美しい姿勢で話し方レッスン   shimaoka minobu          

美しい姿勢は、一生の宝物! 「見た目を磨くレッスン」と「コミュニケーション力を磨くレッスン」のヒント集

頑張っている身体の中の細胞たち

2024年12月21日 07時34分34秒 | 姿勢&見た目

今夜の男子フリー、37歳の表彰台はあるのか、島岡美延です。フィギュアスケートは次々若手が出てきて技の進化も激しいけど、11年ぶり出場の織田信成選手の4回転は見事。

アスリートもそうでない人も身体の細胞は約37兆個、公開中の映画『はたらく細胞』を観てきました。アニメのファンとしてはキャラクターの再現度が高いキャスティングが嬉しい! 永野芽郁のちょっとドジな赤血球、佐藤健のカッコいい白血球、山本耕史が率いるキラーT細胞軍団、仲里依紗は孤高のNK細胞、傷口を塞ぐ血小板たちはもちろん小さな園児たち。

アニメとの最大の違いは人間の世界も描かれること。父・阿部サダヲと医学部を目指す高校生の娘・芦田愛菜。特に酒・タバコ・こってりモノ好きな父の身体の中は細胞にとってブラックすぎる職場。まるで昭和の街並みって例のドラマ、ふてほど=『不適切にもほどがある』みたい。恋する高校生の中では細胞たちも踊り出して、今年一番泣いて笑ったかも。私の体内の細胞も、頑張ってくれているはず。

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中国の一人っ子政策の世代は

2024年12月20日 07時55分06秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

今日から全日本フィギュアスケート、島岡美延です。国際試合より緊張すると言われる大会、新しい選手を見つけるのも楽しみ。

昨日は中国からのファンも多いハローキティ展をご紹介しましたが、今日は中国の一人っ子政策(2015年に撤廃)が引き起こしたともいえる現代の問題を掬い取ったような物語。映画『夏が来て、冬が往く(27日公開)』をご紹介します。男尊女卑ゆえ、女性は養子に出されるケースも多かったよう。

幼い頃、生家から養子に出されたジャーニーは、持ち家がないと結婚できないと考えていて、プロポーズの返事を先延ばしにしていた。そんな折、実父が亡くなり、葬儀に参列することに。初めて母と二人の姉と弟に会い、長女は生家で、次女は養子として育ち、弟は他人のような態度。中国の海辺の町を舞台に過ごした3日間、それぞれが考えた人生のこれまでとこれから――。

日大映画学科で学んだ新鋭ポン・ウェイ監督は中国社会のひずみを描き、女性たちが声を上げ始めた問題に寄り添います。

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トーハクで大混雑の展覧会

2024年12月19日 07時17分18秒 | 日記、その他

東京や横浜で初雪観測の朝、島岡美延です。

紅葉のなごりの昨日の上野は屋外で並んでも気持ちいい天気。東京国立博物館、トーハクの特別展は表慶館で開催中『Hello Kitty展 わたしが変わるとキティも変わる』(~2月24日)、外国人観光客からの人気は驚くほど。

今年で50周年のサンリオのキャラクター、ハローキティ。この展覧会では「ごあいさつ」などの文章の前で立ち止まる人は皆無。写真、動画を撮ってどんどんSNSにアップして、と。

小学生時代にサンリオキャラクター(キティ以外も)に触れた身としては懐かしさはもちろん、「アニメなどの物語はなく、キャラクターとして成長」したキティという特殊な存在を改めて実感。もともとキティの顔には目と鼻だけ、「その感情は見た人次第」なので、口があったりウィンクするのはなんか違うと感じる私。

1974年の中国や韓国(昨日は多くの入場者)を思うと、50年の歴史ってすごい。これからも見守りたい稀有なキャラクター。

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「戦争」の定義、あらためて

2024年12月18日 07時23分22秒 | 日記、その他

少数与党でなければこの政治改革3法の成立はなかった2024年の暮れ、島岡美延です。「既得権益」は死守したいけど野党に歩み寄るしかない、となったのは10月の選挙の結果。

