このごろ、政治家や芸能人の不倫についての報道(と言えるでしょうかね)が話題になりますよね。週刊誌で取り上げられたら、いろんな社会的制裁を受けることになるようですね。これってどうなんですかね。記者に盗撮されて、プライバシーを暴露される。「男女の関係なんですか」などと質問されて、答えなかったらパッシングされる。少々やり過ぎのようのも思ってしまいます。不倫は良くないことでしょうが、あくまで個人の問題で、はっきりいってどうでもいいことではないでしょうかねえ。
今回は、DVD。2006年はモーツァルト生誕250年の記念の年でした。それでこの年のザルツブルク音楽祭では「MOZART22」という、モーツァルトの舞台作品22本を一挙に上演するプロジェクトが立ち上げられていました。彼のオペラをすべて上演され、その舞台の録画がDVDで発売されました。33枚組のこのDVDは、最初は約8万円でした。しかしその後値下げされ、装丁も簡素化されて再発売されまして、値段も13000円くらいになっていたので、買ってしまいました。
私は、あまり映像作品は見たり聴いたりはしない方と思います。オペラなどもあまり見ない。演奏もライブ映像も同様なんですね。その理由は、オペラの場合、出演者が芸達者だと、その演奏もよく聞こえる。それってあまり好きではないのです。でもオペラはCDで聴くだけでなく、舞台も見る、その意味で総合芸術。その視点は大切ですよね。まああまり考えずに、映像を見て音声を聞いていくということで…。
今回は歌劇『ドン=ジョヴァンニ』であります。ダニエル・ハーディング指揮VPOの2006年公演から。ドン・ジョヴァンニ:トーマス・ハンプソン、レポレロ:イルデブラント・ダルカンジェロ、ドンナ・アンナ:クリスティーネ・シェーファー、ドンナ・エルヴィラ:メラニー・ディーナー、ツェルリーナ:イザベラ・バイラクダリオン、騎士長:ロバート・ロイドです。
この演出はマルティン・クーシェイによるもので、2002年にアーノンクールによって上演されたもの。舞台をまったくもって現代に移したもの。このオペラ、初めて見た舞台はカラヤンのでしたが、それはまさにオーソドックスなもの。これに対してこの演出は、娼館が舞台になったり、服装などもかなり過激であります。でも、人間のそれぞれの個性や感情などは、かなり深く現しています。見ていてかなり刺激的でおもしろいです。やはり、こんな演出の方がおもしろいですねえ。現代を舞台にしてる演出は、いいですねえ。今回一番よかったのは、エルヴィラのディーナーと思います。あまり面白みのない役と思っていたのですが、三人の女性の中では、この人が一番まともで、いい人です。ディーラーを見ているとつくづくそう思ってしまいます。他の二人は、どうもねえ。まぬけな一面を見てしまいます。ツェルリーナのバイラクダリオンは、この役のイメージをかなり変えてしまいました。良いか悪いかといえは、断然いいです。ただそれも映像で見るからそうなんですがね。この人は、やはりこのオペラでは華ですねえ。一方、ハンプソンは、実に堂に入った演技と歌唱です。もう少し凄味が会ったらとか思いますが、これはこれで立派です。そして、レポレロのダルカンジェロ。この人はドンジョヴァンニもする人ですが、やはりこの役の重要性をよく感じさせてくれますねえ。芸達者でありました。そして、ハーディングは緊迫感のある指揮振りで、この人のオペラ、いいですねえ。
しかし、このDVD、安かったのはよいのですが、日本語の字幕がないんです。まあなくてもそれほど困りはしないのですが、あった方がいいのは確かです。輸入DVDは、これが多少困りますね。伊語・英語・独語・仏語・西語・中国語などは普通にあるのに、日本語がないのも。なんででしょうね。中には韓国語もある場合があるのにねえ。
(DECCA8 0743902 2016年 輸入盤)
今回は、DVD。2006年はモーツァルト生誕250年の記念の年でした。それでこの年のザルツブルク音楽祭では「MOZART22」という、モーツァルトの舞台作品22本を一挙に上演するプロジェクトが立ち上げられていました。彼のオペラをすべて上演され、その舞台の録画がDVDで発売されました。33枚組のこのDVDは、最初は約8万円でした。しかしその後値下げされ、装丁も簡素化されて再発売されまして、値段も13000円くらいになっていたので、買ってしまいました。
私は、あまり映像作品は見たり聴いたりはしない方と思います。オペラなどもあまり見ない。演奏もライブ映像も同様なんですね。その理由は、オペラの場合、出演者が芸達者だと、その演奏もよく聞こえる。それってあまり好きではないのです。でもオペラはCDで聴くだけでなく、舞台も見る、その意味で総合芸術。その視点は大切ですよね。まああまり考えずに、映像を見て音声を聞いていくということで…。
今回は歌劇『ドン=ジョヴァンニ』であります。ダニエル・ハーディング指揮VPOの2006年公演から。ドン・ジョヴァンニ:トーマス・ハンプソン、レポレロ:イルデブラント・ダルカンジェロ、ドンナ・アンナ:クリスティーネ・シェーファー、ドンナ・エルヴィラ:メラニー・ディーナー、ツェルリーナ:イザベラ・バイラクダリオン、騎士長:ロバート・ロイドです。
この演出はマルティン・クーシェイによるもので、2002年にアーノンクールによって上演されたもの。舞台をまったくもって現代に移したもの。このオペラ、初めて見た舞台はカラヤンのでしたが、それはまさにオーソドックスなもの。これに対してこの演出は、娼館が舞台になったり、服装などもかなり過激であります。でも、人間のそれぞれの個性や感情などは、かなり深く現しています。見ていてかなり刺激的でおもしろいです。やはり、こんな演出の方がおもしろいですねえ。現代を舞台にしてる演出は、いいですねえ。今回一番よかったのは、エルヴィラのディーナーと思います。あまり面白みのない役と思っていたのですが、三人の女性の中では、この人が一番まともで、いい人です。ディーラーを見ているとつくづくそう思ってしまいます。他の二人は、どうもねえ。まぬけな一面を見てしまいます。ツェルリーナのバイラクダリオンは、この役のイメージをかなり変えてしまいました。良いか悪いかといえは、断然いいです。ただそれも映像で見るからそうなんですがね。この人は、やはりこのオペラでは華ですねえ。一方、ハンプソンは、実に堂に入った演技と歌唱です。もう少し凄味が会ったらとか思いますが、これはこれで立派です。そして、レポレロのダルカンジェロ。この人はドンジョヴァンニもする人ですが、やはりこの役の重要性をよく感じさせてくれますねえ。芸達者でありました。そして、ハーディングは緊迫感のある指揮振りで、この人のオペラ、いいですねえ。
しかし、このDVD、安かったのはよいのですが、日本語の字幕がないんです。まあなくてもそれほど困りはしないのですが、あった方がいいのは確かです。輸入DVDは、これが多少困りますね。伊語・英語・独語・仏語・西語・中国語などは普通にあるのに、日本語がないのも。なんででしょうね。中には韓国語もある場合があるのにねえ。
(DECCA8 0743902 2016年 輸入盤)
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