* m's small garden * <milky-mamaの小さな庭>

*** 植物育てが運んでくれる小さな幸せ ***

紫陽花と百合の六月

2013-06-11 17:47:37 | 花木と実のなる木



6月9日は父の命日だった。


もう会えなくなって25年以上経ってしまったね。

庭の白い百合と柏葉紫陽花を切って飾った。


父はこんな紫陽花があるなんて知ってたかな?って思う。
田舎に住んでる頃、私はこんな紫陽花見たことなかったな。


 

柏葉紫陽花を初めて見た時は衝撃だったもの。
「これ、紫陽花なんだ~?!」ってね^^


今年は柏葉紫陽花が豊作。
たわわに咲いて枝垂れている。


 

雨の季節に良く似合うよね。

白い紫陽花ならアナベルも咲いている。



アナベルも今年は豊作。
丸い白いボールが緑の中で際立っている。


でもきっと父は「普通の紫陽花の方がいい」って言ったかもしれないな。



優しいピンクや美しい水色や・・・


ガクアジサイが好きだったような記憶がある。



山紫陽花やガクアジサイを「きれいだね~」って言っていた気がする。



父が生きていた頃、ある日
「もうお母ちゃんの声が思いだせなくなったなぁ」って言っていたのが
強く印象に残っている。

父が亡くなって25年以上、耳を澄ませば
私にはまだかろうじて父の声が聞こえる気がする。

母も同じ季節に旅立った。
もう18年。


子供の頃作ってもらったカスタードクリームが美味しかった。
あのレシピ忘れちゃった、母に電話して・・・・ってそこまで思って
そうか、もういないんだった、って気がつく。
亡くなった直後より、こんな時がもっと悲しかったりするんだ。

母は百合が大好きだった。
庭にはいろんな百合が植えられていた。
白い百合もピンクの百合も赤い百合も・・・




去年から庭に加わった黒い百合。

こんな百合を見たら、きっと喜ぶんだろうな、なんて思う。




母の声はまだしっかり聞こえるよ。


あんなに父親っ子だった私なのに、顔はどんどん母に似てきて
そして何故か今頃になって母の気持ちが理解できるようになって
今だったら、もうちょっと優しい言葉をかけてあげれたのに、って思うんだ。



そういうわけで、反省と感謝の気持ちをこめて
紫陽花と百合を飾ってみたわけ(^-^;)ゞ







雨が降りだしたよ。
やっとの雨だね。