最近、気がついたんですが、歩道に犬のうんちが、けっこうたくさん落ちているんです。日中は、それに普通に気がつき、大事になることはないのですが、問題は暗くなってから。私、けっこう19時台に走っていることがあります。そのときはもう薄暗くなって、足元はよくわからない。そして帰宅してみると、それを踏んだ形跡を確認することができたんです。もう大ショックでありました。愛犬家のみなさん、犬のふんの処理はきちんとしてください。道路にほったらかしにしないようにお願いします。
さてさて、今回もハイドンでありあす。加えて、フルトヴェングラーです。前回の88番とともにフルトヴェングラーの残したハイドンの録音。交響曲第94番ト長調『驚愕』であります。この『驚愕』をフルトヴェングラーは、二つの録音を残しております。①VPOとの1950年9月25日のストックホルムでのライブ。②1951年1月11,12,17日のウィーン、ムジークフェラインザールでのセッション録音。①は私は聴いたことないです。②に関しては、その昔、中学生のころに友人のLPを聴かせてもらったのが記憶に残っています。確か、エンジェルのLPで、モーツァルトの交響曲第40番と裏表になっていたように思います。そのLPの音の良し悪しなどはまったく記憶にないです。おそらくは東芝のLPであり、疑似ステのものだったかもしれませんね。加えて、演奏云々もまったく、であります。フルトヴェングラーという昔の凄い指揮者の演奏だ!ということで、有り難がっていたのでしょう。
そして、今回のCDは、GLAMNDSLAMからの復刻です。このレーベルの復刻は最近よく聴くのですが、実にいいですねえ。今回CDは、初期のLP(HMV (U.K.) ALP1011)を音源にしています。もともとライブなどの音源ではないので、この演奏はそれほど聴きにくくはなく、このCDもストレスなく聴けます。というより、実に艶のある音になっています。ブライントクランク盤もあると思いますので、それも聴きたいところです。なお、GRANDSLAMからは、このCDとは別に、2トラック38センチのオープンリール・テープからの復刻も出ています。それは未聴です。
ハイドンのこの交響曲、びっくりシンフォニーとか呼ばれていたこともありますね。1791年のハイドンのロンドン滞在中に作曲された一曲です。1792年3月23日にロンドンで初演されています。聴衆のマナーの悪さ、特に居眠りなどが横行していることに対してのハイドンの機転であると言われています。その第2楽章が有名ですが、全体的にもハイドンの交響曲の代表作でしょうねえ。
フルトヴェングラーの演奏、88番もよかったですが、この驚愕も素晴らしい。こっちは、セッション録音のせいもあって、熱気とか気合などはあまり感じませんが、VPOの素晴らしさを十分に発揮させ、オケの充実ぶりもすごいし、表情も愉悦感や襟を正したところや面白み、表現の深さなどが至るところで見られ、実に素晴らしい。聴けば聴くほど、この演奏のよさと凄さを感じるのでありました。セッション録音でのフルトヴェングラーのよさを十二分に体感できる演奏ですねえ。
第1楽章、序奏は奥深い演奏。表情が刻々と変わり、主部に入ると、堂々と威厳に満ちた演奏となり、それは実に見事なもの。ベートーヴェンを演奏するようなところも見え、古典派交響曲の風格が満喫できる。第2楽章変奏曲。驚愕のあとの変奏がVPOのよさがあふれている。第三変奏の見事な木管、第四変奏での力強さなどまったくもって素晴らしい。第3楽章メヌエット。これも豪華で毅然としたところなど他ではなかなか聴けませんねえ。ハイドンのメヌエットをこれだけスケール大きく演奏するのはフルトヴェングラーだけですかね。そして第4楽章。終楽章に相応しく、軽快に流れるような演奏になる。しかし、どっしりと安定しているところが特徴的。他のハイドンにはないような重厚さがとても心地よいのでありました。
八月も中旬。いよいよお盆であります。今週は前半は岡山に滞在します。台風10号の接近が心配ですが…。
(GRANDSLAM GS-2028 2008年)
