美しい姿勢で話し方レッスン   shimaoka minobu          

美しい姿勢は、一生の宝物! 「見た目を磨くレッスン」と「コミュニケーション力を磨くレッスン」のヒント集

言葉の力を感じた甲子園、開幕

2021年08月11日 07時17分28秒 | 話す&聴く、コミュニケーション
今日の暑さを乗り越えたら雨の日々、島岡美延です。
昨日、全国高校野球選手権大会、開幕。
コロナ対策で選手入場の形は変わり、マスク姿の球児が外野に整列。
そこへ、山崎育三郎さんが歌った『栄冠は君に輝く』。
歌詞をかみしめ、エールを送るようで(朝ドラ!)、この歌の力は令和の時代にも生きている、と実感。
選手宣誓は小松大谷の木下主将。
「2年ぶりの夏の甲子園。世界に広がる困難のために、普段の生活すらできなくなった人が多くいます。」と始まりました。
「1年前、甲子園という夢がなくなり、泣き崩れる先輩たち」「友の笑顔」「家族の深い愛情」「世界のアスリートから刺激」…。
コロナやオリンピックという言葉は使わず、困難の日々からいかに今日を迎えたのか、とてもよく伝わってくる宣誓。
「人々に夢を追いかけることの素晴らしさを思い出してもらうために」…、この表現にハッとしました。
夢を与える、勇気をもらう…、五輪でキャスターも連呼したような表現は一切なし。
選び抜いて、届けたい、と発した言葉の力は、強い!

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メダリストは生まれたけれど

2021年08月10日 07時05分57秒 | 日記、その他
怖いほどの強風と体温超の猛暑予想、島岡美延です。
東京五輪の17日間も無観客じゃなければ、熱中症で倒れた人がどれだけいたか。
7月22日からの4連休、そこから感染急拡大の日々。
「ここが山場」「これまで経験したことのない」と唱えていれば感染者が減ってくれるほど現状は甘くないし、「最大の危機」といっても風景は変わらず。
国も東京都も、“何が何でも五輪”で突き進み、競技後のアスリートの第一声は「開催に感謝」。
五輪がなければ、多くのメダリストは生まれなかったし、これで最後と決めていた選手にとって納得できる区切りもなかった…。
夏も冬も連日、夢中になったオリンピック。
それが私の中で崩れていきました。
アスリートだって人間。多くの人が反対する中でトレーニングに黙々と取り組むのは、簡単ではなかったはず。
それすら言い訳にしない、と全てを背負わされて立った五輪の舞台。
新競技の10代が見せたのは、それとは違う競技との向き合い方。
コロナが今より収束しているとして、半年後の北京五輪、どう見つめる?
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被曝したマリア像を信徒たちは

2021年08月09日 07時19分57秒 | 姿勢&見た目
台風で甲子園順延となった振替休日、島岡美延です。
東京五輪2020はTVで見て、喜びはありました。
でも連日、かつてない感染拡大で、どこの世界のこと?とも。
76年前、長崎…、どこか遠い世界のことではありません。
映画『祈り―幻に長崎を想う刻(とき)―(20日公開)』をご紹介します。
戦後演劇史に輝く金字塔『マリアの首』を映画化したのは松村克弥監督。
1945年8月9日午前11時2分、広島に次ぐ二発目の原子力爆弾が長崎市に投下され、人口24万人のうち約7万4千人が一瞬にして犠牲に。
東洋一の大聖堂、浦上天主堂も被曝し、外壁の一部を残して崩壊。
それから12年。
天主堂跡から被爆したマリア像を盗み出すカトリック信徒の二人の女性。彼女たちはなぜそんな行動を取ったのか…。
隠れキリシタンの末裔で看護師であり娼婦、という女性・鹿を演じるのは高島礼子。
闇市で詩集を売りながら、自分を犯した男への復讐を誓う忍に、黒谷友香。
美輪明宏が「マリア像」の声。
原爆と隠れキリシタン、長崎の苦悩の歴史。