こんな本を図書館で借りました。『さすがに日本は、戦争なんてしないですよね!? そもそも戦争ってなんですか?』(東京新聞)、監修は西谷修氏。1ページにquestion、めくったページにanswer、10代の疑問にAIロボが回答、西谷先生から詳しい解説。

産業革命、武器の進化、国家間の戦争、メディアの役割・・・、歴史を振り返ると、戦争のために人類は技術を発達させてきたよう。ついには核兵器を戦争抑止力といって人類滅亡の危機を作り出した――、戦争が続く限り儲け続ける軍事産業。

エピローグには「さすがに日本は・・・」の問いに確実な答えを持っている人はいない、と。大切なのはその答えを知ることではなく、自分の頭で考える――。これが一番難しいと痛感する、SNS時代。

 

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実話から、痛切な青春物語

2024年12月17日 07時02分58秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

夜明け前の空に輝く月もきれい、島岡美延です。

今年はどんな1年でしたか? 辛いことがあったとしても、つまづいたからこそ見えたものがあったはず。映画『ありきたりな言葉じゃなくて(20日公開)』をご紹介します。先週のラジオに渡邉崇監督が登場。テレビ朝日映像社員で『ワイドスクランブル』などを担当しながら監督デビュー。構成作家の栗田智也氏の実体験を基に二人で練り上げた脚本。

32歳の拓也(前原滉)は中華料理店を営む両親と暮らすテレビの構成作家。念願のドラマ脚本家への道を探る中、売れっ子脚本家(内田慈)の後押しを受け、ついにデビュー決定。浮かれた気持ちでキャバクラを訪れた拓也は、りえ(小西桜子)と意気投合。ある晩、泥酔しホテルへ行った後に彼女と連絡が取れなくなり、彼氏だという男(奥野瑛太)から高額の示談金を要求される。テレビ局に知られることを恐れ、要求を受け入れた拓也だったが――。

ヒリヒリする緊迫感、テレビ局の人間模様のリアリティ、目が離せません。

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消費者、お客様、カスタマーの歴史

2024年12月16日 07時34分00秒 | 日記、その他

貸金庫に預けなくてホッとした人も、島岡美延です。鍵を管理する元行員がそれを使って盗み続けて時価十数億円って。自民党からは「公開方法工夫支出」という冗談のような言葉。2024年の漢字「金」はやはり、カネ。

毎日の生活に「金」は欠かせず、モノを買うのは消費者かお客様か。満薗勇著『消費者と日本経済の歴史 高度成長から社会運動、推し活ブームまで』(中公新書)を読みました。就職氷河期世代=1980年生まれの著者による、消費者が社会を変えてきたのか、という問い。

企業社会と近代家族が結びつく戦後日本社会の編成原理は雇用のジェンダー化とケアのジェンダー化。中流意識の定着は企業社会のジェンダー不平等のもとで成り立っていた――。

「おにぎり、弁当は家で作るもの」という常識に逆らって開発されたセブンイレブンのそれら。今や現代人に不可欠? 大きく注目される「103万円の壁」も様々な不平等を当たり前として押し付けてきた社会の構造から生まれてきたことが実感できる本書。

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スマホに夢中だと気づけないこと

2024年12月15日 07時53分06秒 | 姿勢&見た目

大統領の弾劾可決に熱狂する韓国の若者たち、島岡美延です。東京よりずっと寒いソウルで国会前に20万人が集まりライブ会場のよう、日本では想像しにくい光景。

今月の姿勢テーマ『周囲に気を配るゆとりを持とう』を実践していますか? エレベーターでの譲り合い、道に迷っていそうな人に声をかける――。そんな中、昨日は北九州市のマクドナルドで男に刺された女子中学生が亡くなり、男子中学生も搬送されるというショックな事件が。注文の列に並んでいただけでこんな理不尽なことに。

「周囲に気を配る」のは自分の身を守るためにも必要なこと。歩きスマホが危険なのは、周囲が見えなくて事故にあうだけでなく、ひったくりや痴漢などの事件の被害者になる可能性も。

