世界遺産に行ってみると

寒さは戻るも「雨水」、島岡美延です。
気温の変化が大きかった今週、先日、思い立って、河口湖へ出かけました。
山梨県側からの富士山を見るのは、中央道を通る時くらいで、実は河口湖に行くのは初めて。
東京駅から早朝に出発する高速バスは、どの便も満席（全席指定）。
多くが富士急ハイランドで下車し、終点まで行ったのは数名。
富士急の河口湖駅の駅舎は、まさに巨大な富士山を背負うように立っています。
周遊バスを使って、北岸へ。
川べりの枯れた葦の間を鳥たちが行きかう冬景色。
そして目の前には、雪に輝く富士山！
観光客は、9割近くが外国人か、という印象。英語、韓国語、中国語しか聞こえません。
小さな周遊バスの運転手も、整理券や料金など、お客さんが降りるたび、英語で説明。
暖かで風もなく、湖面に映る“逆さ富士”の圧倒的な美しさに、時間を忘れます。
日帰り温泉や、日没時刻の富士山も堪能した一日になりました。
それにしても、日本人がいない！
世界遺産、もっと出かけませんか。

とにかく、肉体の疾走感！

昨日よりさらに気温上昇、島岡美延です。
東京五輪新種目のボルダリングやスケートボードが取り上げられる機会が増えていて、若い選手たちの鮮やかな身のこなし、驚きですね。
エクストリーム・スポーツという過激な状況下での離れ業に熱狂する人たちがいます。
そんな身体能力のカリスマが政府のエージェントになったら？
映画『トリプルX：再起動（24日公開）』をご紹介します。
3Dで観たら、その凄さ、さらに体感できるはず。
2002年に公開の『トリプルX』で主演したヴィン・ディーゼル。
シリーズから姿を消して15年、満を持して戻ってきました。
世間から身を隠していたサンダー・ケイジが政府の極秘エージェントとなって、「パンドラの箱」と呼ばれる制御不能な軍事兵器を悪の力から奪還しようとする。
スリルを求める新たなチームを結成し、最強の敵ジャン（ドニー・イェン）との戦いに挑む。
世界消滅の陰謀の画策している本当の敵とは、いったい誰？
型破りのアクションは、森の中、海の上、空でも…！

大人たちへ、このミュージカル映画

全国的に気温上昇、島岡美延です。
アカデミー賞発表まで10日ほど、最多部門ノミネート作がこちら。
映画『ラ・ラ・ランド（24日公開）』をご紹介します。
アカデミー賞を含む50以上の賞を受賞した『セッション』から2年、デイミアン・チャゼル監督の最新作は、歌・音楽・ダンス満載！
幻想的なミュージカル手法で、リアルで切ないロマンスを描き切りました。
夢追い人が集まる街、ロサンゼルス。
映画スタジオのカフェで働くミア（エマ・ストーン）は、女優を目指すもオーディションは失敗続き。
ある日、場末のバーで、ピアニストのセバスチャン（ライアン・ゴズリング）と出会う。
彼はいつか自分の店を持って、本格的なジャズを演奏したいと考えている。
夢を語り合い、恋に落ちた二人。
しかし、生活のために彼が加入したバンドが成功し、歯車が狂い始める…。
“ありえない場所”で人々が踊るシーンをワンショットで、という奇跡のオープニングから、魔法にかけられたよう。
役者自身による歌、演奏、ダンスも見事！

もうすぐ、空を見上げたい季節

昼間は3月の暖かさに、島岡美延です。
今月の姿勢テーマ、『意識的に“下を向かない”時間を作ってみる』を実践していますか？
「マイ・フェイバリット・シングス」の曲を聞くと、京都に行きたくなるよう刷り込まれた、お馴染みのCMでも言っていますね。
“手のひらの中の小さな画面ばかり見つめないで、上を向こう”って。
そう、桜の花が京都においでと誘っています。
この季節、咲いている梅の花を見上げれば、少し視線が高くなります。
大きな桜の木を見上げる季節まで、あと1ヶ月半くらい。
先日、スマホの画面を見ていて、と語るトラック運転手が取り返しのつかない事故を起こしました。
最近、信号が変わっても、横断歩道を歩き始めない人が増えています。
スマホ画面を見ていて、歩き始めてもスマホの操作をやめようとしません。
青信号で横断歩道を渡っていても、交差点を曲がってくる車があるかも。
運転手も歩行者も、スマホを見ていて、前方不注意。
そんな事態を避けるためにも、ほら、ちゃんと顔をあげて。

もしかして、大統領候補だった？

雪が舞うバレンタインデーかも、島岡美延です。
もし、大統領選の結果が違っていたら、どんな日米首脳会談になっていたのでしょう。
映画『ウィーナー 懲りない男の選挙ウォーズ（18日公開）』をご紹介します。
“大統領候補の可能性があった男”に密着した政治エンターテインメント。
ヒラリー氏の私用メール問題が発覚したのは、そもそもFBIがアンソニー・ウィーナー元下院議員への捜査を行う中で浮上したものでした。
ウィーナー氏とは、2011年には、イケメンでトークスキルありの人気の連邦下院議員だった人物。
長年、ヒラリー氏の右腕を務める才色兼備の妻フーマと並ぶ姿は「理想のカップル」。
オバマ氏に続く民主党の若手ホープといわれた彼が、あろうことかツイッターで「ブリーフ一枚の下半身写真」を誤って投稿。
困った性癖を糾弾され、議員辞職に追い込まれた彼は、2年後、ニューヨーク市長選に挑戦。
選挙の舞台裏、マスコミとの攻防はスリリングすぎ。
アメリカはすでに“再チャレンジ”を許さない国ですか？

