しかし、影響されやすい人間です。一昨日から、トゥーランドットばっかり。頭の中は、「Nessun dorma」(誰も寝てはならぬ)ばかりが鳴ってました。トリノ五輪の開会式でパバロッティが歌ったのも、最近知りました。彼自身は、寄る年波には勝てずって感じでしたが、その影響か、先日、HMVのネットでカラヤンの全曲盤が千円ほど安くなっていたのでした。カラヤンのは抜粋しかもってないので、買おうかな、と思ったのです。
でも、今までこのオペラは、あまり好きではなかったのです。プッチーニってのは、超えられない高いヴェルディの壁を、日本(蝶々夫人)・アメリカ(西部の娘)・中国(トゥーランドット)の異国趣味を用いて、崩そうとした、と思ってました。蝶々夫人の日本の旋律には辟易し、決して映像では見る気がしなかったのです。トゥーランドットも同じでした。プッチーニはトスカやボエームの路線では、もう限界だったんですかね。しかし、トゥーランドットは、なかなかよくできたオペラなのかも知れません。ドラマティック・ソプラノのトゥーランドット、リリック・ソプラノのリューの対比と、リリコ・スピント・テノールのカラフが加わる。なかなかのバランスです。ニルソン・スコット・コレルリのブラデルリ盤がベストと言われてます。しかし、ニルソンは素晴らしいが、どーもワーグナーの印象が強い。そこで、サザーランド・カバリエ・パバロッティのメータ盤を推したい。カバリエのリューについては以前に触れたとおりです。サザーランドが意外にいいんですね(もうひとつ、マルトン・リッチャレルリ・カレーラスのマゼール盤も最初に聞いたので好きですが)。それで、今日はこのメータ盤を全曲聞きました。これも、中国的趣味がなんとも悪趣味と思っていたのが、まったくそんなことは気にもなりませんでした、いいかげんなもんです。
今度は、是非カラヤン盤も店先で見つけたら買おうと思いました。ドミンゴのカラフとカラヤンの繊細で叙情的な演奏を聴きましょう。
でも、今までこのオペラは、あまり好きではなかったのです。プッチーニってのは、超えられない高いヴェルディの壁を、日本(蝶々夫人)・アメリカ(西部の娘)・中国(トゥーランドット)の異国趣味を用いて、崩そうとした、と思ってました。蝶々夫人の日本の旋律には辟易し、決して映像では見る気がしなかったのです。トゥーランドットも同じでした。プッチーニはトスカやボエームの路線では、もう限界だったんですかね。しかし、トゥーランドットは、なかなかよくできたオペラなのかも知れません。ドラマティック・ソプラノのトゥーランドット、リリック・ソプラノのリューの対比と、リリコ・スピント・テノールのカラフが加わる。なかなかのバランスです。ニルソン・スコット・コレルリのブラデルリ盤がベストと言われてます。しかし、ニルソンは素晴らしいが、どーもワーグナーの印象が強い。そこで、サザーランド・カバリエ・パバロッティのメータ盤を推したい。カバリエのリューについては以前に触れたとおりです。サザーランドが意外にいいんですね(もうひとつ、マルトン・リッチャレルリ・カレーラスのマゼール盤も最初に聞いたので好きですが)。それで、今日はこのメータ盤を全曲聞きました。これも、中国的趣味がなんとも悪趣味と思っていたのが、まったくそんなことは気にもなりませんでした、いいかげんなもんです。
今度は、是非カラヤン盤も店先で見つけたら買おうと思いました。ドミンゴのカラフとカラヤンの繊細で叙情的な演奏を聴きましょう。
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