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もし、あの電車に乗っていたら

2021年08月08日 07時06分45秒 | 日記、その他
「山の日」は台風2つが接近する東京五輪2020最終日、島岡美延です。
男子マラソンは7時スタート、女子が6時に変更されたのが前日夜と聞いてびっくり。
選手村も全国もコロナ感染最多が報じられる中、とにかく17日間過ぎた…。
昨日、電車の中で「東京オリンピック開催期間中につき、テロ特別警戒実施中です。車内で不審物や不審な人を見かけた際は係員まで…」とのアナウンス。
前夜に起きたのが、小田急線車内で、36歳の男が刃物を振り回しながら快速列車内を移動して多数の人を傷つけた事件。
五輪もコロナもなければもっと大きく報じられたはず。
最初に20歳の女性を狙った理由は「勝ち組に見えた、幸せそうな女性が許せない」という無差別で理不尽なもの。
被害を大きしようとサラダ油に火をつけたようですが、燃え広がることはありませんでした。
もし、あの電車に乗っていたら…、そう考えつつ周りを見回すと誰もがスマホに視線。
「近くで何が起きているか」を察するのはムリ。
こんな事件を繰り返さないため、何ができるでしょう。

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高2水泳部女子の夏休みは

2021年08月07日 07時02分02秒 | 姿勢&見た目
バスケットボール女子が歴史的快挙、島岡美延です。
他競技や男子のほうが注目されていたけど、最終日にアメリカとの決勝へ。
一方、サッカーは久保建英選手が号泣、リレーチームはトラックでの写真撮影もない衝撃の結末…。悔しさを未来につなげる決意をそれぞれ語りました。
誰の人生にとっても“夏の出来事”は特別…!
映画『子供はわかってあげない(13日先行公開)』をご紹介します。
田島列島の傑作コミック、映画化したのは沖田修一監督。
高校2年、水泳部女子の美波(上白石萌歌)は、ある日、書道部男子のもじくん(細田佳央太)と運命の出会い。
探偵だという彼の兄(千葉雄大)の力も借りて、幼い時に別れた父親(豊川悦司)の居所を探し当てる。
そこは静かな海辺の町、久しぶりに見た父親は何やら怪しげ…。
現在の両親(古舘寛治・斉藤由貴)は、美波は水泳部の合宿中だと思っている。
ちょっぴり秘密、いや大きな秘密、初めての恋にもどうにかなっていまいそうな美波。
不器用過ぎる10代の、これぞ「ザ・夏休み」。
青春です!


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“表敬訪問”に社会の縮図

2021年08月06日 07時20分38秒 | 姿勢&見た目
37度予想の広島、原爆の日、島岡美延です。
「黒い雨」訴訟で救済されるべき人が救われますように。
もっと早く解決すべきだったことが、ずっと先送りされてきたこの社会。
一昨日、東京五輪ソフトボールの金メダルを持って表敬訪問した後藤希友選手。
名古屋市長がメダルをかじった映像を見た時、恐怖を覚えました。
「愛情表現だった」という言い訳にさらなる抗議がきて、謝罪。
「嫌がらせの認識はなかった」「フレンドリーな雰囲気だった」などの言葉に、社会が放置し続けてきた問題が凝縮されています。
いじめ、セクハラ、パワハラ…、その行為が“された側”にどれだけの傷を負わせるかの認識すらない社会。
五輪式典を巡る不祥事も同じ。
「笑ってやりすごす」ことで、その場の空気を壊さないようにするしかない“弱者”。
東京五輪2020の金メダル第1号に電話をしていた首相、今はそれどころじゃない?
“表敬訪問”の意味に疑問を持っているメダリストもいるはず。
今回、アスリートから次々と抗議の声が上がったことは希望だと感じます。
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モロッコ、女性監督が描いたのは

2021年08月05日 07時11分14秒 | 話す&聴く、コミュニケーション
2億人を突破したコロナ感染者、島岡美延です。
デルタ株が世界で猛威を振るうという予測はずっとあったのに、政府は“急に病床やホテルの確保はできない”から、自宅療養でと。
気がつけば、全国23都道府県でステージ4という最大の危機。
こちらも“自分で未来を見つけるしかない”人たちの物語。
映画『モロッコ、彼女たちの朝(13日公開)』をご紹介します。
カサブランカでパン屋を営むアブラは、娘のワルダを一人で育てている。
ある日、その扉をノックしたのは未婚の妊婦サミア。
イスラム社会のタブーである彼女は、どこにも行き場がなく、産んだら養子に出そうと考え、働く場所を求めてさまよっていた。
見かねたアブラが自宅に入れると、サミアは得意なパン作りを披露し、幼いワルダもなついていく。
思いがけない出逢いが二人の人生に光をもたらし、いよいよ出産の時が迫り…。
女性として初めてアカデミー賞モロッコ代表となったマリヤム・トゥザニ監督の実体験から生まれた“始まり”の物語。
モロッコの焼き菓子、アラビア音楽も魅力的。
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強制収容所で描き続けた画家