同じ地球に住まう家族として

まだ風が冷たい日々、島岡美延です。
昨日、川崎市のすくらむ21で行われた公演に出かけました。
約2時間の舞台には、すべて英語の字幕つき。
国や文化や宗教の違いを越えて…、そんな理念を持つアマチュア芸術集団、稲森アートプロジェクトグループ（IAPG）の『愛と平和の祈り 神奈川公演』。
五人の子を持つ稲森紀子さんは、進行の早い多系統萎縮症の難病と診断され、残された時間にできることを考えた時、“女性は国や宗教を越えて、愛する人を失いたくない想いは一緒のはず”と声をあげる決意を固めました。
2010年に劇団を創設、グループはやがて、NYの国連平和週間などで公演を行うようになり、彼女亡き今も遺志を継ぐメンバーで活動。
音楽劇『地球のこどもたちへ』、演劇『マリアの祈り～ナガサキの奇跡～』という舞台を観ながら、日米首脳会談が行われる中、北朝鮮がミサイルを発射、という現実を考えました。
なぜ宗教を理由に対立してしまうのか…、演劇が問うシンプルな想いが、多くの人に届きますように。

柳家喬太郎、鮮烈デビュー

西日本では記録的な大雪、島岡美延です。
雪で身動きが取れない車、列車…、受験生にとっても過酷な二月の試練です。
でも、困難を乗り越えて、この親子のような“春”をつかみとって！
映画『スプリング、ハズ、カム（18日公開）』をご紹介します。
落語界の鬼才、柳家喬太郎が映画初主演。
公式上映された東京国際映画祭では、海外の映画人から「あれは誰！？」と大型新人の登場に問い合わせ殺到だったとか。
娘を演じた石井杏奈とのコンビが絶妙です。
二月のある日、シングルファーザーの肇は、広島から夜行バスで上京し、春から東京の大学に通う娘の璃子の部屋探しに歩く。
そこで出会う様々な人々とのふれあい。
東京から深夜バスで帰るまでの、たった一日の小さな旅。
それが終わりに近づくころ、肇は璃子が幼い頃に死別した妻との思い出を語り始める…。
“ありふれていても宝物のような一日”を描きたいと、脚本も手がけた吉野竜平監督の語り口に脱帽。
喬太郎の実直なお父さんぶり、笑って、涙して…、最高です。

かなり凸凹なコンビ＋娘

建国記念の日に報じられる日米首脳会談、島岡美延です。
自分や身内を褒めるのが大好きな二人、世界からそのツーショットがどう見られるのか、気になります。
コンビというのは、似た者同士より、両極端がいいかも？
映画『ナイスガイズ！（18日公開）』をご紹介します。
まあ、日本語にするなら“相棒”…、そちらは、本日公開。
アカデミー賞複数部門でノミネートされている『ラ・ラ・ランド（今月末公開）』で注目度が上がっているライアン・ゴズリングが、酒浸りでダメな私立探偵のマーチ。
重厚な役が似合うアカデミー賞俳優、ラッセル・クロウが、腕力にものをいわせる示談屋ヒーリー。
このダブル主演にからんで一歩もひけをとらないのが、マーチの13歳の娘ホリー役、アンガーリー・ライス。
ヒーリーにより強引に相棒にさせられたマーチは、ホリーも巻き込み、失踪した少女の捜索を始める。
単純に思えた事件は、ある映画にまつわる連続不審死事件につながり、アメリカ国家を揺るがす巨大な陰謀に巻き込まれていく…！

睡眠と運動、やっぱり大事

昨日のみぞれ交じりの雨、本当に寒かったですね、島岡美延です。
西日本の大雪はさらに警戒が必要。
雛人形を飾りましたが、桃の花が似合う春までもう少し。
最近、“身体の仕組みの意外な関連”の新聞記事が続けて、目に留まりました。
一つは、「睡眠不足と肥満の関係」。
睡眠時間が短くなると、エネルギー消費量は変わらないのに、食欲を押さえるホルモンが減り、空腹感が増す、というもの。
早稲田大と花王の研究グループが、人間の代謝を正確に測る実験で解明したそう。
夜ふかしして、ダラダラ食べてると太る…、というイメージはありましたが、「短時間睡眠」そのものが、食欲につながるなんて。　
もう一つは、「運動と記憶力の関係」。
ジョギング程度の運動を10分間した直後は、短期的な記憶力が増す、のだとか。
これは、筑波大とカリフォルニア大のチームの成果。
運動により、脳の機能が活性化された可能性があるそう。
睡眠不足、運動不足になりがちな現代人。
もっとその大切さを認識するべきかも！

図書館がつなぐのは…

雪でも雨でもとにかく寒い一日に、島岡美延です。
図書館、最近、使っていますか？
実は、いろんな“思い”が集まる場所でもあるのかもしれません。
映画『天使のいる図書館（18日公開）』をご紹介します。
撮影で使われたのは実在する奈良県（11日先行公開）の図書館。
吉井さくら（小芝風花）は、地元の図書館に就職したばかり。
レファレンスサービスという慣れない仕事に戸惑う日々を過ごしている。
人の気持ちを汲み取ることが少し苦手なさくらは、ある日、芦高礼子（香川京子）という女性から、一枚の古い写真を見せられる。
その撮影場所に行きたいのだと考えたさくらは、礼子を伴って、奈良・葛城地域の神社などを探し回る。
そんなことが繰り返されるうち、亡くなった祖母の面影を礼子に抱くようになるさくら。
二人の交流はやがて…。
奈良は、住んだことはないけれど、“本籍地”があった場所。
大和郡山市を旅した時に、「島岡」という表札の家を複数、見つけたものです。
またあの風景に浸りたくなりました。