10月になっても、連日30度。昼間は夏の暑さですねえ。まだ通勤では半袖。いったいどうなっているんでしょうかね。コロナも何だか感染者数が激減。もう二桁台まで減少しています。第六波が危惧されていますが、減少の理由はワクチン接種が進んだため、以外の何者でもないですよね。変異株が出ても、ワクチンが有効なら、それほどの増加はないのではないか。さすれば、今年は忘年会もありか、などとえらく楽観的な発想。まあ、少しは楽しいことも想像しつつ…。
まあ、そんなことはさておき、今回もモーツァルトであります。先日、ふと思ったこと。モーツァルトの交響曲、第35番から第41番までの6曲はもう誰もが認める名曲ぞろい。これらの6曲をセットで扱うことがよくあり、そしてこの6曲をよく「後期交響曲集」とよく言っていますね。それで、この後期という言い方、何ででしょうね。また前期とか中期の交響曲ってのはあるんでしょうか。いやいや、そんな言い方はほとんどしませんよねえ。
とはいうものの、この疑問の答は至って簡単。35番からの6曲は、モーツァルトがザルツブルクからウィーンに出て来てからの作品なんですね。1781年からモーツァルトのウィーン時代が始まります。第35番は、その原曲となったセレナードは1782年に作曲されているのです。そして、この6曲は、たいそう有名であるし、名曲揃いであることも起因するんでしょうね。かといって第34番や第33番が劣っているということでもないのでしょうねえ。
ということで、今回は後期交響曲集の最初の曲である第35番ニ長調『ハフナー』K.385であります。曲の作曲された経緯は置いといて、この交響曲にも多くの演奏があります。旬な演奏はやはり古楽器系ですかね。アーノンクールやコンチェルト・ケルンなどの演奏が知られています。しかし、モダン楽器でもワルターを筆頭に多くの優れた演奏があります。そして、今回はそのワルターの1940年2月17日NBC響とのニューヨークでの録音であります。
ワルターの「ハフナー」は、この演奏以外に三種あります。①1953年1月4日NYPOとのライブ、②翌日のNYPOとの録音。③1959年コロンビア響とのもの。唯一のステレオである③は、世評はあまりよくありません。そして、このNBC響盤、その存在が知られたのは一番新しい。手元にあるCDは、GRANDSLAM盤です。このCDしか聴いたことがないので、音の比較はできませんが、この復刻盤の音にはまったくもって不満はありません。ただ音の揺れがたまにありますかね。
そして、この演奏ですが、はやりワルターの晩年にはない若さと勢いを感じます。特に戦前のワルターの演奏には、気迫や緊張感あふれるものが多いのです。それは時代の緊張感も背景にはあるかもしれませんが、やはりワルターの若さみなぎる演奏なんでしょうねえ。オケもワルターの統率力のもと、充実した音があふれています。そして、熱気や気迫だけではなく、表情は多彩であり、それから感じられる音楽の深さは、さすがなのであります。
第1楽章、冒頭からダイナミックで気迫あふれる演奏が展開される。颯爽としたテンポで、音楽に勢いがとても気持よい。オケもワルターにしっかりついていき、充実した低音が演奏を支えている。第2楽章、ゆったりとしたテンポでの中に、力強さを秘めたモーツァルトの音楽の優しさが存分に感じられる。実に、オケの音も柔和に語りかけてくれます。第3楽章メヌエット。舞曲の優雅さはないが、毅然とした立派さは他には代え難いものです。中間部は優しい。そして、第4楽章、冒頭から終楽章にふさわしい躍動感と気迫がいい。そして、演奏は実に緻密で、細部までの充実感は、他ではなかなか聴けないのでありました。そして最後まで熱いのでありました。
マリーンズ、あきませんねえ。負けが多くなってきました。とにかく打てません。貧打この上ないです。一方、バファローズはなかなか負けませんねえ。一時は、3ゲーム差の首位が2.5差。今週は、バファローズとの三連戦。優勝には連勝しかありませんが、しんどいなあ。
