今度は、セクハラですか。止まることを知らない醜聞であります。いったこの国はどうなっているんでしょうか。週刊誌の暴露記事も私はたいがいやな、と思いますが、様々なモラルの低下、いや喪失がどうしようもない。普通の感覚では、言い逃れできない状況でも、屁理屈に近いような抗弁で認めようとしない。こうまでしなければならないのか、と悲しくなりますね。こんな事態を引き起こした張本人は、やはり責任をとらないと…。いやそうなるでしょうねえ。ほんと。
そんなわけで、今回もハンス・クナッパーツブッシュの演奏です。今回はブラームス。クナッパーツブッシュのブラームスの交響曲は、1番は残念ながら録音が残っていませんか、2番は5種類、3番は8種類、そして4番は2種類、それぞれ聴くことができます。4曲の中では、3番を一番よく演奏したんでしょうか。1番がないのは、たいそう残念ですねえ。そんな中で、今回は交響曲第4番ホ短調作品98であります。
クナッパーツブッシュのこの曲は、1953年のケルン放送交響楽団と1952年のブレーメンPOとの演奏が残っています。私は、クナッパーツブッシュの演奏は、そんなにも聴いたことなかったですし、それほど興味があるわけでもありませんでした。それで随分前に、2010年の年末、三宮で中古CDのセールをしていたところで見つけ、380円だったので、買ったCDがあります。それは、1953年のケルン放響との演奏でした。他にワーグナーの序曲・前奏曲が4曲収めれていました。この曲の正規盤はオルフェオからのジークフリート牧歌を一緒に収められているのものですね。私のCDはURANIAとあります。これは「1999年に創業したイタリアの歴史的録音レーベル。LP時代の「ウラニアのエロイカ」で有名な会社とは全くの別物で、内容的には放送音源や SP 、LP のCD化が多い。」そうです。まあ、いわゆる海賊盤ですね。でも音はそんなに悪くありません。たまに、正規盤より海賊盤の方がいい音の場合ってありますよね。この演奏は、正規盤を聴いたことがないので、わかりませんが、ストレスなく聴くことができます。
この演奏ですが、演奏時間はごく普通です。例えば朝日奈さんの演奏に比べても短い。しかし音楽はゆったりとして雄大なスケールだからでしょうか、たいそう遅いように聞こえます。ゆったりとした大河のように、滔々と流れるブラームス、そして、ライブゆえか力の入りようも尋常ではなく、最初から最後まで、全力投球の力相撲。それでいて、それそれの旋律についても、思い入れの強い表現で、これもまたブラームスのよさをじっくり堪能させてくれますねえ。しかし、こんな気宇壮大で、剛毅でかつ熱く美しいブラームスもなかなか現代では聴けません。
第一楽章、弦の美しく滑らかな響きで進み、それぞれの楽器が奏でる音が有機的に絡むことで、音楽が至極立体的に展開されるところが、居たく新鮮であります。次第に熱気も加わって、終わりの方では、絶叫的な響きで盛り上がる。第二楽章、ホルンや木管による主題がしばらくしてヴァイオリンで奏されるが、この弦による優しい思いやりに満ちた主題は実にいい。そののちも弦の優しい音色が心に染み込む。そして弦楽合奏による第2主題の再現がこれまた重厚の極み。この重厚さは、まさにブラームスですねえ。第三楽章、前半部はそれほどでもないが、再現部からはティンパニも加わり、重厚で豪快、熱気に満ちた演奏となり、高揚感に満ち満ちていく。そして、第四楽章、パッサカリアの変奏曲。変奏を繰り返す中で、ここでも熱を帯びてくるところが快感です。第12変奏のフルートのソロもいい。そして、後半以降は凄絶さも加わり、強烈な推進力の牽引され巨大な固まりのようになって、コーダまで突き進み、圧倒的な快感となる。
しかし、今後も政権を揺さぶるような事件が起こったり、露見するような気がします。一方で、まだ内閣支持率は30%台なんですねえ。この数字も信じられない気がします。こんなときに、政権交代できる野党の存在が重要なんですが、なかなかであります。
(URANIA URA22.238 2003年 輸入盤)
そんなわけで、今回もハンス・クナッパーツブッシュの演奏です。今回はブラームス。クナッパーツブッシュのブラームスの交響曲は、1番は残念ながら録音が残っていませんか、2番は5種類、3番は8種類、そして4番は2種類、それぞれ聴くことができます。4曲の中では、3番を一番よく演奏したんでしょうか。1番がないのは、たいそう残念ですねえ。そんな中で、今回は交響曲第4番ホ短調作品98であります。
