷の中に陽が差していないので寒いです。
手袋を付けて歩きます。

   
    谷の対岸に大きな岩山があり、ここには陽が差しています。

   
    このような松林を歩くのは気持ちがいいです。

 トレッキングのコースは生活道路となっています。
1時間半ほど歩くとモンジョの町です。
この町はサガルマータ・ナショナルパークの入り口になりますので、入域管理の事務所があります。
   
    ここで入域料を払うようですが、私はすでに許可を取っているので
    チェックするだけです。
   
    少しずつ川に近づいていきます。

   
    登ったり下ったりしながら少しずつ高度を上げていきます。

 トレッカーを見ていると圧倒的にヨーロッパから来ている人達が多いです。
あちらこちらから聞こえてくるのは、鼻に掛かったフランス語とちょっときつい言葉のドイツ語です。
日本人はあまり見かけません。
その日本人と同じくらい韓国人と中国人が歩いています。
気を付けて顔を見ながら「おはようございます!」と声を掛けるか「アンニョ・ハセヨー」というか「ニー・ハオ」とするか気を遣いながら声を掛けます。

 道は石で補強されていますので、場所によっては石段の道が続きます。
今回はこれを考慮して靴底が柔らかめでクッション性のあるものにしました。
そのお陰で足を痛めることなく歩くことが出来ます。

 9:45分、ジョサレに到着です。
ここで昼食を取ります。
ガイドが入ったロッジは、裏がテラスになっており直ぐ下に川が流れています。
日差しが強く当たりますので暑いくらいです。
ここの昼食はジャガイモをソテーしたフライドポテトを頼みます。
ちょっとピリ辛ですが美味しかったです。

 私の隣のテーブルに座った外人の女性が、それは何?といった顔でこちらを見るので「フライド・ポテト」と教えてあげます。

 食べ終わると食堂へ入って軽く休みます。
室内はひんやりして気持ちがいいので少しウトウトしました。

 1時間ほど休んでナムチェへ向かいます。

   
    川の直ぐ脇を歩きます。ここは気持ちのいい場所です。
 
 そして、前方に吊り橋が見えてきます。
   
    この吊り橋を渡るとナムチェへ向かって急なつづら折りの道を登ります。

 12:10分、 吊り橋を渡り終えたところで一息入れます。
ここからナムチェまでは延々と続く急坂を登るのです。
30分ほど休まずに登ったところでガイドが休憩するといいます。
ここからエベレストが見えるのだといいます。

   
    この通り沢山の人が休んでいます。

そして少し右側に行くと林の隙間からエベレストが見えました。
   
    暗い林の一番奥に真っ白に輝くエベレストです。

 エベレストをこの目で見たのは初めてです。
もっと感動するかと思いましたが、あまりに遠かったのでそれほどの感動もありません。
「そうか、そうか、あれがエベレストか。」といった程度の印象でした。

ここからさらにダラダラとした坂を登ること30分、ようやくナムチェに到着です。
しかし、私達の宿はナムチェの谷の向こう側です。
狭く曲がりくねったナムチェの町を抜けます。
   

 13:30分、ナムチェの宿に到着です。

 宿からはナムチェの町が一望できます。
ナムチェの町は、浅く湾曲した谷間を埋め尽くすように建物が建っています。
標高は3,450mあります。
高山病の恐れがあるので歩くのも、ゆっくり、ゆっくりを心がけます。

 標高が上がった分、夜なども寒くなります。
今夜からダウンのジャケットを着ることにします。
   

カラパタールからアイランドピークへ ・ その2

2011-11-27 21:57:02 | エベレスト街道を歩きカラパタールからアイランドピークへ
 10月25日 カトマンズ→ルクラ→パクディン

 朝5時半にホテルのロビーへ降りてガイドが向かえに来るのを待ちます。
ところが、そのガイドがなかなかこないのです。
ルクラへ飛ぶ飛行機は6時に飛ぶといわれています。

 どうしたことかとジリジリして待っていると暗かった空が明るくなってきます。
6:10分に慌ただしくガイドが車でやってきます。
私の荷物の他に大きなバックと段ボール箱などを車に積み込み出発です。

