8月19日(日)
2日目を迎えました。
朝はガスが掛かって窓の外は真っ白です。
5時に朝食を済ませて準備を終えたのが5時20分。
5:25分、さあ、いよいよ槍ヶ岳に向かって出発です。
今日のコースは、まずヒュッテ西岳までアップダウンの少ない尾根歩きを3時間。
そこから槍ヶ岳東鎌尾根を一旦水俣乗越まで1時間30分掛けて降り、東鎌尾根を3時間かけて登らなければなりません。
なかなかの難コースが待ちかまえています。
真っ白なガスの中をヒュッテ西岳へ向けてほとんど水平なコースを歩きます。
途中、20分ほど歩いたところでビックリ平に出ます。
ここはガスで眺望がありませんでしたが、晴れていると目の前に槍ヶ岳がドーンと見えるはずです。
しかし、今はこんな感じです。

時間が経つにしたがってドンドン雲が晴れてきます。

槍ヶ岳が間近に見えます。
後ろの方には立山や剱岳も見えてきました。

今日も良い天気のようです。
これに気をよくした2人は快調に進みます。
正面左には雲をまとった常念岳が見えています。

槍ヶ岳に掛かったガスも晴れクッキリと見えてきます。

そして、穂高の峰々も綺麗な姿を見せてくれます。

私達の歩いている姿が陰となって見えています。

この辺りはとてもいい気持ちで歩いていました。
私は北鎌尾根をじっくりと見ることができて満足でした。
天気が良くて空気は涼しく快適な尾根歩きが続きます。

ヒュッテ西岳の赤い屋根が見えてきました。
このロケーション!
何という場所にヒュッテ西岳は建っているのでしょうか!
穂高連峰から槍ヶ岳までの稜線が一望です。
さらに言うなら常念岳から蝶が岳までの稜線も一望できます。
目の下には槍沢が広がります。
この次はぜひこのヒュッテに泊まってみたいと思いました。
7:20分、ヒュッテ西岳に到着です。
標準のコースタイムでは3時間という事でしたが、2時間で着いてしまいました。
それほど飛ばして歩いたわけではありません。
ここから東鎌尾根を歩き昼までには槍ヶ岳山荘に着きたいと思っていた私には思いもかけないボーナスです。
今日の天気予報も昨日同様に午後から雨なのです。
雷が鳴っている東鎌尾根はゴメンです。
何とかして雷が鳴り出す前に槍ヶ岳山荘に着きたいと思っています。
今の天気ではおそらく大丈夫でしょう。
ここは20分ほどゆっくり休んで目の前に広がる光景を楽しみます。

槍沢の全景です。上高地から来る人達はこの沢を登ってきます。
7:40分、水俣乗越に向かって降ります。
この降りがなかなかでした。

木の梯子に階段、鉄梯子などがあり岩もザラザラと崩れます。
足元に注意して降ります。
降り終えたと思っても小さなコブがあります。
このコブを3つほど乗り越すとやっと水俣乗越でした。

若い女性が2人休んでいました。
そのうちの一人は槍沢から登ってきたようです。
私は、天井沢への降りを確認しました。
何故かというと、北鎌尾根に行くために、最近はこの水俣乗越を降るコースがあるからです。
ヒュッテ西岳からここまで1時間ほどで降ってきました。
さあ、ここから東鎌尾根の核心部に突入です。

私達の頭上に岩尾根が待ちかまえています。
気温も上がってきました。
照りつける太陽を避けることのできない岩尾根です。
給水を十分に取りながら登ります。
登るだけでなくてこんな梯子も降ります。

