消費税が10%になりまして、ポイント還元も始まり、いわゆるポイ活が大流行の昨今でございます。私も、スマホ決済をやってみようと思い、まず楽天ペイをセットアップしました。するとPayPayのほうがいいよ、ということでこれも、と思いゴソゴソ。するとYahoo IDやらパスワードやらが必要で、以前に登録したのですが、よくわからず、苦戦をしてなんとかなりましたが、うまくいったのかどうかがよくわからない。まだ一回も使う勇気がなく、今に至っております。とほほであります。でも、キャッシュレスの時代がどんどん進んでいくんでしょうねえ。
それで、今回はブラームスのヴァイオリン協奏曲二長調作品77であります。ブラームスの季節になってきましたが、それにしても10月になっても暑いな、と思う気候であります。それでも、やはり、ブラームスであります。これまでも、この曲は幾度かとりあげましたが。今回は、アンネ=ゾフィー・ムターのヴァイオリンとヘルベルト・フォン・カラヤンの指揮とBPOであります。1981年9月、ベルリンのフィルハーモニーでの録音です。
しかし、カラヤンが逝去されて、約30年。その演奏は、あまり聴かれなくなったのでしょうねえ。話題にもならないですねえ。まさに去る者は日々に疎しであります。一方のムターですが、この録音のとき若干18才。15才のときから、カラヤンとムターの録音ははじまって、10年間にモーツァルト、ベートーヴェン、メンデルズゾーン、ブラームス、チャイコフスキー,とヴァイオリンのための協奏曲を録音していきました。これから円熟された演奏が期待できますねえ。そして、これらの録音は、ムターのみならず、最晩年のカラヤンの演奏の記録でもあります。
まず、なんといってもムターのヴァイオリンですねえ。いやー、18才でこの演奏。すごいですねえ。妖艶、叙情的、情熱的、そんないろんな表現が当てはまる。低音から高音までの淀みなく明快に、そして力強く、叙情的な演奏。ほとんど、まったく私には大満足。実にヴァイオリンを見事に、妖艶に鳴らしてくれています。確かに、若さで一気に弾き放っていところはあるやに思いますが、それもここまで艶やかに、情熱的に、力強く、叙情的な演奏の前には、何も言葉はありません。カラヤンとBPOも存分に力強い演奏を聴かせてくれています。さすがであります。しかし、ほとんどムターのヴァイオリンに耳がいってしまって、ああBPOとカラヤンだったな、と思うくらいと行ったら大袈裟でしょうか。ときおり、ヴァイオリンを喰うようなBPOも聴けたりで、それもこの演奏での聴きどころでしょうねえ。
第1楽章、序奏からのオケは実に堂々として、ヴァイオリンと対抗せんとの勢い。そして満を持してかムターのヴァイオリンの登場。オケと十分渡り合うどころか、それを凌ぐ素晴らしいほ響き。ずんずんと進んでく中で、ゆったりと高々に歌い上げる音色と技巧、そして熱い響き、実に見事。それからは、管弦楽など聞こえなく、ヴァイオリンの素晴らしさに夢中になります。そこのあたりにもカラヤンの老練さが光る。そして、ヨアヒムのカデンツァ。これも見事。一気に駆け上がる勢いあり、その背後には光る技巧がある。しかし実に美しい音色であります。第2楽章、オーボエのソロが実にいい。ムターのヴァイオリンに匹敵する見事さ。ローター・コッホなんでしょうか。このころはケガをされていたときかも…。それに続くムターも妖艶。高音が実に明瞭であり、幻想的な世界へ導いてくれます。それはムターにヴァイオリンだけでなく、カラヤンのオケのピタリと合った演奏も無視できませんね。そして最後のムターの弱音も素晴らしい。そして、第3楽章。オケとヴァイオリンのががっぷり四つ。オケの雄弁さと力強さがここにきて心地よい。それで非常に華やかな雰囲気になっての高揚感がこれまたいいですねえ。ヴァイオリンも負けてはいませんねえ。
この週末、やっと秋らしくなってきました。毎日夕方6時頃から走ってますが、半袖短パンでは涼しいくらいです。汗をたっぷり流していた夏が懐かしいのでありました。また来週は台風ですかねえ。
(DG POCG-1124 1990年)
それで、今回はブラームスのヴァイオリン協奏曲二長調作品77であります。ブラームスの季節になってきましたが、それにしても10月になっても暑いな、と思う気候であります。それでも、やはり、ブラームスであります。これまでも、この曲は幾度かとりあげましたが。今回は、アンネ=ゾフィー・ムターのヴァイオリンとヘルベルト・フォン・カラヤンの指揮とBPOであります。1981年9月、ベルリンのフィルハーモニーでの録音です。