 車で混み合ってきた道路を飛ばしますが、なかなか思うように進みません。
やっと、空港へ着きましたが、国内線の玄関には人が溢れています。
その列に並んでいると進まないので、どんどん脇から進んでいきます。

 なぜこんなに混んでいるか入り口まできて分かりました。
入り口には兵士が立っており、この兵士がチケットを確認しながら空港内へ搭乗客を入れているのです。

 やっと空港の建物の中にはいることが出来ました。
まず荷物を秤の上に載せます。
ここで荷物の重量を量り、超過分の料金を銀行の窓口で払うようです。
この辺りの手続きにガイドは慣れていないようで時間ばかり掛かります。

 最初の待合所から手荷物検査と身体検査を受けて次の待合所に進みます。
この検査で私のザックに入っていたナイフを発見されてしまいます。
このナイフを預け入れた手荷物に移します。

   
    待合所は静かです。

 この待合所で待っていると7:45分の便に乗れるようです。
女性の案内人からルクラ行きのバスが出るとの声が掛かります。
これでやっとバスに乗って飛行機へ移動かと思うと、飛行場の片隅でさらに待機が掛かります。

いったいいつになったら飛行機に乗れるかと思いましたが、ここまで来たら焦っても仕方がありません。
すべては、ネパールペーストあきらめます。
やっとバスが動き、飛行機の横に泊まります。
ここから歩いて飛行機に乗り込みます。
   
    飛行機の中はこんな様子です。

 飛行機は狭い通路を挟んで17~18人位の人が乗っています。
小太りのキャビンアテンダントの女性が籠の中に綿とアメを配ります。
綿は耳鳴りを防ぐために用意しているようです。
私はアメを2個もらってさっそく舐めます。

 ほどなく飛行機は滑走路へ向かい、ルクラへ向かって離陸します。
高度を高く上げることなく前方に見える山肌を舐めるような高度で飛んでいきます。
ルクラに向かう便では左側の座席に座るとヒマラヤの山が見えると聞いていたので、何とかその席を確保しました。

 15分ほど飛んでいると前方にうっすらと白い山が見えてきます。
    
     山の形から山座同定は出来ませんが、ヒマラヤ初見参です。

 30分ほどすると操縦席の前方に深い谷が見えてきます。
その谷に向かって高度を下げていきます。
すると前方に登り坂となっている滑走路が見えてきます。
その滑走路に向かってぶつかるように高度を下げて着陸です。

 飛行機は右に曲がり駐機場へ入っていきます。
    
     ルクラの飛行場の全景です。

 ここで、積み込んだ荷物を受け取りましたが、ポーターがいません。
ガイドは私に荷物を見ているように言ってどこかへ行ってしまいます。
その間にもポーターはいらないかと言って数人の男が荷物に手を掛けようとします。
その人達に向かって「ノー、サンキュー!」といって、全てことわります。

 15分位するとガイドがやってきてポーターに荷物を渡すと私にこちらへ来いといって空港を出ます。
空港の建物がよく見えるロッジへ案内され、朝食を注文します。
このロッジの真下が滑走路です。
    
     この滑走路は谷に向かって降り坂となっています。

 朝食を済ませて9:15分、ルクラを出発します。
滑走路をぐるりと回るように歩くと右に曲がります。
そこはルクラのメインストリートでした。
お土産を売っている店や商店がある通りを抜けると道はどんどん下っていきます。

 いよいよ、トレッキングの始まりです。
所々にロッジがあります。
しばらく歩くと前方からゾッキョが数頭歩いてきました。
   
    ルクラから先はこのゾッキョか人背が荷物の運搬道具となるのです。

 1時間ほど歩くと茶店があります。
ここで休憩することにしました。
   
    前方にはこれから歩く谷が広がっています。 

 天気は良いので、歩いているとシャツ1枚で汗ばむくらいです。
寝不足気味でしたが天気が良いので気持ちよく歩けます。

    
     