地中で2度ほどの休憩を挟んでやっとヒュッテ大槍の真下に来ました。
ヘリが資材をぶら下げて飛んできます。

この岩の上にヒュッテ大槍があるようです。
6人ほどにグループが私達の前を歩いています。
足取りが重そうで後ろを歩いていると道を譲ってくれます。
それではと、先に歩いてほどなくヒュッテ大槍に着きました。
10:05分、ヒュッテ大槍に到着です。
ここは外にベンチなどがないので建物の中の土間で休ませてもらいます。
ノドが渇いているのでコーラを買います。
4百円のコーラですが、とても美味しく頂きました。
30分ほど休んでちょっと疲れ気味のみいちゃんも復活!
ここから先は岩ばかりとなります。
慎重に歩くことにします。

休みなく飛んでくるヘリコプターです。
上空にいる時間はほんの数分です。
アッという間に荷物を降ろして飛んでいきます。
何ということでしょうか。
登るにしたがって雲がドンドン濃くなってきます。

でも、ここまで来ると槍ヶ岳山荘までそう時間が掛かるはずはありません。

花などを見る余裕がありました。
下を見ると槍沢を登ってくる登山者が見えます。

一瞬晴れた大槍を見ると沢山の人が登っています。

11:15分、槍ヶ岳山荘に到着です。
やれやれ、何とか雨に逢わずに小屋へ着くことができました。
一安心です。
小屋に着いたもののまだお昼です。
時間をもてあましたので2階にある談話室で一息つきます。
私は北鎌尾根のDVDがあったのでそれを見て時間を潰しました。
そのうち雨が降ってきました。
3時過ぎには止むだろうと思い、雨が止んでから山頂を目指すことにしました。
ところが雨はシトシトと降っておりなかなか止みません。
今日はフルートのミニコンサートがあるので夕食は4時30分と早めにセットされています。
最悪の場合、夕食後でも雨が止んでまだ明るく山頂へ行く事が出来ます
そんなことで、小屋でゴロゴロして時間を過ごします。
談話室で槍平小屋から登ってきた2人の女性がいました。
この人達に私が写した写真などを見せて、しばし山談義などをしました。
槍ヶ岳には本当にいろいろな人達が登ってきています。
そんな人達の話を聞いているだけでも楽しかったです。
夕食を食べる頃に雨は上がっています。
サッサと夕食を食べて山頂へ向かいます。
この時間になるとさすがに登る人が少なくスイスイ登れます。
途中の下山ルートはご覧の通り混み合っています。

鎖場を降るツァー客が鎖にカラビナやスリングを通してビレイしながら降っています。
これが渋滞の原因です。

鎖場の上には待っている人達がいます。
私達はこの人達を横目で見ながらスイスイ登ります。
最後のはしごを登ると山頂です。
私にとって2度目の山頂です。

辺りはガスが掛かっているのですが、サーッと晴れたりします。
そのうち陽が射してくると、何とブロッケン現象が大天井岳側の雲に現れます。
急いでカメラを出して写しましたが、その時間10秒ほどでした。

うっすらとしか写ってしかいませんでした。
分かるでしょうか?
その跡20分ほど待っていましたが、ブロッケンは現れませんでした。
この間、山頂は私とみいちゃんの2人占めでした。
夜7時過ぎから第22回目となるフルートのみにコンサートが開かれました。
松本市在住の桂姉妹の演奏です。

2日前は槍沢ロッジでも同じ様な演奏会を開催したと話してくれます。
息を整えるために2日前にこの山荘へ登ってきて今日の演奏をしてくれているようです。
この演奏はマイクも使っていない生の音ですのでとても繊細で耳をこらして聞いていなければなりません。
そんな中、演奏中に話し声が後ろから聞こえてきます。
思わず、「話を止めてください!」と注意してしまいました。
うーん!歳を取ってきたかな?
こんな不作法が我慢出来なくなってきています。
この夜は玄関先のテーブルで消灯時間が過ぎたのにお酒を飲んで話し込んでいるグループにも注意してしまいました。
彼らの話し声が私達の寝ている場所にも聞こえてくるのです。
それが耳障りなので我慢出来なくて注意してしまいました。
みなさん、テン場でもそうですが話し声は以外と大きく響きます。
消灯時間を過ぎた懇談はできれば止めましょう!
2日目を迎えました。
朝はガスが掛かって窓の外は真っ白です。
5時に朝食を済ませて準備を終えたのが5時20分。
5:25分、さあ、いよいよ槍ヶ岳に向かって出発です。
今日のコースは、まずヒュッテ西岳までアップダウンの少ない尾根歩きを3時間。
そこから槍ヶ岳東鎌尾根を一旦水俣乗越まで1時間30分掛けて降り、東鎌尾根を3時間かけて登らなければなりません。
なかなかの難コースが待ちかまえています。
真っ白なガスの中をヒュッテ西岳へ向けてほとんど水平なコースを歩きます。
途中、20分ほど歩いたところでビックリ平に出ます。
ここはガスで眺望がありませんでしたが、晴れていると目の前に槍ヶ岳がドーンと見えるはずです。
しかし、今はこんな感じです。

