猫と亭主とわたし

愛猫。虹のかなたに旅だったブラッキーとリリを偲び。家族になったルナと庭に移ろう季節、折々の想いを写真と文で綴っています。

共に歩く

2017-01-26 21:13:02 | 身辺雑記
夫と二人、side by sideで出かけるはずだった。
クリスマスローズに水をやらなければと気づいた。
夫は黒川の「ふれあい堤」を散歩するからと先にでかけた。
「早く、でかけてこいよ」とまもなく携帯がなった。
「VIVAの猫売れちゃったよ」
「大きくなるまえに売れてよかったじゃない」とわたしは、送話口で声をつまらせる。
かわいい仔猫だった。
ほしかったのに――。

二人でからっぽになった猫のショーケースを眺めた。
「縁がなかったのね」
しあわせにくらしてね。

帰路北風のふく街を二人でもくもくと歩いた。
Just walk beside me and be my friend.
アルベール・カミュの名言。
わたしたち夫婦も歳とともに友達にもどっていくような気がする。
二人で生きてきた「越しかた」を想い、歩きつづけた。
友達?というより同じ現実の壁と向きあって進んでいるから、戦友かしら。
夫はわたしのことをどう思っているのかしら。

   ショーケースの中の猫ちゃん アメリカンショートヘア
    

    

    

 

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