猫と亭主とわたし

愛猫。虹のかなたに旅だったブラッキーとリリを偲び。家族になったルナと庭に移ろう季節、折々の想いを写真と文で綴っています。

名画を見て

2008-02-13 09:26:26 | Weblog
2月13日 水曜日 晴れ
■たてつづけに11BSで名画をみた。「ガス灯」と「陽のあたる場所」。すごく懐かしかった。わたしの青春時代を彩る名画だ。黒白なのがいい。シャルル・ボワイエやジョゼフ・コットンやモンゴメリー・クリフトの若やいだハンサムぶりがいい。イングリッド・バーグマンもリズもすてきだった。共に金がらみのテーマでなにかうら悲しかった。

■夫がめずらしく居間にきたので、ふたりで鑑賞した。映画をうちでみられるなんて時代がくるとは思ってもみなかった。そとは寒い。おそらく零度ちかいだろう。部屋でのうのうとこうしてテレビでなつかしの名画がみられるとはだれがそうぞうしただろうか。

■でも、過去の犯罪がなんとかわいらしくみえる昨今だろう。血なまぐさい事件が毎日のように起きている。足立区の一家惨殺事件。団欒の場である家がなんということだろう。家長が犯人とは、もうなにもいえなくなる。

■映画をのんびりとみているときではないのかもしれない。心の荒みをもたらすものが、やはり金銭がらみだということが、悲しくもさびしい。この面では人間は全然進歩していないのかもしれない。

 ガス灯のシャルル・ボワイエ

       

 イングリット・バーグマン