信号待ちや電車の中でのスマホは、何かしていないと時間がもったいないという「タイパ意識」? 不特定多数を狙うような嫌な事件が起きると「周囲の異変に気付かなかった人」が多かったと指摘されることも。時々周りを確認する、そんなゆとりを。

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METライブビューイング、映画館でオペラ

2024年12月14日 08時25分32秒 | 姿勢&見た目

「幸福追求権」が保障されている日本国憲法、島岡美延です。同性カップルが国を訴えていた訴訟で、福岡高裁は「憲法13条の幸福追求権を侵害」などと判断。14条「法の下の平等」だけじゃない!

イルミネーションが輝く銀座、東劇で『METライブビューイング2024-25』の第2作『グラウンデッド 翼を折られたパイロット』というトニー賞に輝くジャニーン・テソーリ作曲のオペラを鑑賞。NYメトロポリタン歌劇場の舞台を幕間の舞台転換や出演者インタビューまでをも見せる、映画館ならではのオペラの楽しみ方。

主演はメゾソプラノのエミリー・タンジェロ。優秀な戦闘機パイロットのジェス、妊娠し、地上勤務のドローン操縦士になった彼女の未来は――。凛々しく力強い歌声でアメリカの今の悲劇を浮き彫りにする圧巻のオペラ。3D映像とLED照明が空と地上を演出。こんなオペラが作られるとは、驚きの感動。

各1週間限定公開のライブビューイング、今後『トスカ』『アイーダ』など、今期も楽しみ。

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やっぱり「くるみ割り人形」の12月

2024年12月13日 07時54分05秒 | バレエ

東京でも1度台まで冷えた朝、島岡美延です。

昨夜の上野も寒かったけど、東京文化会館の中は熱気。東京バレエ団『くるみ割り人形』の初日を観てきました。15日までの5公演、主演ペアがすべて違い、ホワイエではクリスマスマーケット開催中。やはり12月はチャイコフスキーのこの音楽を聴かなきゃ!

マーシャに秋山瑛、くるみ割り王子に宮川新大というバレエ団の顔。マーシャはより可憐に、王子はよりカッコよく、そんな斎藤友佳理氏の演出・振付。アンドレイ・ボイテンコの舞台美術も美しく驚きに満ちたもの。クリスマス・イヴの夜、人形たちの不思議な国に迷い込んだ少女マーシャは、くるみ割り王子に誘われ、雪の国やお菓子の国へ。

1幕の最後は雪の踊り。来春の発表会でこの曲を踊るので、群舞の美しさにうっとり。さらに2幕の各国の踊りでスペインを踊ったのは、私が日頃レッスンを受けている先生。満場の拍手を浴びる先生にいつも注意を受けているありがたさ。さて、リハーサル、がんばらなくては。

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アイヌの暮らしに密着すると

2024年12月12日 07時28分09秒 | 姿勢&見た目

「今年の漢字」が清水寺で揮毫される私の誕生日、島岡美延です。今年は国内外で様々な選挙に驚かされた「選」のイメージ。個人的には昨年が「再」、コロナ明けを少しずつ実感してきて、今年はコロナ前に「戻」った? 年を重ねた分、大変なこともあるけど、歌のレッスンやバレエへの意欲も大きく戻ってきている自分がいます。

私と干支が一緒の北海道の亡き祖母は、鮭を一匹買って、いくらの醤油漬けを作っていた――、それを思い出したのは、鮭を〈秋味〉と呼んでいる本作を見て。映画『アイヌプリ(14日公開)』をご紹介します。『アイヌモシリ』の福永壮志監督、今回はドキュメンタリーで「アイヌ式=アイヌプリ」に迫ります。

北海道白糠町で伝統的な鮭漁の技法や文化、信仰などを大切にするアイヌの人々。もちろん、現代人としての暮らしがありながらの日々。自らのルーツを大事にしながら今を生きる等身大の日常にカメラが密着。「上の世代が差別されてきた」ことを語る場面も。荘厳な北海道の大地の空気もたっぷりと。

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