時間が経つにしたがってドンドン雲が晴れてきます。

槍ヶ岳が間近に見えます。
後ろの方には立山や剱岳も見えてきました。

今日も良い天気のようです。
これに気をよくした2人は快調に進みます。
正面左には雲をまとった常念岳が見えています。

槍ヶ岳に掛かったガスも晴れクッキリと見えてきます。

そして、穂高の峰々も綺麗な姿を見せてくれます。

私達の歩いている姿が陰となって見えています。

この辺りはとてもいい気持ちで歩いていました。
私は北鎌尾根をじっくりと見ることができて満足でした。
天気が良くて空気は涼しく快適な尾根歩きが続きます。

ヒュッテ西岳の赤い屋根が見えてきました。
このロケーション!
何という場所にヒュッテ西岳は建っているのでしょうか!
穂高連峰から槍ヶ岳までの稜線が一望です。
さらに言うなら常念岳から蝶が岳までの稜線も一望できます。
目の下には槍沢が広がります。
この次はぜひこのヒュッテに泊まってみたいと思いました。
7:20分、ヒュッテ西岳に到着です。
標準のコースタイムでは3時間という事でしたが、2時間で着いてしまいました。
それほど飛ばして歩いたわけではありません。
ここから東鎌尾根を歩き昼までには槍ヶ岳山荘に着きたいと思っていた私には思いもかけないボーナスです。
今日の天気予報も昨日同様に午後から雨なのです。
雷が鳴っている東鎌尾根はゴメンです。
何とかして雷が鳴り出す前に槍ヶ岳山荘に着きたいと思っています。
今の天気ではおそらく大丈夫でしょう。
ここは20分ほどゆっくり休んで目の前に広がる光景を楽しみます。

槍沢の全景です。上高地から来る人達はこの沢を登ってきます。
7:40分、水俣乗越に向かって降ります。
この降りがなかなかでした。

木の梯子に階段、鉄梯子などがあり岩もザラザラと崩れます。
足元に注意して降ります。
降り終えたと思っても小さなコブがあります。
このコブを3つほど乗り越すとやっと水俣乗越でした。

若い女性が2人休んでいました。
そのうちの一人は槍沢から登ってきたようです。
私は、天井沢への降りを確認しました。
何故かというと、北鎌尾根に行くために、最近はこの水俣乗越を降るコースがあるからです。
ヒュッテ西岳からここまで1時間ほどで降ってきました。
さあ、ここから東鎌尾根の核心部に突入です。

私達の頭上に岩尾根が待ちかまえています。
気温も上がってきました。
照りつける太陽を避けることのできない岩尾根です。
給水を十分に取りながら登ります。
登るだけでなくてこんな梯子も降ります。