さてさて、今回もハイドンでありあす。加えて、フルトヴェングラーです。前回の88番とともにフルトヴェングラーの残したハイドンの録音。交響曲第94番ト長調『驚愕』であります。この『驚愕』をフルトヴェングラーは、二つの録音を残しております。①VPOとの1950年9月25日のストックホルムでのライブ。②1951年1月11,12,17日のウィーン、ムジークフェラインザールでのセッション録音。①は私は聴いたことないです。②に関しては、その昔、中学生のころに友人のLPを聴かせてもらったのが記憶に残っています。確か、エンジェルのLPで、モーツァルトの交響曲第40番と裏表になっていたように思います。そのLPの音の良し悪しなどはまったく記憶にないです。おそらくは東芝のLPであり、疑似ステのものだったかもしれませんね。加えて、演奏云々もまったく、であります。フルトヴェングラーという昔の凄い指揮者の演奏だ!ということで、有り難がっていたのでしょう。
そして、今回のCDは、GLAMNDSLAMからの復刻です。このレーベルの復刻は最近よく聴くのですが、実にいいですねえ。今回CDは、初期のLP(HMV (U.K.) ALP1011)を音源にしています。もともとライブなどの音源ではないので、この演奏はそれほど聴きにくくはなく、このCDもストレスなく聴けます。というより、実に艶のある音になっています。ブライントクランク盤もあると思いますので、それも聴きたいところです。なお、GRANDSLAMからは、このCDとは別に、2トラック38センチのオープンリール・テープからの復刻も出ています。それは未聴です。
ハイドンのこの交響曲、びっくりシンフォニーとか呼ばれていたこともありますね。1791年のハイドンのロンドン滞在中に作曲された一曲です。1792年3月23日にロンドンで初演されています。聴衆のマナーの悪さ、特に居眠りなどが横行していることに対してのハイドンの機転であると言われています。その第2楽章が有名ですが、全体的にもハイドンの交響曲の代表作でしょうねえ。
フルトヴェングラーの演奏、88番もよかったですが、この驚愕も素晴らしい。こっちは、セッション録音のせいもあって、熱気とか気合などはあまり感じませんが、VPOの素晴らしさを十分に発揮させ、オケの充実ぶりもすごいし、表情も愉悦感や襟を正したところや面白み、表現の深さなどが至るところで見られ、実に素晴らしい。聴けば聴くほど、この演奏のよさと凄さを感じるのでありました。セッション録音でのフルトヴェングラーのよさを十二分に体感できる演奏ですねえ。
第1楽章、序奏は奥深い演奏。表情が刻々と変わり、主部に入ると、堂々と威厳に満ちた演奏となり、それは実に見事なもの。ベートーヴェンを演奏するようなところも見え、古典派交響曲の風格が満喫できる。第2楽章変奏曲。驚愕のあとの変奏がVPOのよさがあふれている。第三変奏の見事な木管、第四変奏での力強さなどまったくもって素晴らしい。第3楽章メヌエット。これも豪華で毅然としたところなど他ではなかなか聴けませんねえ。ハイドンのメヌエットをこれだけスケール大きく演奏するのはフルトヴェングラーだけですかね。そして第4楽章。終楽章に相応しく、軽快に流れるような演奏になる。しかし、どっしりと安定しているところが特徴的。他のハイドンにはないような重厚さがとても心地よいのでありました。
八月も中旬。いよいよお盆であります。今週は前半は岡山に滞在します。台風10号の接近が心配ですが…。
(GRANDSLAM GS-2028 2008年)
さて、ハイドンの「驚愕」ですか、よく、「時計」と対で、CDになっていますが、好きな曲の一つです。フルトヴェングラーの録音では、②の物を、持っています。LPも、持っていますが、組み合わせは、同じように、「40番」です。私は、モントゥーの演奏が好きですが、大オーケストラを使った、昔の物のほうが、どちらかといえば、好みです。フルトヴェングラーの、ブライトクランク盤は、ベートーヴェンでは、ほぼ所有していますが、この、ハイドンは持っていません。定位は、不安定ですが、聴き易さはありますので、是非、入手してみたいものです。
7月の、あの涼しさが、うそのように、ここ4週間ほどの暑さは、身に堪えます。外で、何かをしようという気が、失せます。外にあまり出ないせいなのか、今年は、蚊にも、刺されません。蚊も、涼しくならないと、出てこないのでしょうかね?