(GRANDSLAM GS-2079 2012年)
まあ、そんなことはさておき、今回もモーツァルトであります。先日、ふと思ったこと。モーツァルトの交響曲、第35番から第41番までの6曲はもう誰もが認める名曲ぞろい。これらの6曲をセットで扱うことがよくあり、そしてこの6曲をよく「後期交響曲集」とよく言っていますね。それで、この後期という言い方、何ででしょうね。また前期とか中期の交響曲ってのはあるんでしょうか。いやいや、そんな言い方はほとんどしませんよねえ。
とはいうものの、この疑問の答は至って簡単。35番からの6曲は、モーツァルトがザルツブルクからウィーンに出て来てからの作品なんですね。1781年からモーツァルトのウィーン時代が始まります。第35番は、その原曲となったセレナードは1782年に作曲されているのです。そして、この6曲は、たいそう有名であるし、名曲揃いであることも起因するんでしょうね。かといって第34番や第33番が劣っているということでもないのでしょうねえ。
ということで、今回は後期交響曲集の最初の曲である第35番ニ長調『ハフナー』K.385であります。曲の作曲された経緯は置いといて、この交響曲にも多くの演奏があります。旬な演奏はやはり古楽器系ですかね。アーノンクールやコンチェルト・ケルンなどの演奏が知られています。しかし、モダン楽器でもワルターを筆頭に多くの優れた演奏があります。そして、今回はそのワルターの1940年2月17日NBC響とのニューヨークでの録音であります。
ワルターの「ハフナー」は、この演奏以外に三種あります。①1953年1月4日NYPOとのライブ、②翌日のNYPOとの録音。③1959年コロンビア響とのもの。唯一のステレオである③は、世評はあまりよくありません。そして、このNBC響盤、その存在が知られたのは一番新しい。手元にあるCDは、GRANDSLAM盤です。このCDしか聴いたことがないので、音の比較はできませんが、この復刻盤の音にはまったくもって不満はありません。ただ音の揺れがたまにありますかね。
そして、この演奏ですが、はやりワルターの晩年にはない若さと勢いを感じます。特に戦前のワルターの演奏には、気迫や緊張感あふれるものが多いのです。それは時代の緊張感も背景にはあるかもしれませんが、やはりワルターの若さみなぎる演奏なんでしょうねえ。オケもワルターの統率力のもと、充実した音があふれています。そして、熱気や気迫だけではなく、表情は多彩であり、それから感じられる音楽の深さは、さすがなのであります。
第1楽章、冒頭からダイナミックで気迫あふれる演奏が展開される。颯爽としたテンポで、音楽に勢いがとても気持よい。オケもワルターにしっかりついていき、充実した低音が演奏を支えている。第2楽章、ゆったりとしたテンポでの中に、力強さを秘めたモーツァルトの音楽の優しさが存分に感じられる。実に、オケの音も柔和に語りかけてくれます。第3楽章メヌエット。舞曲の優雅さはないが、毅然とした立派さは他には代え難いものです。中間部は優しい。そして、第4楽章、冒頭から終楽章にふさわしい躍動感と気迫がいい。そして、演奏は実に緻密で、細部までの充実感は、他ではなかなか聴けないのでありました。そして最後まで熱いのでありました。
マリーンズ、あきませんねえ。負けが多くなってきました。とにかく打てません。貧打この上ないです。一方、バファローズはなかなか負けませんねえ。一時は、3ゲーム差の首位が2.5差。今週は、バファローズとの三連戦。優勝には連勝しかありませんが、しんどいなあ。
(GRANDSLAM GS-2079 2012年)
この季節に応援されるマリーンズ、うらやましいです。わがドラゴンズはストーブリーグの話題のみです。
今日もマリーンズ、最後に追いつかれ引き分け。だんだん苦しくなっていますねえ。また。ご教示ください。