この前の日曜日、NHKスペシャルの『AIでよみがえる美空ひばり』見ました。これまでの膨大なひばりさんの歌唱をAIに学習させて、新曲を歌わせると言う企画です。びっくりしました。AIでひばりさんの歌声を聴くことができるとはねえ。でもはっきり言って、ひばりさんなら、この新曲「あれから」をもっとうまく、フレーズに応じて気持ちの微妙な移り変わりを心に染み込むように、またきらめくように歌うだろうと、即座に思いました。それがAIの限界なんでしょうかね。加えて、ひばりさんの歌唱がすごすぎるかもしれませんねえ。でも、NHKはさすがですね。こんな企画を放送するとは、他の民放ではできませんよねえ。
まあ、それはそれとして、ベートーヴェンの交響曲第3番変ホ長調作品55『英雄』です。まあ、もう何度取り上げられてきたか、という名曲中の名曲です。この『英雄』、私も最も好きな交響曲かもしれません。それを今回は、レナード・バーンスタイン指揮のVPOの演奏であります。
バーンスタインの2度目の、NYPOとの全集につづく全集。VPOを指揮してのあまりにも有名なものからであります。VPOについても、イッセルシュテット、ベームに続く、三度目の全集。その後、アバドやラトル、ティーレマン、そして最近では、ネスソンスによるものもあります。VPOの全集は、BPOに比べると、種類は多いですねえ。
バーンスタインのベートーヴェンとなると、これまではあまり食指が動かなかったのも事実でした。特に、晩年の彼の演奏は、テンポが異様に遅かったり、ねっちこかったり、独特の演奏があります。しかし、ベートーヴェンやブラームスでは、それほどの特徴的なものではなく、けっこうまっとうな(こんな表現ではダメだとは思うのですが、すんません)演奏なんですね。このベートーヴェンの全集は、1977~79年の録音で、英雄は1978年2月の録音で、時期的に早いのもその理由かもしれません。
それでこの英雄ですが、まずバーンスタインが正攻法な演奏であるのと同時に、VPOが極めて優れていることです。全体的に弦と木管は素晴らしい。テンポのそれほど揺れることなく、なんといっても、VPOの美音を前に押し出して見事な演奏であります。もっとねちっこかったりして欲しいところもありますが、それはそれで、また異論もでてくるやに思います。バーンスタインの気迫と、VPOの美音がほどよくブレンドされた演奏なんでしょうねえ。
第1楽章、まず、非常に整った演奏であると思う。そして期待していたより随分とおとなしい。VPOの整った音色がよけいその感想を強く思わせる。多少の物足りなさも感じるが、これはこれで、細部に至るまでぬかりのない演奏。第2楽章、第一楽章に比べると、かなり感情移入が強く見られる。そうはいっても落ち着いた語り口で声を荒げることなく、しっとりと明確に聴かせてくれます。そしてVPOの木管と弦の共演も実に見事。第3楽章スケルツオ。整然とした美がここでも貫かれているよう。中間部のホルンも美しい。私的には、もう一息の力感が欲しいなとも思ったりします。そして、第4楽章。この楽章が私は一番好きですねえ。たっぷり気持ちを込めて主題などを歌い上げる。堂々とした、また威厳も感じられるようにスケール、そして熱気もこもっている演奏。それにVPOの非常な美音が加わり、満足のいくのもなのでありました。やはり、VPOを力量は素晴らしいし、それを十二分に発揮させるバーンスタインはもっと素晴らしい。
前回、携帯端末の機種変更をしたことを述べました。iPhone11になったのですが、それを使った感想を述べるように言っておりました。しかし、いざ使ってみるとそれほどの思うところもなく、ただ重い、大きいのでありました。ということで、ご勘弁ください。
(DG 474 924-2 2004年 輸入盤)
まあ、それはそれとして、ベートーヴェンの交響曲第3番変ホ長調作品55『英雄』です。まあ、もう何度取り上げられてきたか、という名曲中の名曲です。この『英雄』、私も最も好きな交響曲かもしれません。それを今回は、レナード・バーンスタイン指揮のVPOの演奏であります。
