東京の感染者、若干頭打ちのような。右肩上がりでどんどん増加してきた時期ではなくなかった?ただ、検査数もそれほど増えてないなら、感染者も同じかな、とも。まあ、何やかんやと言っても、ワクチンも4割が2回摂接種が終わっているのでねえ。とはいえデルタ株の感染力は強い。一方で、やっと野戦病院を大阪では造るとか。もっと早くして欲しかった。また、この野戦病院という表現、あまりよくないですよね。せめて「野戦病院」として欲しいなあ。
さてさて、今回は前回・前々回に続いてハイドンであります。ロンドン交響曲から。12曲中、「驚愕」「奇蹟」「軍隊」「時計」「太鼓連打」「ロンドン」と半分は標題もついて、それぞれ特徴もあり、やはり有名。ただ「奇蹟」は曲の内容とは関係なく、「ロンドン」もこれら全てがその標題でもいいので、特に意味はないですねえ。他の93,95,97,98,99,102番は、標題のない分だけ人気面では劣るかもれませんが、内容的には遜色は当然ありませんよね。
そして、この12曲の中で、短調のものは95番だけ。ハイドンの場合は全体の90%が長調(モーツァルトは96%だそうです)で、18世紀の交響曲は、94%が長調だそうですから、まあこんなもんでしょうね。というのも、12曲の中であまり聴かないなあ(あくまで個人の主観です)、と言う曲が95番と97番で、そのうち95番がハ短調なんですね。そんなことで、今回は第95番ハ短調であります。1791年に第1回ロンドン旅行のために作曲されました。
それで、この演奏ですが、モダン楽器至上主義のようなことを言ってきましたので、たまには古楽器も、ということ。フランス・ブリュッヘンと18COによる演奏。1992年の録音です。ブリュッヘンは、ハイドンの交響曲をどれだけ録音しているのか。DECCAから13枚組のBOXがあります。パリ交響曲以降の23曲と、それ以前の19曲の計42曲が収められています。おそらくは、これがすべてなんかな、と思います。でもこのBOX、4000円ほどですので、思わず欲しくなりました。しかし、入手困難。タワーさんに復刻してほしいところですかね。
ブリュッヘンの演奏ですが、初めて聴いたときはかなり鮮烈な印象を持ちました。しかし現在聴いてみると、それほどでもなく、古楽器系でも、穏当ですよねえ。まあそれだけ、古楽器に耳が慣れてきたのかも知れません。ブリュッヘンの演奏、やはりモーツァルトとベートーヴェンを一番多く聴きましたが、私的には古楽器の中では、最も好きですかねえ。まず演奏の端々から滲み出る、ブリュッヘンの厳しさがいいですね。妥協はしないよ、という気持ちが伝わってきます。18COもブリュッヘンに応えて、生真面目。そして古楽器の演奏なんですが、響きが美しい。ノンビブラートで伸びる音色がこのオケは実にいい。加えて、他の古楽器の演奏に比べると緻密でそして上品なところも見逃せないのでありました
第1楽章、序奏無しでいきなりの主題。短調らしい主題を力一杯のユニゾンで歌い上げる。古楽器の厳しさが巧く合っています。ブリュッヘン、実にダイナミックに曲を展開し、聴き応えがあります。短調の曲らしい。第2楽章、変奏曲。ハイドンの第2楽章の変奏曲も好きです。主題は愛らしく上品に響く。そして、変奏曲通じての低音部の充実が光る。独奏でもの合奏でも、特に後者がいい。第3楽章メヌエット。前半のメヌエットでは、次第に豪快さが加わって、少々メヌエットらしからぬところも。そして中間部ではチェロが活躍。第2楽章でも活躍してました。後半部では再度の豪快さが小気味よいですねえ。そして終楽章。このオケは小編成なのに、実に分厚い音が最後に展開。曲の大がかりな雰囲気がよく現れていますねえ。みんなで終わりましょう感もいっぱいでありました。
もう8月も終わりですね。今年も夏はコロナコロナ、自粛自粛でありました。旅行も行けやしない。頼みのワクチンも、最初に打った人たちが効果が薄くなってくるなど目立ってくると、これまた大変であります。政府の根拠のない楽観的な考えは何とかならんかねえ。そんなことを言っているところで、パラリンピックの学校観戦で、引率教員の感染があったとか。みんなが感染防止に努めているのに、国は真逆のことをしてますね。緊急事態宣言であることを全く理解していたのが政府ではないか、と思ってしまいますね。
(Philips 468 927-2 2001年 輸入盤)
