北のはげおやじの徒然日記

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春を求めてー南九州の旅ー(第三日) 

2015-03-16 22:06:00 | 

 この日は曇天。

 

 高速道路のSAで停まったのは、2カ所、12時30分頃には九州自動車道最後のSAである桜島SAに到着。昼食をいただく。私は黒豚ラーメン、妻は天ぷらそば、次男は黒豚とんかつ御膳をいただくが、どれも当たり外れはありませんでした。パーキングの名称の由来から、食事をとりながら桜島が見えるのかと期待しましたが、立地条件は良くありません。全く期待はずれでした。

 

 時間が予定より早く経過しているので、明日訪問予定の知覧特攻平和会館に立ち寄る事にしました。

 

 九州自動車道から指宿スカイラインに入ったところで、パーキングスペースがあり、桜島が良く見えるロケーションだったので、立寄り、撮影を試みました。


黙々と噴煙を上げる桜島を納める事が出来ました。ニュースで、前の晩、かなり大きな噴火があったと言っていましたが、確かにそれを思わせる噴煙でした。いずれも鹿児島と反対方向の大隅半島側に流れていっているようでした。


桜島

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勢い良く噴煙を上げている

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パーキングから下を見ると柑橘系の植物が実っていました

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 38年程前に城山観光ホテルのレストランで夕食をとりながら、暗がりの中で赤い炎をあげながら噴火している桜島を見た記憶が蘇りました。

 

 知覧までは、平坦なところを通るイメージでしたが、驚きました。山道を通っていく事になるとはリサーチ不足でした。それでも14時には目的地に到着できました。曇っていて風もあり、南九州というのに寒かったですね。ナビに誘導されるまま平和会館の駐車場にたどり着きましたが、帰りに確認すると、われわれが駐車したところは、裏口で正面ではなかったようです。館内は一部を除いて撮影禁止でしたから、三角兵舎と玄関前でとった写真以外にはありません。

 私にとって、今回の旅の目的の一つは、この会館の訪問でしたから、希望が叶いました。滞在時間は90分程度で、じっくり見学したわけではありませんが、とうとう来る事が出来たという感慨はありました。

 

 次男は、感じるところが多々あったようです。また来たいと言っていました。妻も同じような感想を持ったようです。最後の出撃は7月19日だそうです。それから広島と長崎に原爆が投下され、8月15日の終戦を迎える訳ですが、敗戦が動かしがたい現実であったにもかかわらず、殆ど目的達成の可能性がない特攻と言う手段を選んだ当時の上層部の人の命を大切にしない価値観の持ち方に、戦争と言う特殊な状況がさせたのだと納得させても、とても残念な気がしました。特攻に志願された方々は、どちらかと言うと知識階級にある方々であったと思われ、生きておられたならば、戦後わが国の復興に大きな力になって頂ける方々であったと思うと尚更です。どんな状況にあったとしても、まずは人間ひとり一人の命を大切に思うところから、人の行動規範は出発すべきだと思います。決して、全体主義に走ってはいけないのではないかと改めて思って会館を後にしました。


特攻に出撃する前に宿泊していた三角兵舎

敵に見つからない様に半地下式に立てられています

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 特攻平和会館で、いろいろ考えさせられるところがありましたが、今回の旅行の目的は、南九州で春を感じることでしたので、平和会館を後にして、指宿へ向かいました。


 宿泊した宿は、指宿フェニックスホテルです。17時近くにホテルに到着、スタッフに迎えられ、チェックインの後、すぐに行ったのは、砂蒸し風呂でした。3人とも、まずはそれを体験したいという事になりました。このホテルは館内に砂蒸し風呂の設備があり、早速体験しました。一度は体験してみる価値はあるというのが感想です。連泊しましたが、2回利用しようと言う気にはなりませんでした。

 

指宿名物砂蒸し風呂の私と次男

妻は私の左となり

男女別の内湯と露天風呂を通って、浴衣を着て砂蒸し風呂に行く。砂蒸し風呂は混浴IMG_0352.jpg

 

 食事は、ホテルロビー階のレストランでとりました。写真の通り、ここの料理もとても美味しく満足できるものでした。黒川温泉から見ると一人当たり3,000円程安い料金で、設備も整い、部屋も広く、しかも美味しい料理の2食付きで、とてもリーズナブルな印象です。ビールと芋焼酎を飲みながら、楽しく会食しました。妻と次男は食後、また温泉に行きましたが、私はアルコールの所為か、バタンキュウです。ぐっすり眠る事が出来ました。


オフシーズンではあったと思いますが、1泊2食付き一人10、000円は安い。

写真のほかにも、煮物や揚げ物、食事、ワンもの、デザートなどがついて来ました

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第4日に続く