しかし、カラヤンが逝去されて、約30年。その演奏は、あまり聴かれなくなったのでしょうねえ。話題にもならないですねえ。まさに去る者は日々に疎しであります。一方のムターですが、この録音のとき若干18才。15才のときから、カラヤンとムターの録音ははじまって、10年間にモーツァルト、ベートーヴェン、メンデルズゾーン、ブラームス、チャイコフスキー,とヴァイオリンのための協奏曲を録音していきました。これから円熟された演奏が期待できますねえ。そして、これらの録音は、ムターのみならず、最晩年のカラヤンの演奏の記録でもあります。
まず、なんといってもムターのヴァイオリンですねえ。いやー、18才でこの演奏。すごいですねえ。妖艶、叙情的、情熱的、そんないろんな表現が当てはまる。低音から高音までの淀みなく明快に、そして力強く、叙情的な演奏。ほとんど、まったく私には大満足。実にヴァイオリンを見事に、妖艶に鳴らしてくれています。確かに、若さで一気に弾き放っていところはあるやに思いますが、それもここまで艶やかに、情熱的に、力強く、叙情的な演奏の前には、何も言葉はありません。カラヤンとBPOも存分に力強い演奏を聴かせてくれています。さすがであります。しかし、ほとんどムターのヴァイオリンに耳がいってしまって、ああBPOとカラヤンだったな、と思うくらいと行ったら大袈裟でしょうか。ときおり、ヴァイオリンを喰うようなBPOも聴けたりで、それもこの演奏での聴きどころでしょうねえ。
第1楽章、序奏からのオケは実に堂々として、ヴァイオリンと対抗せんとの勢い。そして満を持してかムターのヴァイオリンの登場。オケと十分渡り合うどころか、それを凌ぐ素晴らしいほ響き。ずんずんと進んでく中で、ゆったりと高々に歌い上げる音色と技巧、そして熱い響き、実に見事。それからは、管弦楽など聞こえなく、ヴァイオリンの素晴らしさに夢中になります。そこのあたりにもカラヤンの老練さが光る。そして、ヨアヒムのカデンツァ。これも見事。一気に駆け上がる勢いあり、その背後には光る技巧がある。しかし実に美しい音色であります。第2楽章、オーボエのソロが実にいい。ムターのヴァイオリンに匹敵する見事さ。ローター・コッホなんでしょうか。このころはケガをされていたときかも…。それに続くムターも妖艶。高音が実に明瞭であり、幻想的な世界へ導いてくれます。それはムターにヴァイオリンだけでなく、カラヤンのオケのピタリと合った演奏も無視できませんね。そして最後のムターの弱音も素晴らしい。そして、第3楽章。オケとヴァイオリンのががっぷり四つ。オケの雄弁さと力強さがここにきて心地よい。それで非常に華やかな雰囲気になっての高揚感がこれまたいいですねえ。ヴァイオリンも負けてはいませんねえ。
この週末、やっと秋らしくなってきました。毎日夕方6時頃から走ってますが、半袖短パンでは涼しいくらいです。汗をたっぷり流していた夏が懐かしいのでありました。また来週は台風ですかねえ。
(DG POCG-1124 1990年)
最近、「自然というのは、なんと残酷なのか?」という、思いが強くなりました。1か月前に、大きな被害をもたらした、台風15号が上陸した千葉に、また、同等の勢力を持った台風が、やってくるというのです。やっと、いくらか落ち着いた生活を、取り戻したというのに。全く、残酷です。一体、どんな対策をすれば良いのでしょうか?今度は、自治体も事前に、準備ができているとは、思いたいのですが、どうなるのでしょうか?でも、これが、自然なのでしょうね。
ところで、ブラームス/ヴァイオリン協奏曲ですが、私の大好きな曲の一つです。この、ムターの演奏も、所有しています。やはり、カラヤンのバックは良いですね。それに応えるムターも、素晴らしい演奏を、繰り広げます。ムターは、現代曲なども演奏していますが、いわゆる、ピリオド奏法などには、興味がないようで、たっぷりと歌う、肉付きの良い演奏が、特徴ですね。ムターも、後年、マズアと再録音しましたが、こちらは、あまり評判になりませんでした。難しいものですね。例えば、以前、ここで取り上げられた、オイストラフ/コンヴィチュニーも、素晴らしい演奏で、後年のものより、優れているようですね。この曲は、第3楽章に見られるように、ジプシー的な要素を持っていますので、深刻ぶった演奏より、祝祭的な、華やかな演奏が、私は好きです。まあ、ヴァイオリン協奏曲の中では、私は、№1だと思います。良い曲です!
台風19号が、軽微な被害で済むように、祈るばかりです。
ブラームスですが、ムターとカラヤンの共演は、私はこブラームスしか聴いたことがないので、DGからの6枚組BOXが3500円ほどですので、また購入しっようと思います。私もブラームスが一番好きなヴァイオリン協奏曲であります。また、ご教示ください。