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トスカニーニの歌う「ボエーム」

2007年02月25日 00時31分25秒 | プッチーニ
先週末に、人間ドックの一連の検査で、胃カメラをのみました。すると、十○指○瘍だと言われました。自覚症状はまったくないので、少々不思議な気持ちになりました。段階としてはA2で、1~2ヶ月前にできたものだそうです。ということは、思い当たる節がありますね。困ったものです。ピロリ菌によるものだそうですから、除菌すれば、よくなるそうです。あまりお酒はたくさん飲まない方がいいそうなんで、これもつらいことです。考えてみれば、初めての病気らしい病気で、年を感じるわけでありました。
そんなことがあって、なかなか大変なんですが、今回は、プッチーニの歌劇「ラ・ボエーム」です。以前にも取り上げたことがあるので、二度目です。今回はアルトゥーロ・トスカニーニ指揮のものです。トスカニーニは、このオペラの初演の指揮者であったことは、あまりに有名ですね。トスカニーニの演奏は、ほとんど持っていません。何ででしょうかね。最大の理由は、録音が古いことでしょう。それにそれほどCDが出てないこともあるでしょう。それほどたくさんのCDが出回っているとは思えないのです。このCDも「トスカニーニ・コレクション」として出されたもので、15年以上も前ものかと思います。そう言えば、中学生のころ、トスカニーニのLPが一枚1000円で発売され、全部で100枚十万円で発売されていたことがありました。フルトヴェングラー、ワルターなどに比べるとそれほど聞く機会があるわけではない20世紀前半の巨匠であります。
そんで、この「ボエーム」ですが、アルバネーゼやピアースなどの名歌手が名を連ねてますが、やはりトスカニーニの指揮が聴きどころでしょうね。歌手たちも、多少時代かかった感じはしますが、歌唱は立派なものです。それ以上にオーケストラから発せられる音を聴いていけば、この演奏が、どれだけダイナミックか、どれほど雄弁か、どれほど繊細か、どれほどこころに染み込んでくるか、というところでしょうか。歌手はおいといても、オケを音だけを聴いていってもまったく退屈しないどころが、聴き応えのある演奏です。まさに「泣きのカンタービレ」ですね。
しかし、ところどころで、変なうなるような声が聞こえてきます。「冷たい手」のときが一番よく聞こえすかね。一緒に歌ってはるのですが、これはトスカニーニの声らしいです。指揮しながら、一緒に歌ってられるのです。これも聞きものですね。

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