    
     大きな石に経文を彫り込んだマニ石です。

 この石が出てくると3年前に歩いたアンナプルナを思い出しました。
ネパールはヒンズー教を信仰している人が多いようですが、高地に来るとチベット仏教を信仰している人が多いようです。
その厚い信仰の証がマニ石や所々にあるマニ車に現れています。

 11:50分、集落が見えてきました。
どうやらパクディンのようです。
今日はここにあるロッジに泊まります。

 ガイドが電話でなにやら話しています。
どうやらロッジの名前を聞いているようです。
連れて行かれたロッジはあまり立派とは言えないロッジでした。
   
    プリンスオブエベレストとというロッジです。

 どうやら、このロッジはガイドの妹の友達がいるロッジのようです。
今日はルクラからこのロッジまで2時間30分ほどしか歩いていませんが、朝が早かったので疲れを取るには丁度いい距離でした。

 昼食を食べて日当たりのいい場所でノンビリします。

     

カラパタールからアイランドピークへ ・ その1

2011-11-26 20:59:35 | エベレスト街道を歩きカラパタールからアイランドピークへ
 3年前にアンナプルナサーキットを歩いて、いつかはエベレストを見てみたいと思っていました。
と同時にトレッキングだけでなく小さな山で良いからクライミングもしてみたいと考えていました。

 今年は日高に明け暮れた夏も終わり、山スキーシーズンまでちょっと間の空く10月から11月をどう過ごそうかと考えた時に、そうだ、ネパールへエベレストを見に行こう!
思い立ったように気持ちの中にエベレストを見たい!そして、6千メートルくらいの山に登ってみたいという欲求が湧き上がってきました。

 9月末、いつも使っているカトマンズにあるアサヒトレックへメールを入れました。
アイランドピークに登り、カラパタールからエベレストを見るトレッキングの見積もりをお願いしました。
すると17万ほどの金額でOKとの返事をもらったので、あわてて航空券も探します。
幸いにもコリアンエアーの格安航空券でサーチャージ込みで13万ほどの航空券もゲットしました。
 こうなれば、あとは行くだけです。

 こんな事で10月23日から11月15日までトレッキング&クライミングをしにネパールへ行くことになりました。


 10月23日

 千歳空港から仁川空港へ飛びます。
トランスファーは、コリアンエァーで用意してくれた空港そばのホテルで1泊します。
韓国で入管手続きを取りコリアンエァーのカウンターで手続きを取りホテルまでバスで送ってもらいます。
 千歳空港から仁川空港までは約2時間半ほどのフライトになります。
福岡あたりへ行くのとほとんど変わらない時間で仁川空港へ着いてしまいます。
ホテルはツインの部屋で夕食と翌日の朝食も付いています。

 10月24日

 ホテルで6時半のバスに乗るべくロビーで待っていたのですが、案内がないままバスは空港ビルへ出発してしまいました。
私とネパール人夫婦が乗り遅れてしまい、別に用意してくれた車で空港ビルへ送ってもらいます。

 チケットは手元にあるので真っ直ぐ手荷物のチェックカウンターに進み出国手続きをします。
出国は問題なく手続きを終え、カトマンズ行きのゲートへ行きます。
ここで時間までノンビリと持ってきた本を読みながら時間待ちです。

 この仁川空港からカトマンズへ行くのも2回目となると多少の余裕があります。
仁川からカトマンズからは、およそ6時間半ほどの飛行時間となります。
時差は6時間15分、飛行機の中ではビデオなど見て過ごします。
ビデオは中国製なのか音声は英語で字幕は中国語です。
中国語の字幕は漢字ですので、なぜか見ているだけで何となく意味が分かるのです。

 さて、カトマンズに到着です。
まずは入国ビザをもらわなければなりません。
「without Visa」と書かれた列に並びます。
入国ビザの申請用紙は日本にある在日ネパール大使館のHPからプリントしたものに書き込んで用意してあります。
その用紙に写真を貼り付け、30日間の料金30ドルを用意して待っていました。
私の番になったのでこれらの書類を出すと料金は40ドルだといいます。
あわててザックの中から10ドルを取り出して渡します。

