猫と亭主とわたし

愛猫。虹のかなたに旅だったブラッキーとリリを偲び。家族になったルナと庭に移ろう季節、折々の想いを写真と文で綴っています。

ひきこもりの勧め

2008-02-14 09:32:16 | Weblog
2月14日 木曜日 晴れ
■毎朝、室温0゜。起きるのが辛い。「おーい。パソコン教室の日だぞ」と夫に起こされた。いや、もう少し寝ていたい。と、うとうとしていたらさらに30分過ぎていた。朝寝はたのしい。うとうと夢見心地で過ごす朝のこのひとときががたのしい。

■ひきこもりの勧め。健康を配慮しての散歩は大好きだ。ブログをつけだしてからは、夫との散歩がさらにたのしくなった。携帯やカメラじさんでシャカシャカ写真をとるようになった。こんな変貌をわたしがとげるとはお釈迦さまでも気づかなかったろうな。シャカまた一枚とった。でも、散歩しないときは家にほとんどひきこもっている。これからだって、バラの世話がたいへんだ。つぎつぎと庭に咲く花々のていれがたのしい。外をほっつき歩いている暇はない。ひねもすジャズを聴きながら家にいる。

■ひきこもり。というより、家の中での生活がたのしすぎるからなのだろうが。ひきこもりを勧めたい。ブログそのものも、どちらかというと、アウトドア派ではありませんよね。ひきこもりははずかしいことではありませんよね。


名画を見て

2008-02-13 09:26:26 | Weblog
2月13日 水曜日 晴れ
■たてつづけに11BSで名画をみた。「ガス灯」と「陽のあたる場所」。すごく懐かしかった。わたしの青春時代を彩る名画だ。黒白なのがいい。シャルル・ボワイエやジョゼフ・コットンやモンゴメリー・クリフトの若やいだハンサムぶりがいい。イングリッド・バーグマンもリズもすてきだった。共に金がらみのテーマでなにかうら悲しかった。

■夫がめずらしく居間にきたので、ふたりで鑑賞した。映画をうちでみられるなんて時代がくるとは思ってもみなかった。そとは寒い。おそらく零度ちかいだろう。部屋でのうのうとこうしてテレビでなつかしの名画がみられるとはだれがそうぞうしただろうか。

■でも、過去の犯罪がなんとかわいらしくみえる昨今だろう。血なまぐさい事件が毎日のように起きている。足立区の一家惨殺事件。団欒の場である家がなんということだろう。家長が犯人とは、もうなにもいえなくなる。

■映画をのんびりとみているときではないのかもしれない。心の荒みをもたらすものが、やはり金銭がらみだということが、悲しくもさびしい。この面では人間は全然進歩していないのかもしれない。

 ガス灯のシャルル・ボワイエ

       

 イングリット・バーグマン

       
    


雨の街

2008-02-12 13:31:50 | Weblog
2月12日 火曜日 雨
■生ゴミを出す日だ。主婦の責任感からなのだろうか。うわぁねむい。ねむいと思いながら体は家の中のトラシュキャンから生ゴミをプラスチック袋に詰め込む。

■気づけば今日はさらに、T 歯科の予約日だった。歯をいつもより丁寧に磨いて、でかける。夫はまだ朝の目覚めからさめきっていない。ひとりで寂しい。バス停にいそぐ。いつも時間を気にしてせかせる夫がいないのでみごとアウト。バスの窓ガラスには人影はまばらだ。あそこに乗っていれば街を見下ろしているだろう。でも徒歩のわたしは、街角のSさんの家の犬に挨拶をしている。

■雨の中を傘をさしてF橋をわたる。いままでになんどこの橋を渡ったことだろう。日光連山は雨雲の向こう側。雨空のもと川は流れ、街は静かだ。新築のマンションはまだ人の住む気配がない。

 一年中咲き続けるゼラニュウム

       

       

       


心はもう春

2008-02-11 16:07:12 | Weblog
2月11日 月曜日 晴れ
■夫と散歩にでた。目のまえに車がスーと止まった。車の窓がスルスルと開いた。
「いつも仲がよくていいですね」
「明日うかがいます」とききなれた明るい声。
わざわざ車を止めて挨拶してくれた。

■いつもガスの検針にくるKさんだった。
しばし足を止めて交わした「会話」に元気をもらった。

■暖かな陽射しだった。
裏庭の白木蓮の蕾がだいぶ膨らんできた。色合いからみると今年は例年よりはやく咲きそうなけはいがする。

       

       


裸虫の洗濯

2008-02-10 17:06:38 | Weblog
2月10日 日曜日 晴れ
■雪の翌日は「裸虫の洗濯」という言葉がある。着の身着のままの人でも洗えば、すぐに乾いてすぐに着られるという例えなのだろう。
今日はみごとに晴れあがった。

■屋根のうえでときおり雪がなだれ落ちるザザーという音がする。

■洗濯をすませ夫と散歩にでた。河川敷きをあるいた。暖かさに誘われてか、家族づれや、年配の夫婦が散歩を楽しんでいた。ちょっとした賑わいをみせていた。

■日陰はまだ雪がとけず転ばないよう歩いた。歩くと汗ばむほど暖かだった。陽が傾くと風も吹きだした。風が出ると寒さがもどる。家路に急いだ。

       

