年末に久しぶりにコンサートに何回か行きまして、といってもアマチュア・オーケストラですが、なかなか良かったんですね。やはり、生の音はいいなあと、思いました。機会を見つけて行かなければ、と強く決意した次第です。そんで、ちょうど昨日、岡山のシンフォニーホールで、NHK交響楽団の定演があったんです。指揮は現在来日中のヘルベルト・ブロムジュテット。演目はマーラー「さすらう若者の歌」とシューベルトの交響曲第9番です。岡山には隔週ぐらいに行っているので、聴きに行こうかと思ったのですが、諸般の事情で断念せざるを得ませんでした。23日には、FMでサントリーホールでの演奏会がライブ放送があったのですが、聞き逃してしまいました。残念ですねえ。ブロムシュテットについては最近マイブームでもあるんで、聴きたかったんですがね。2月にはテレビ放送があるみたいなんで、それを期待したいと思います。
そんなわけで、今回のコンサートの曲目を家で聴こうということになり、「ザ・グレート」が登場した次第であります。で、演奏はどれにしようと思ったのですが、ここはギュンター・ヴァント指揮北ドイツ放送交響楽団。1991年ライブ録音であります。ヴァントの同曲録音は、ケルン放送交響団とのとBPOとのものがあります。中でもBPOとの録音はたいそう話題になったものだし、評価も高いものと思われます。しかし、残念なことにBPOとの演奏は持っておりませんで、北ドイツ放送交響楽団とのものになりました。ちょうど、ヴァントが大ブレイク(こんな表現がいいでしょうかね)する直前の録音かと思います。ヴァントの演奏は、最晩年にブルックナーを中心にBPOとライブ録音したのが大変印象深いのですが、私的には、その前の北ドイツ放送交響楽団とのものが、けっこう好きです。そこにはたいそう精緻で、かつ力強く、緊張感あふれる演奏が繰り広げられています。第一楽章のホルンの渋い響きから、なめらかな弦の音色、そして柔らかな木管と進み、力強い合奏へと展開していきます。いたずらにテンポを動かすことなく、一糸乱れず、次第に緊張感を帯びてきます。第二楽章でもなだらに旋律を歌わせて、聴き応えがあります。少々木管が…というところはありますが。第三楽章の緊張感を経て、第四楽章での合奏力は大いに聴かせますねえ。
ブロムシュテットの演奏はどんなんだったんでしょうか。ほんとに残念でした。
そんなわけで、今回のコンサートの曲目を家で聴こうということになり、「ザ・グレート」が登場した次第であります。で、演奏はどれにしようと思ったのですが、ここはギュンター・ヴァント指揮北ドイツ放送交響楽団。1991年ライブ録音であります。ヴァントの同曲録音は、ケルン放送交響団とのとBPOとのものがあります。中でもBPOとの録音はたいそう話題になったものだし、評価も高いものと思われます。しかし、残念なことにBPOとの演奏は持っておりませんで、北ドイツ放送交響楽団とのものになりました。ちょうど、ヴァントが大ブレイク(こんな表現がいいでしょうかね)する直前の録音かと思います。ヴァントの演奏は、最晩年にブルックナーを中心にBPOとライブ録音したのが大変印象深いのですが、私的には、その前の北ドイツ放送交響楽団とのものが、けっこう好きです。そこにはたいそう精緻で、かつ力強く、緊張感あふれる演奏が繰り広げられています。第一楽章のホルンの渋い響きから、なめらかな弦の音色、そして柔らかな木管と進み、力強い合奏へと展開していきます。いたずらにテンポを動かすことなく、一糸乱れず、次第に緊張感を帯びてきます。第二楽章でもなだらに旋律を歌わせて、聴き応えがあります。少々木管が…というところはありますが。第三楽章の緊張感を経て、第四楽章での合奏力は大いに聴かせますねえ。
ブロムシュテットの演奏はどんなんだったんでしょうか。ほんとに残念でした。
コンサートに行って、日ごろ忘れがちなシューベルトを見直そうと思わされました。ブロムシュテット&SKDのCDが今、欲しくてたまらなくなっていますが、以前ご紹介のあったブルックナーやヘベートーヴェンで我慢しているところです(笑)。
ヴァントのグレイト!これも垂涎の盤ですね。