さてさて、今回は前回・前々回に続いてハイドンであります。ロンドン交響曲から。12曲中、「驚愕」「奇蹟」「軍隊」「時計」「太鼓連打」「ロンドン」と半分は標題もついて、それぞれ特徴もあり、やはり有名。ただ「奇蹟」は曲の内容とは関係なく、「ロンドン」もこれら全てがその標題でもいいので、特に意味はないですねえ。他の93,95,97,98,99,102番は、標題のない分だけ人気面では劣るかもれませんが、内容的には遜色は当然ありませんよね。
そして、この12曲の中で、短調のものは95番だけ。ハイドンの場合は全体の90%が長調(モーツァルトは96%だそうです)で、18世紀の交響曲は、94%が長調だそうですから、まあこんなもんでしょうね。というのも、12曲の中であまり聴かないなあ(あくまで個人の主観です)、と言う曲が95番と97番で、そのうち95番がハ短調なんですね。そんなことで、今回は第95番ハ短調であります。1791年に第1回ロンドン旅行のために作曲されました。
それで、この演奏ですが、モダン楽器至上主義のようなことを言ってきましたので、たまには古楽器も、ということ。フランス・ブリュッヘンと18COによる演奏。1992年の録音です。ブリュッヘンは、ハイドンの交響曲をどれだけ録音しているのか。DECCAから13枚組のBOXがあります。パリ交響曲以降の23曲と、それ以前の19曲の計42曲が収められています。おそらくは、これがすべてなんかな、と思います。でもこのBOX、4000円ほどですので、思わず欲しくなりました。しかし、入手困難。タワーさんに復刻してほしいところですかね。
ブリュッヘンの演奏ですが、初めて聴いたときはかなり鮮烈な印象を持ちました。しかし現在聴いてみると、それほどでもなく、古楽器系でも、穏当ですよねえ。まあそれだけ、古楽器に耳が慣れてきたのかも知れません。ブリュッヘンの演奏、やはりモーツァルトとベートーヴェンを一番多く聴きましたが、私的には古楽器の中では、最も好きですかねえ。まず演奏の端々から滲み出る、ブリュッヘンの厳しさがいいですね。妥協はしないよ、という気持ちが伝わってきます。18COもブリュッヘンに応えて、生真面目。そして古楽器の演奏なんですが、響きが美しい。ノンビブラートで伸びる音色がこのオケは実にいい。加えて、他の古楽器の演奏に比べると緻密でそして上品なところも見逃せないのでありました
第1楽章、序奏無しでいきなりの主題。短調らしい主題を力一杯のユニゾンで歌い上げる。古楽器の厳しさが巧く合っています。ブリュッヘン、実にダイナミックに曲を展開し、聴き応えがあります。短調の曲らしい。第2楽章、変奏曲。ハイドンの第2楽章の変奏曲も好きです。主題は愛らしく上品に響く。そして、変奏曲通じての低音部の充実が光る。独奏でもの合奏でも、特に後者がいい。第3楽章メヌエット。前半のメヌエットでは、次第に豪快さが加わって、少々メヌエットらしからぬところも。そして中間部ではチェロが活躍。第2楽章でも活躍してました。後半部では再度の豪快さが小気味よいですねえ。そして終楽章。このオケは小編成なのに、実に分厚い音が最後に展開。曲の大がかりな雰囲気がよく現れていますねえ。みんなで終わりましょう感もいっぱいでありました。
もう8月も終わりですね。今年も夏はコロナコロナ、自粛自粛でありました。旅行も行けやしない。頼みのワクチンも、最初に打った人たちが効果が薄くなってくるなど目立ってくると、これまた大変であります。政府の根拠のない楽観的な考えは何とかならんかねえ。そんなことを言っているところで、パラリンピックの学校観戦で、引率教員の感染があったとか。みんなが感染防止に努めているのに、国は真逆のことをしてますね。緊急事態宣言であることを全く理解していたのが政府ではないか、と思ってしまいますね。
(Philips 468 927-2 2001年 輸入盤)
そんなことより、ブリュッヘンのハイドンですね。ブリュッヘンも一時、色々集めていたので、ハイドンも所有しています。ただ、今回取り上げた曲は、持っていません。当時、金管や打楽器が、少し、うるさいなと思っていましたが、今聴くと、それほどでもなく、慣れというものは、恐ろしいものです。ノンビブラートの演奏も、今は、普通のモダンオーケストラでも実践しており、進歩?しているのですね。
安部さんに続いて、菅さんも、政権投げだし?ですか。要するに、コロナ対策に行き詰まったということですね。ワクチンの普及などに実績を上げたのに、対話力が不足していたのでしょうね。次の総裁に頑張ってもらいましょう。
しかし、総理大臣になるには、それなりの経験が必要だと思うのです。たとえば外相、税務省、党幹事長などです。大臣もろくに経験のない人がいきなり首相にとは、いかがなもんでっしょうかね。
また、ご教示ください。