猫と亭主とわたし

愛猫。虹のかなたに旅だったブラッキーとリリを偲び。家族になったルナと庭に移ろう季節、折々の想いを写真と文で綴っています。

つゆ/緑の散歩

2008-06-12 16:57:20 | Weblog
       

6月12日 木曜日
■夫と散歩にでる。毎日散歩に誘われている。でも梅雨時なので、晴れ間には主婦の常として洗濯モードに頭がきりかわってしまう。
「1時間で帰ってこられるコースにしましょう」

■まず弁天池をめざす。というとおおげさすぎる。家からたったの5分。
このところ雨が多かった。水位もだいぶあがっている。鯉と亀が水面に顔をだしてユーモラスに泳いでいる。亀と鯉の頭のちがいがなんともいえず面白い。

       

       

■「恋の未練がなぜ切れぬ」を「鯉のみれん」と思っていてさ、未練をなぜかヒレと思いこんでいた。どうして鯉のヒレが切れないのか考えていた。

■小学校の低学年だったとのこと。恋についての知識がなかった。それはそうでしょうよ。プーとふきだしてしまった。小学生が学校の行き帰りにこの池の辺で恋について考えていたら……そのほうがかおしい。笑いながらカシャ。

■山の裾の周回路をヤングが一人孤独なランニングをしていた。
「ヨツ、ガンバッテイルネ」こういうときに直ぐ声をかけられる夫がまぶしい。
若者はうれしそうに手を上げて走りさった。

■野辺に猫がいた。薄汚れていた。「野良猫かしら」「猫の手も借りたい田植時。猫に手を貸す暇はないさ」ワンテンポおいてから、わたしはウフっと笑う。借りると貸すの言葉遊びがうまい。それを少し遅れて理解したわたしを夫はしてやったりといった得意顔で眺めていた。そこで、カシャ、カシャと猫を撮る。

       

       

■山の絞り水が小さな流れにそそいでいた。そのささやかな水音に心を癒される。

■林の奥で鳥の羽ばたく音がした。全景すべて緑に染まった風景の中を歩きぴったり一時間の散歩だった。

■胃炎でブルーのわたしの気分転換をはかつてくれた夫の思いやり。家にもどってからそう理解できた。ウフ。

  人参の花

       

  葱坊主

       

  栗の花