クナッパーツブッシュのこの曲は、1953年のケルン放送交響楽団と1952年のブレーメンPOとの演奏が残っています。私は、クナッパーツブッシュの演奏は、そんなにも聴いたことなかったですし、それほど興味があるわけでもありませんでした。それで随分前に、2010年の年末、三宮で中古CDのセールをしていたところで見つけ、380円だったので、買ったCDがあります。それは、1953年のケルン放響との演奏でした。他にワーグナーの序曲・前奏曲が4曲収めれていました。この曲の正規盤はオルフェオからのジークフリート牧歌を一緒に収められているのものですね。私のCDはURANIAとあります。これは「1999年に創業したイタリアの歴史的録音レーベル。LP時代の「ウラニアのエロイカ」で有名な会社とは全くの別物で、内容的には放送音源や SP 、LP のCD化が多い。」そうです。まあ、いわゆる海賊盤ですね。でも音はそんなに悪くありません。たまに、正規盤より海賊盤の方がいい音の場合ってありますよね。この演奏は、正規盤を聴いたことがないので、わかりませんが、ストレスなく聴くことができます。
この演奏ですが、演奏時間はごく普通です。例えば朝日奈さんの演奏に比べても短い。しかし音楽はゆったりとして雄大なスケールだからでしょうか、たいそう遅いように聞こえます。ゆったりとした大河のように、滔々と流れるブラームス、そして、ライブゆえか力の入りようも尋常ではなく、最初から最後まで、全力投球の力相撲。それでいて、それそれの旋律についても、思い入れの強い表現で、これもまたブラームスのよさをじっくり堪能させてくれますねえ。しかし、こんな気宇壮大で、剛毅でかつ熱く美しいブラームスもなかなか現代では聴けません。
第一楽章、弦の美しく滑らかな響きで進み、それぞれの楽器が奏でる音が有機的に絡むことで、音楽が至極立体的に展開されるところが、居たく新鮮であります。次第に熱気も加わって、終わりの方では、絶叫的な響きで盛り上がる。第二楽章、ホルンや木管による主題がしばらくしてヴァイオリンで奏されるが、この弦による優しい思いやりに満ちた主題は実にいい。そののちも弦の優しい音色が心に染み込む。そして弦楽合奏による第2主題の再現がこれまた重厚の極み。この重厚さは、まさにブラームスですねえ。第三楽章、前半部はそれほどでもないが、再現部からはティンパニも加わり、重厚で豪快、熱気に満ちた演奏となり、高揚感に満ち満ちていく。そして、第四楽章、パッサカリアの変奏曲。変奏を繰り返す中で、ここでも熱を帯びてくるところが快感です。第12変奏のフルートのソロもいい。そして、後半以降は凄絶さも加わり、強烈な推進力の牽引され巨大な固まりのようになって、コーダまで突き進み、圧倒的な快感となる。
しかし、今後も政権を揺さぶるような事件が起こったり、露見するような気がします。一方で、まだ内閣支持率は30%台なんですねえ。この数字も信じられない気がします。こんなときに、政権交代できる野党の存在が重要なんですが、なかなかであります。
(URANIA URA22.238 2003年 輸入盤)
もう呆れて(笑)しかない。
与党も野党も全く国民のことを考えてませんね。先の国政選挙でも野党は全くの数合わせに終始して希望の党なんて立ち上げて惨敗。これでは与党に組みするようなもんです。
クナ、ほとんど聴きませんというか手が付けられないでいます。ワーグナーくらいです。
手頃なもので網羅的に聴けるものがあったらご紹介いただけませんか?
クナですが、「ハンス・クナッパーツブッシュの遺産~ターラ編(6CD)」が、6月中旬に発売されるようです。これはなかなか充実していますね。HMVさんによると¥5,586 です。ベートーヴェンはMEMORIESの2セットが入手しやすいですが、音が悪いですね。他はオルフェオなどから見つけるくらいですねえ。ワーグナーとブルックナーはそれなりに入手しやすいですが、他はなかなかであります。またご教示ください。
さて、クナのブラームス4番ですが、私は未聴です。音は悪いですが、フルトヴェングラーが有名で、これも熱い演奏ですね。ブラームスは、若い頃は、ほとんど聴きませんでしたが、ある時期から、大好きになって、4番もよく聴きます。ザンデルリンク、バルビローリ、クライバーなどでしょうか。でも、クナの時代のような、ブラームスの演奏、もうこれからは、聴かれないでしょうね?あまりにも、原典主義になってくると、軽い演奏ばかりになるからです。すっきりしすぎて、肉付きのないブラームスばかりで、何か物足りない気がします。時代なのでしょうかね。