身近なところでも「濃厚接触者」が、島岡美延です。
ラジオ局のパーソナリティの同居家族が感染。今週は代役を務めますが、10日間隔離はあまりに長い! 国会を見ていたら、感染者が入院や宿泊療養をせず、同じ家にいたら「療養最終日から10日間、さらに濃厚接触者の期間」なので、子どもの親が20日間も働けない家庭が続出とか。
かかりつけの歯科医院スタッフの家族に感染者が出て、定期検診が来月に延期された人も。スタッフ同士が一緒にランチをしていたので、念のため、複数のスタッフを待機させた結果とか。
濃厚接触者の隔離期間を巡って「科学的な見地に基づいて」を繰り返す首相。そうこうしているうちに、検査キットの不足は深刻に。感染者の確認すら難しい現場からの悲鳴で「重症化リスクの低い人は受診しに来ないで」の方針へ。
民間無料PCR検査も「心配なだけ」の人はご遠慮を、になりそう。やはり想定できていなかったのでしょう、この感染急拡大。
隔離10日間も、専門家会議はオミクロンの特性に鑑み5日から7日を提案したのに、それをスルーし14日からの激変を避け、10日にしたという科学的でなく、政治的な結論だった由。
大阪での「家で見られる人は保育園の登園を自粛してほしい」なども含め、あまりに我々の生活感覚とかけ離れた言動にはただただ絶望感しかありません。
ただ救いは、さすがにここに至り、マスコミなども、隔離期間や飲食の自粛など、これでいいのというものが出てきていることでしょうか。
科学的なエビデンスに拠らず、政治的な判断に終始したこの2年間、ええかげんに決断してほしいものです。
首都圏より「まだ大丈夫」とばかり、遅れてまん延防止等重点措置を要請した大阪は、保育園の自粛の呼びかけ、通天閣の赤照明をもっともらしくやっていますね。
経済界などからの声で、濃厚接触者の隔離期間が短縮されるとしたら、来週くらい? ずいぶんのんびりした「先手、先手」・・・。