日光連山

       
                                       

 雪どけの水溜り

       

冬の公園に行く

2008-02-09 21:54:07 | Weblog
  

2月9日 土曜日 薄曇り/雪
■ふいに思いたって宇都宮にでかけた。銀杏の落葉の季節に訪れた。その時の写真をブログで見ているうちにはや心は駅の東にある公園へととんでいた。

■いま駅東は開発が進んでいる。どんな街になるかたのしみだ。

■すっかり冬景色。どこをみても寂しい公園。蔓だけになったフジ棚。家族づれが遊んでいた。子どもたちの歓声はひびいてこない。植え込みには雪がまだらにのこっていた。公園の前のENEOSからは元気な声がきこえてきた。「オーライ。オーライ」という声が冬空にひびいていた。

■すてられたおおきなプラスチックの袋があった。不定形にゆがんでいた。開け口のあたりが、風にゆれていた。ふと、なにがつまっていたのかしら、と思った。いまは、もう役立たずになり、すてられた袋。風にふかれている。それがいかにも冬の公園らしかった。

■植え込みの縁石のそばに黄色い自転車が乗り捨てられていた。わたしはもうあまり気にしないことにした。寂しい風景だけを見ないことにした。隣にはまだあの事件から立ち直れないでブログの書けない亭主がいるのだ。わたしの悩みをじぶんの悩みとして苦しんでいる亭主がいるのだ。

■「うわあ。氷がはっている」わたしは大声をあげた。手洗いの蛇口から水がたらたらと垂れていた。小さな氷柱もできていた。流しには蝉の羽のような薄い氷がはっていた。亭主は子供みたいにその氷を手にした。透かして公園の風景を見ている。

■「氷のなかに噴水がある」亭主がぼそっといった。

■はるかかなた、公園の隅になるほど噴水がある。水がいきおいよく噴きあがっている。

■「あの噴水とりたい」わたしは小走りになった。亭主はのっそのっそとついてくる。

■白い噴水の向こうを赤いスポーツカーが走りすぎた。

■帰りは雪がふりだした。

公園の猫

  
 
 

 銀杏並木
  

   楓

 帰りのバスの窓から

 






まだ寒い日がおおいい

2008-02-08 20:29:35 | Weblog
2月8日 金曜日
■夫と図書館にでかけた。陽射しは春が近いことをおもわせる。風が強く吹いていなければ、暖かだろうに。風が冷たくほほがヒリヒリする。

■木の芽はふくらみ、川面は陽光をあびてキラキラひかり水ぬるむ感じだ。川沿いの樫の木だろうか茶褐色の枯れ葉が落葉せずびっしりついている。なにか不気味な印象がする。風に吹かれて乾ききった葉がガサガサ音をたてていた。

■夫が「三寒四温ならぬ三寒一温だな」まだまだ寒い日がおおすぎる。
「明日はまた関東地方は雪になるらしいと報じていたわ」とわたし。

■家に帰ってフキノトウの天麩羅をあげて春の香りを味わう。苦味が口の中一杯にひろがる。夫はビールがのめないのを残念がっていた。「フキノトウの天麩羅とビールがとてもあうんだ」と。今日は禁酒日。残念。

       


雪どけの朝

2008-02-07 21:15:50 | Weblog
1月7日 木曜日
■昨夜降った雪が春の光を浴びてとけた。土を程よく湿らせてきもちがいい。草木が生き返ったような心地がする。

■今日はしばらく訊ねてこない知人のMさんのことを思い出していた。そこへひょっこりMさんが訊ねてきてくれた。気持ちって通じ合うのかとうれしかった。楽しいひと時をすごした。

■窓の外の庭もさんさんと日差しをうけて木々が輝いている。気持ちが高揚すると景色までが素敵にみえるから不思議だ。

       

ブログ再開

2008-02-06 21:54:14 | Weblog
2月6日 水曜日 
■昨日は暖かだった。今日は寒さが身にしみる。窓のそとの庭は冬枯れて日ざしがないせいかうら悲しい感じがする。夜になって雪が降りだした。

■このところブログも書かず悶々とした日をすごしてしまった。明日はパソコン教室もある。心をあらたにしてがんばろう。

■今日からブログをはじめよう。

■ブログを書くことで文章にかかわった。小説の話や、文章を書く楽しみなど夫の好きな話題に、ブログを書くようになってから、興味がわいた。共通の趣味として会話もはずみたのしくなった。

■昨年の暮れに買ったフォーエバーローズがこの寒さのなかで咲きつづけている。このところ、いやなことがつづいた。すつかり意気消沈しているわたしを励ますかのように健気に咲いている。

    

厄日

2008-02-02 00:15:22 | Weblog
2月1日 金曜日
■行きつけのF デパートで店員から、ひどい仕打ちをうけた。

■亡くなった母が一日はあなたの厄日だから、気おつけるようによく言っていたのを、おもいだした。
わたしは覚えてないが、きっと小さいとき嫌なことがあったのだろう。

■今日は子供たちのいる東京がこいしかった。