2021年08月04日 07時13分32秒 | 話す&聴く、コミュニケーション
自宅療養が原則、これも“自助”でしょうか、島岡美延です。
入院制限しなくては医療現場がもたない、その一方で五輪の物語も続く…。
ボクシングの入江聖奈選手は開幕前に五輪の是非への不安な気持ちを率直に語っていて、金メダルは本当によかったです。
平和の祭典は4年に1度、世界の内戦はなくなりません。
映画『ジュゼップ 戦場の画家(13日公開)』をご紹介します。
世界の映画祭で絶賛されたアニメーションを手掛けたのは、仏紙ル・モンドなどのイラストレーター、オーレル。
1939年、スペイン内戦によりフランスの強制収容所で難民となった画家ジュゼップ・バルトリ。
人間の尊厳を奪われる状況下、ある憲兵との間に有刺鉄線を超えた友情が芽生える。愛する人との再会を胸に希望を持ち続け…。
ジュゼップは1942年にメキシコに亡命、画家のフリーダ・カーロと出会うところも描かれます。
彼が残した鮮烈な絵画に触発されたオーレルが10年かけて完成させました。
日本のアニメーションとは役割が違う、そう感じるフランスの文化。

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五輪開催中に平和のことを

2021年08月03日 07時27分20秒 | 日記、その他
さらなる感染拡大を覚悟した昨日、島岡美延です。
“少なくなるはずの月曜日”に過去最多だった神奈川県。
久しぶりの人と会えない夏もやむを得ず、でしょうか。
今は「オリンピック休戦」中ですね。
東京五輪2020開幕1週間前(7月16日)から東京パラリンピック2020閉幕1週間後(9月12日)まで。
ベラルーシ選手が亡命を求めるなど、五輪でも紛争の火種はくすぶっています。
8月は、せめてあの戦争を思い出そう、という原点の日々。
川崎市平和館の特別展『平和のために見る・知る 沖縄戦』に出かけました(入場無料、26日まで)。
戦時中の白黒写真をカラー化する「記憶の解凍」プロジェクトでは、2枚の写真を並べて展示。戦争が“今の私たち”に近い存在だと認識します。
縮小版複製の丸木位里・俊夫妻の描いた「沖縄戦の図」、そのパンフレットなども。
戦争を学ぶことでしか、次の戦争を止めることはできない。
武器なき精神論、ありえない展望を描いて、国民を玉砕に向かわせた歴史。
2021年夏、今、起きていることは?

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これってアスリート・ファースト?

2021年08月02日 07時17分27秒 | 姿勢&見た目
今日から神奈川県も緊急事態宣言、島岡美延です。
昨日までと何が変わるのか…、旅行や帰省の中止の呼びかけって、今から?
東京五輪2020は陸上競技が始まり、男女100㍍決勝。
国立競技場がいきなり暗転、ファイナリストをトラック上にプロジェクション・マッピングで紹介、スタートラインが照らし出され…。
100分の1秒の戦いに身を削ってきたアスリートのためになる?
照明が眩しいとか、心理面にも何らかの影響はないかしら。
完全に「ショー」としての演出で、予算膨張五輪の象徴のようでした。
それよりやはり深刻なのは、高温多湿。
午前中から39度と表示される国立競技場。
アスリートは競技前に頭から水をかぶって対策…。
熱中症警戒アラートが出て「屋外での活動はできるだけ避け、涼しい屋内ですごしましょう」という日々、アスリートは例外?
ゴルフ場も暑すぎで、集中力を保つのも大変そうでした。
2019年陸上世界選手権の酷暑では、時間がたっても身体を回復できないアスリートも。
健康と引き換えの競技、辛いです。

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