バーンスタインの2度目の、NYPOとの全集につづく全集。VPOを指揮してのあまりにも有名なものからであります。VPOについても、イッセルシュテット、ベームに続く、三度目の全集。その後、アバドやラトル、ティーレマン、そして最近では、ネスソンスによるものもあります。VPOの全集は、BPOに比べると、種類は多いですねえ。
バーンスタインのベートーヴェンとなると、これまではあまり食指が動かなかったのも事実でした。特に、晩年の彼の演奏は、テンポが異様に遅かったり、ねっちこかったり、独特の演奏があります。しかし、ベートーヴェンやブラームスでは、それほどの特徴的なものではなく、けっこうまっとうな(こんな表現ではダメだとは思うのですが、すんません)演奏なんですね。このベートーヴェンの全集は、1977~79年の録音で、英雄は1978年2月の録音で、時期的に早いのもその理由かもしれません。
それでこの英雄ですが、まずバーンスタインが正攻法な演奏であるのと同時に、VPOが極めて優れていることです。全体的に弦と木管は素晴らしい。テンポのそれほど揺れることなく、なんといっても、VPOの美音を前に押し出して見事な演奏であります。もっとねちっこかったりして欲しいところもありますが、それはそれで、また異論もでてくるやに思います。バーンスタインの気迫と、VPOの美音がほどよくブレンドされた演奏なんでしょうねえ。
第1楽章、まず、非常に整った演奏であると思う。そして期待していたより随分とおとなしい。VPOの整った音色がよけいその感想を強く思わせる。多少の物足りなさも感じるが、これはこれで、細部に至るまでぬかりのない演奏。第2楽章、第一楽章に比べると、かなり感情移入が強く見られる。そうはいっても落ち着いた語り口で声を荒げることなく、しっとりと明確に聴かせてくれます。そしてVPOの木管と弦の共演も実に見事。第3楽章スケルツオ。整然とした美がここでも貫かれているよう。中間部のホルンも美しい。私的には、もう一息の力感が欲しいなとも思ったりします。そして、第4楽章。この楽章が私は一番好きですねえ。たっぷり気持ちを込めて主題などを歌い上げる。堂々とした、また威厳も感じられるようにスケール、そして熱気もこもっている演奏。それにVPOの非常な美音が加わり、満足のいくのもなのでありました。やはり、VPOを力量は素晴らしいし、それを十二分に発揮させるバーンスタインはもっと素晴らしい。
前回、携帯端末の機種変更をしたことを述べました。iPhone11になったのですが、それを使った感想を述べるように言っておりました。しかし、いざ使ってみるとそれほどの思うところもなく、ただ重い、大きいのでありました。ということで、ご勘弁ください。
(DG 474 924-2 2004年 輸入盤)
あれほど人気があったのに、亡くなってからは、認知度が下がってきたのには、少し残念な気がします。でも、私は、CBS時代のバーンスタインに興味があって、今、少しづつ集めています。
スマホの件ですが、iPhone11になりましたか。大きくて、大変ですね。私は、12~15年にかけて、iPhone5を使っていました。使い始めて2年が過ぎた頃、電池の持ちが悪くなりました。電池交換は、アップルで、本体交換ということでしたので、これをやめて、近くの修理店で、電池のみの交換を、行いました。確か、3000円前後だったと、思います。全く、問題なく使えましたが、その後、家庭の事情で、ガラケイに、逆戻りしました。以前の「5」は、ミニタブレットとして、家の中で、今も使っています。そろそろ、これも、電池交換時期のようですが。
スマホは、これで三台目ですが、すべてiPhoneです。5Sと6Sを使ってましたが、5Sに比べると、11はでかいですねえ。6Sは、画面が割れているので、下取りは出さず、走るときとかに使っています。また、ご教示ください。