すると、入国カードがないといいます。
はがき大の用紙を渡されたのであわてて書き込みます。
氏名に生年月日、パスポート番号などを書き込み手渡すと署名がないといわれこれも書き込みます。
空欄が目に付く入国カードですが何も言わずに受け取ってくれます。
やれやれ、何とか30日のビザを取って無事に入国できました。

 1階に階段を下りて手荷物を受け取らなければなりません。
その前に税関の申請があるはずなのですが、申請書を受け取る人がいません。
ザックを手荷物検査機に掛けるとこれでOKです。

 さて、手荷物を受け取ってと思いベルトコンベァーの前に並んで自分の荷物が出てくるのを待っています。
黒い大きなバックが出てきました。
それをコンベァーから降ろしてあとはピッケルを包んだ段ボール箱を降ろすだけです。
ところがこのピッケルが出てきません。
2~3回荷物が回っているのですが、私のピッケルが出てきません。

 誰かが間違って降ろしたかと思いあたりを探しましたが見あたりません。
仕方がないので、タグを持って「ミッシング!」といって担当者らしい人にタグを見せます。
片隅に案内されて荷物の大きさなどを聞かれますが上手く説明できません。
大きさを手で示して紙の箱で出来ている荷物だといいます。

 係りの人が探してくれたけれど、やはり見つかりません。
搭乗券の半券を見せてタグと一緒にパスポートも見せます。
黄色い紙にそれらを記入して荷物が届いていないとの手続きをしてくれます。
連絡先はアサヒトレックのリラさんにして控えの紙をもらいます。

 英語がほとんど出来ない私にとってこれは大事件でした。
でも、何とか手続きが終わって、ホット一息です。

 これで、ようやく空港を出ることが出来ます。
出口にリラさんが待っていてくれました。
手短に挨拶を済ませ、事情を話します。
そして車へ行くと、何と日本人の人が8人ほど乗っています。
これらの人を待たしてしまいましたので、挨拶をしてアサヒトレックが用意してくれたホテルへ向かいます。

 いきなり荷物が出てこなかったので、ちょっと動揺してしまいました。
ホテルはアサヒトレックの事務所の裏にあるsamusaraホテルでした。
   
    なかなか綺麗なホテルでした。

 ホテルでチェックインを終え、部屋に荷物を置くとアサヒトレックの事務所へ行きます。
ここでガイドに紹介されます。
今回のガイドは、パサン・シェルパという若者です。
21歳ながらエベレストの登頂2回というクライミングガイドです。
しかし、日本語は話せません。
彼との共通語は英語ということになります。

 あとはリラさんと今回のトレッキングの費用を詰めます。
リラさんから今回はアイランドピークに登るのでテントなどの装備品が多くなりポーター1人では担ぎきれないので2人にしてほしいと提案されました。
1人分の費用が余分にかかります。
結局、ガイド1人、ポーター2人で契約することになり、総費用2,450ドルを支払います。
これで、今日からカトマンズを発つ日までのホテル代もすべて支払いが済んだことになります。

 ホテルへ帰って夕方6時からウェルカムパーティーまでの時間、少しベットで休みます。

 6時前にホテル前の芝生に行くと先ほど空港から一緒になった方々がいましたので話をします。
彼らは、アンナプルナベースキャンプまでのトレッキングに行くとのことです。
首都圏に住んでいらっしゃる70歳の方々です。
しかも、札幌南高を卒業された方4人を中心にその方の友達などで構成されたパーティーでした。
ここ数年は毎年のようにネパールへトレッキングに来ているようです。
とても仲の良い方達でした。

 ホテルから歩いて6~7分のところにあるレストランでパーティーです。
    
 
2階に案内され、民族舞踊を見ながらビールをいただきこの方達と話を品形楽しい時間を過ごしました。
明日は、6時の飛行機でルクラへ飛ぶので5時にホテルのロビーへ向かえに行くといわれています。
あまり酔っているわけには行きません。
9時前にホテルへ帰りそうそうに寝ます。

 そうそう、空港に届いていなかったピッケルは無事に手元に戻りました。
夕方空港からリラさんに荷物が見つかったと連絡があり取りに行きました。
これで、ルクラへ飛ぶことが出来ます。