こんなCDを買った!聴いた!

最近購入した、または聴いたCDについて語ります。クラシック中心です。

マーラーのリート

2007年08月09日 06時20分35秒 | マーラー
8・9日と、神戸スカイマーク球場では、今季最後の対マリーンズ2連戦があります。来年から京セラドームだけがオリックスのフランチャイズとなるようなので、神戸でのプロ野球はどれほど行われるかはなはだ心細く、その中で、マリーンズ戦があるかどうかと言えば…。ということで、これが最後とは言えないまでも、神戸でマリーンズが見れる最後かもしれないので、二日とも見に行きました。常々思っているんですが、オリックスと近鉄の合併は、大げさに言うならプロ野球史上最大の愚行であったと思います。球団が身売りされるなら、その球団はそのまま受け継がれますが、近鉄球団に至っては、そのチーム自体が消滅しました。心底近鉄を応援してきたファンの人はやりきれないだろうなあと思うわけです。今日もオリックスの好機に、近鉄のタオル回しの応援が見られました。神戸で近鉄の応援を見るたびにたまらない気持ちになるのは、私だけでは決してないはずです。すんません、野球のブログではありませんでした。
さてさて、今回はマーラーです。マーラーの交響曲は何度か触れました。夏にマーラーの交響曲はとても聞く気になれず、歌曲であります。いくつかあるマーラーの歌曲は、どれも素晴らしく、交響曲を聴くと感じる独特のしんどさや食傷気味の気持ちなんかはそれほど感じないのです。もしかすると私にとっては、マーラーの歌曲はマーラーの好ましいエッセンスだけを取ってきたものかも知れません。中でも「亡き子をしのぶ歌」と「リュッケルトの5つの歌」がお気に入りです。「角笛」や「さすらう」も悪くはないのですが、人間の内面を掘り下げたような前者に比べると、通俗感を感じないわけにはいきません。特に、「リュッケルトの5つの歌」はいいですね。マーラーの人間的な側面が垣間見れるようで、好きです。
この曲もたくさんのCDがあり、素晴らしいアルトで歌ってられます。その中で個人的な好みからして、ジャネット・ベイカーがバルビローリの伴奏で歌ったCDがあります。バルビローリの抜群バックにベイカーのアルトが映えるのですね。特に、「私はこの世に忘れられ」が特にいいです。この繊細で消え入るようなベイカーの歌がなんともよかったです。このかよわさがマーラーの歌曲の本質だって思っていました。加えて、ベイカーの大地の歌も聴きたくて、これもけっこう捜して買って聞きましたが、こちらの方は、けっこう期待はずれの感があったようでした。
ちなみに野球は、マリーンズの二連敗で終わりました。

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