地中で2度ほどの休憩を挟んでやっとヒュッテ大槍の真下に来ました。
ヘリが資材をぶら下げて飛んできます。

この岩の上にヒュッテ大槍があるようです。
6人ほどにグループが私達の前を歩いています。
足取りが重そうで後ろを歩いていると道を譲ってくれます。
それではと、先に歩いてほどなくヒュッテ大槍に着きました。
10:05分、ヒュッテ大槍に到着です。
ここは外にベンチなどがないので建物の中の土間で休ませてもらいます。
ノドが渇いているのでコーラを買います。
4百円のコーラですが、とても美味しく頂きました。
30分ほど休んでちょっと疲れ気味のみいちゃんも復活!
ここから先は岩ばかりとなります。
慎重に歩くことにします。

休みなく飛んでくるヘリコプターです。
上空にいる時間はほんの数分です。
アッという間に荷物を降ろして飛んでいきます。
何ということでしょうか。
登るにしたがって雲がドンドン濃くなってきます。

でも、ここまで来ると槍ヶ岳山荘までそう時間が掛かるはずはありません。

花などを見る余裕がありました。
下を見ると槍沢を登ってくる登山者が見えます。

一瞬晴れた大槍を見ると沢山の人が登っています。

11:15分、槍ヶ岳山荘に到着です。
やれやれ、何とか雨に逢わずに小屋へ着くことができました。
一安心です。
小屋に着いたもののまだお昼です。
時間をもてあましたので2階にある談話室で一息つきます。
私は北鎌尾根のDVDがあったのでそれを見て時間を潰しました。
そのうち雨が降ってきました。
3時過ぎには止むだろうと思い、雨が止んでから山頂を目指すことにしました。
ところが雨はシトシトと降っておりなかなか止みません。
今日はフルートのミニコンサートがあるので夕食は4時30分と早めにセットされています。
最悪の場合、夕食後でも雨が止んでまだ明るく山頂へ行く事が出来ます
そんなことで、小屋でゴロゴロして時間を過ごします。
談話室で槍平小屋から登ってきた2人の女性がいました。
この人達に私が写した写真などを見せて、しばし山談義などをしました。
槍ヶ岳には本当にいろいろな人達が登ってきています。
そんな人達の話を聞いているだけでも楽しかったです。
夕食を食べる頃に雨は上がっています。
サッサと夕食を食べて山頂へ向かいます。
この時間になるとさすがに登る人が少なくスイスイ登れます。
途中の下山ルートはご覧の通り混み合っています。

鎖場を降るツァー客が鎖にカラビナやスリングを通してビレイしながら降っています。
これが渋滞の原因です。

鎖場の上には待っている人達がいます。
私達はこの人達を横目で見ながらスイスイ登ります。
最後のはしごを登ると山頂です。
私にとって2度目の山頂です。

辺りはガスが掛かっているのですが、サーッと晴れたりします。
そのうち陽が射してくると、何とブロッケン現象が大天井岳側の雲に現れます。
急いでカメラを出して写しましたが、その時間10秒ほどでした。

うっすらとしか写ってしかいませんでした。
分かるでしょうか?
その跡20分ほど待っていましたが、ブロッケンは現れませんでした。
この間、山頂は私とみいちゃんの2人占めでした。
夜7時過ぎから第22回目となるフルートのみにコンサートが開かれました。
松本市在住の桂姉妹の演奏です。

2日前は槍沢ロッジでも同じ様な演奏会を開催したと話してくれます。
息を整えるために2日前にこの山荘へ登ってきて今日の演奏をしてくれているようです。
この演奏はマイクも使っていない生の音ですのでとても繊細で耳をこらして聞いていなければなりません。
そんな中、演奏中に話し声が後ろから聞こえてきます。
思わず、「話を止めてください!」と注意してしまいました。
うーん!歳を取ってきたかな?
こんな不作法が我慢出来なくなってきています。
この夜は玄関先のテーブルで消灯時間が過ぎたのにお酒を飲んで話し込んでいるグループにも注意してしまいました。
彼らの話し声が私達の寝ている場所にも聞こえてくるのです。
それが耳障りなので我慢出来なくて注意してしまいました。
みなさん、テン場でもそうですが話し声は以外と大きく響きます。
消灯時間を過ぎた懇談はできれば止めましょう!